Fedora プロジェクトは、Fedora オペレーティングシステムの最新バージョンである Fedora Linux 37 の一般提供が開始されたことをお知らせします。Fedora Linux 37 では、Fedora のコントリビューターで構成されるグローバル・コミュニティの専門知識と努力をもとに構築されており、新しいエディションや、デスクトップの機能強化、システム管理環境の向上など、多数の新しい機能と性能が導入されています。
まず、Fedora Linux 37 には 2 つの 新しいエディション (Fedora CoreOS と Fedora Cloud) が追加されました。Fedora CoreOS は、Fedora Atomic Host の後継であり、コンテナベースのワークロードをホストするための自動更新メカニズムを提供します。このエディションには、アトミックな更新と簡単なロールバックが含まれているため、コンテナ中心のインフラストラクチャを簡単に管理して保守できます。
Fedora Cloud は、Cloud Working Group において Fedora のクラウドイメージに関する活動が増加してきたため、独自のエディションとしてリリースされることになりました。Fedora Cloud エディションは、パブリッククラウドまたはプライベートクラウドをデプロイするための基盤を提供します。AMI は、今週 AWS Marketplace で提供が開始される予定で、他のクラウドプロバイダーのイメージについても すでに提供されているか、今後提供される予定 です。
Fedora Workstation を使用したユーザーエクスペリエンスの調整
Fedora Workstation は、最新の GNOME リリースを提供することで知られており、Fedora 37 Workstation も例外ではありません。GNOME 43 を使用すると、システムハードウェアとファームウェアのセキュリティ詳細を簡単に理解できます。また、さらに多くのコア GNOME アプリが最新の GTK ツールキットバージョンに移植され、パフォーマンスと外観が改善されました。
Fedora 37 Workstation には、より軽量なフットプリントのオプションもあり、使用されていない言語関連の不要な Firefox サブパッケージと gettext ランタイムパッケージを削除する機能が搭載されています。Fedora の Spins および Labs にも、計算論的神経科学向けにカスタマイズされたツールが含まれる Fedora Comp Neuro や、軽量デスクトップ環境の Fedora LXQt など、新たな更新が複数追加されています。
強化されたシステム管理機能
Fedora Server は、システム管理者のさまざまなニーズに対応するために設計されており、Fedora 37 Server では、進化を続けるシステム管理者の役割に対応する新規ツールや機能が追加されています。このエディションでは、仮想マシンで Fedora 37 Server を簡単に実行できるように、KVM ディスクイメージを生成できるようになりました。暗号化機能の進化にも、TEST-FEDORA39 ポリシーで対応しています。このポリシーは、今後の Fedora リリースの変更をプレビューする機能を提供し、SHA-1 アルゴリズムの非推奨化など、暗号化の動向による影響を抑えることができます。
今後の対応
新しいリリースをぜひお試しください。ダウンロード して実際に使用するか、リリースノートで詳細を確認できます。Fedora Linux をすでにご利用の場合は、既存のバージョンから 簡単にアップグレード できます。また、フィードバックの提供にもご協力ください。問題が発生した場合は、ご連絡ください。
執筆者紹介
Matthew Miller is a Distinguished Engineer and the current Fedora Project Leader.
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