Red Hat、JBoss Enterprise Application PlatformをMicrosoft Azure上で提供し、従来型Javaアプリケーションのクラウド移行を簡易化

クラウド環境へのJavaアプリケーションの移行を可能に

東京 -

[ノースカロライナ州ローリー– 2021年5月25日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

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JBoss EAPをAzure上で提供することで、お客様は製品開発を迅速化し競争力を維持できるだけでなく、今日のビジネスニーズを満たしつつ将来の変化にも適応できるセキュリティ重視のクラウド環境を構築、導入、管理する上でより多くの選択肢を手にすることができます。

Red Hat プロダクトマネージメント シニアディレクター リッチ・シャープルス

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(以下Red Hat)は本日、Red Hat JBoss Enterprise Application Platform(JBoss EAP)on Microsoft Azureを発表しました。これにより、組織は既存のJakarta EE(旧Java EE)アプリケーションのモダナイズとAzure上での新たなJakarta EEアプリケーションの構築に際して、クラウドベースのアーキテクチャの利点を活用することができます。本日、JBoss EAPは完全構成済みでいつでも実行できるAzure上のネイティブサービスとして提供され、Microsoftが管理するAzure App Serviceで完全サポート付きランタイムとしても間もなく提供されます。

Javaは依然として極めて人気の高いプログラミング言語であり、世界中でおよそ800万人の開発者が使用しており、クラウド対応のアプリケーション開発を迅速化するJakarta EEの利用も着実に拡大しています。トップクラスのオープンソースJakarta EE対応アプリケーション・サーバーであるJBoss EAPは、生産性向上のための高性能な管理および自動化機能と、最新のクラウドネイティブ・アプリケーションを構築しデプロイするための軽量なアーキテクチャをJava開発者に提供します。

JBoss EAPをAzure上で提供することにより、Red Hatはクラウドへの移行を容易にするとともに、将来に備える上でより幅広い選択肢と柔軟性を組織に提供します。お客様は、オンプレミスで動作するJBoss EAPアプリケーションや別のアプリケーション・サーバー上で動作する他のJakarta EEアプリケーションなど、既存のアプリケーションをAzure上にデプロイでき、ビジネスクリティカルなJavaベースのアプリケーションをクラウド上でどのように管理するかを選択することができます。

JBoss EAP on Microsoft Azureを導入すれば、お客様は以下を実現できます。

  • 最新のJakarta EEアプリを開発:JBoss EAPとAzureの幅広い補完的なサービスを併せて使用することにより、お客様は柔軟性とスケーラビリティに優れた、よりセキュアなクラウドネイティブ・アプリケーションを生み出すことが可能です。これらをJBoss EAP上で構築し、Red Hat Runtimesを通じてサポートを利用することができます。

  • ニーズに最適な環境でJBoss EAPを運用:ホステッド型と自主管理型の両方で利用可能であり、お客様はAzure Marketplaceを通じてJBoss EAP on Azureの仮想マシン(VM)でアプリケーションを実行できるほか、Azure App Serviceを通じて柔軟なオンデマンドの価格設定の下、ホステッド型のJBoss EAPを採用することもできます(パブリックプレビュー)。コンテナベースのソリューションをお求めのお客様向けに、JBoss EAPはAzure Red Hat OpenShift上でもサポートされます。

  • コスト節約の機会:Javaアプリケーションをクラウド上に移行すると、ITインフラストラクチャ、オペレーティング・システム、ストレージを含むオンプレミス・データセンターの管理に伴うコストを削減する上で有効です。これを実現すれば、多額の初期資本支出をより予測可能な営業経費に転換することができます。

  • より大きな信頼感:JBoss EAP on Azureは、オープンソースに関するRed Hatの専門技術とMicrosoftのパブリッククラウドの強みを兼ね備え、両社によって共同でサポートされます。

サポートコメント

Red Hat プロダクトマネージメント シニアディレクター リッチ・シャープルス
「Red HatとMicrosoftは長年にわたる戦略的パートナーです。Red Hat JBoss Enterprise Application Platformは、引き続きエンタープライズJavaに対するRed Hatのコミットメントの根幹であり、Red HatはオープンソースとJavaの両方において信頼できるリーダーとなっています。JBoss EAP on Azureを提供することにより、当社は自らの専門分野における最良の要素を組み合わせ、お客様がアプリケーションをクラウド上でどのように管理するかを最適に選択することを可能にします。」

Microsoft プリンシパルグループマネージャー Martijn Verburg氏
「エンタープライズソフトウェア分野で屈指の2大企業として、当社がRed Hatとこのような強固な関係を結ぶことは当然です。JBoss EAPをAzure上で提供することで、お客様は製品開発を迅速化し競争力を維持できるだけでなく、今日のビジネスニーズを満たしつつ将来の変化にも適応できるセキュリティ重視のクラウド環境を構築、導入、管理する上でより多くの選択肢を手にすることができます。」

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