Fedora プロジェクトは本日、フリーでオープンソースのオペレーティングシステムの最新版である Fedora Linux 43 が一般公開されたことを発表しました。ここでは、Fedora 43 の新しくアップデートされた機能についてご紹介します。前のリリースからアップグレードする場合は、システムが最新の状態になっていることをご確認ください。
RPM 6.0
Fedora 43 には RPM 6.0 が含まれ、セキュリティ重視が強化されています。RPM 6.0 では以下のサポートが可能になります。
- フィンガープリントまたは完全なキー ID による OpenPGP キーの参照
- rpmkeys --import
および対応する API でアップデートされた OpenPGP キー - パッケージごとの複数の署名
- パッケージビルド時の自動サインイン (主にローカルでの使用)
- OpenPGP v6 キーと署名 (PQC を含む)
- GnuPG の代替として Sequoia-sq を使用した署名
Anaconda
Fedora 43 では、以下のようにアップデートされた Anaconda が含まれています。
- RPM パッケージインストール用の DNF 5
- Fedora Spins に使用される Anaconda WebUI のデフォルト使用
- x86 アーキテクチャ用のすべての UEFI ベースの Fedora インストールで、GPT パーティションテーブルの使用を強制
- DNF モジュール方式のサポートの削除
Fedora Workstation
Fedora Workstation 43 は GNOME 49 を搭載し、Wayland 専用となります。GNOME アップストリームでは X11 セッションのサポートが非推奨となっており、GNOME 50 リリースでは X11 サポートが削除される予定です。
Fedora CoreOS
Fedora CoreOS は、カスタムの CoreOS Assembler ツールを使用するのではなく、Fedora bootc イメージの Containerfile を使用してビルドできるようになりました。 この変更により、podman をインストール済みのすべてのユーザーが FCOS をビルドできるようになります。つまり、ユーザーとパイプラインの両方にとって、ビルドが容易になるということです。Fedora CoreOS のアップデートは、OStree リポジトリではなく、Fedora quay.io リポジトリの OCI イメージを使用するようになりました。
Kinoite
Fedora 43 では、Plasma Discover での無人アップデートが可能です。これが新規および既存のインストールでのデフォルトのバックグラウンド・アップデートとなります。このプロセスでは、rpm-ostree のステージングされたアップデートサポートを使用して、バックグラウンドでシステムの新バージョンをダウンロードして準備し、それを再起動時に使用します。アップデートが適用されると、ユーザーにはシステムを再起動するよう通知されます。
Fedora Linux 43 は現在ダウンロード可能です。すでに Fedora Linux をお使いの場合は、簡単な手順に従ってアップグレードできます。Fedora Linux 43 の新機能の詳細についてはリリースノートをご覧ください。困ったことがあったら Ask Fedora ユーザーサポートフォーラムにアクセスしてみてください。一般的な問題のカテゴリも用意されています。
執筆者紹介
Jef Spaleta was an early contributor to fedora.us repo and Fedora Project. He was elected to the Fedora Board as an at-large community representative before life took him to Alaska ( and Antarctica!) to study the Aurora for several years. During those early years of Fedora, he was involved in much of the public discussions around the project’s shape and he was an ever-present voice in Fedora’s IRC channel, helping users and getting them started with constructively contributing. He also did a modest amount of Fedora packaging maintenance work. Now at Red Hat, Jef continues this work as Fedora Project Leader.
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