Red Hat JBoss Middlewareポートフォリオにビッグデータ統合を追加

JBoss Data VirtualizationとJBoss Data Gridテクノロジーのアップデートで、 データストアに対するアクセスの高速化と統合化を実現

東京 -

[ノースカロライナ州ラーレー2015年3月31日(現地時間)発表]米国報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダとして世界をリードするRed Hat, Inc.(本社:米国ノースカロライナ州ローリー、社長兼CEO:ジム・ホワイトハースト、NYSE:RHT、以下「Red Hat」)は本日、ビッグデータソリューションをさらに活用し、より適切な意思決定をより迅速に行うために役立つよう設計された、新しい製品の機能拡張を発表しました。Red Hat JBoss Data Virtualization 6.1とRed Hat JBoss Data Grid 6.4は、より迅速で正確なアプリケーションデータフィードのためのビッグデータ環境の統合に関する課題に対応します。

Red Hatは、組織が大量のデータをビジネスに結びつけるために役立つテクノロジーの強力なポートフォリオを提供しています。これらのテクノロジーは、ビジネスレベルの分析のためにデータの管理、アクセス、および一貫性を向上させるとともに、アプリケーションレベルでの柔軟性と性能を提供するように設計されています。

ビッグデータ統合は、現代のエンタープライズ各社が共通して直面している課題です。今日、データは組織全体を通して増え続けるアプリケーションとリソースに渡って拡散しています。同時に、モバイルなどの新しいテクノロジーが従来のエンタープライズアプリケーションやビジネスインテリジェンスツールの中に加わるにつれて、 統合化されたデータのビューに対する需要が高まっています。

JBoss Data Virtualizationは、複数のデータソースを統一し、適切なデータを適切な形式とタイミングでアプリケーションおよびユーザーに提供するように設計された、データ統合およびサービスソリューションです。JBoss Data Virtualization 6.1では、Hadoopなどの一般的なデータソースをリレーショナルやその他のデータタイプと統合する機能を基盤に、データソースとしてのJBoss Data Gridのサポートを拡張し、読み取りに加えて書き込みを実行する機能を備えるとともに、従来利用可能だったリモートキャッシュ機能に加えてエンベデッドキャッシュも提供します。また、このアップデートでは統合化/サポート対象のデータサービスの範囲も拡張され、Cloudera Impala、Apache Solr、およびMariaDBが含まれた他、開発とデプロイメントに関する生産性向上機能にも各種の機能拡張が導入されています。

Red Hatの高性能インメモリデータストアである JBoss Data Gridが、JBoss Data Virtualization 6.1リリースでの読み書き双方向 の統合によって完全サポートされました。今回の機能拡張によって、統合サービスがJBoss Data Gridの ライブラリモードを利用できるようになり、エンベデッドキャッシュまたはリモートキャッシュとしての使用が可能になるため、リアルタイムデータとの距離が縮まり、高性能、リアルタイムデータ統合が実現します。

この統合によって、リアルタイム・ネクスト・ベスト・アクションのための動的ソリューションの構築が可能になります。その使用例としては、通信プロバイダ用の位置情報に基づくサービス、電子商取引アプリケーション用のリアルタイム・マーケティング、緊急対応/セキュリティサービス用のソーシャルメディア分析、ユーティリティプロバイダ用のより応答性の高いモニタリングなどが含まれます。

JBoss Data Grid 6.4にはRed Hat JBoss Fuseとの統合も含まれており、分散型で弾力的な拡張性をユーザーに提供し、これらのサービスを従来の低速なデータベースに強制的に合わせることによる業務上のリスクを軽減します。さらにこのアップデートでは、クラスタエントリに対する変化の検出、レプリケートされたデータセンターがオンラインに復旧したあとの自動的な自己修復、およびネットワークの分割中に一貫性を維持する新しい機能も導入されます。

JBoss developer コミュニティのメンバーは、JBoss Data VirtualizationおよびJBoss Data Gridがダウンロードできます。現在ご利用中のお客様は、Red Hat Customer Portalで最新のアップデートを入手できます。

 

サポートコメント
Forrester 主幹アナリスト Noel Yuhanna氏
ビッグデータ統合は、企業がビッグデータプラットフォーム上で大量のデータを迅速に処理して多数の使用法をサポートするために役立ちます。様々なビッグデータプラットフォームに渡ってデータフローと処理のオーケストレーションを行う機能を提供し、単一バージョンの、真のコンシューマパーソナライゼーションとデータアグリゲーションをサポートします。1


Red Hat ミドルウェア部門ゼネラルマネージャ Mike Piech
ビッグデータ統合は、今日エンタープライズが直面している複雑で困難な課題です。IT部門は、常に変化するデータ環境の問題だけでなく、処理能力を超えるスループットの要求によって既存のシステムに強いプレッシャーを与えているモバイルやIoTなどの問題にも取り組まねばなりません。JBoss Data VirtualizationやJBoss Data Gridなどのツールを通して、Red Hatはエンタープライズによるデータの統合と推進を支援し、より応答性と対応力に優れたアプリケーションを実現します。

1. Market Overview: Big Data Integration, Forrester Research, Inc., Dec. 5, 2014

 

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その他のリソース

 

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