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Red Hat ブログ



 昨年来、インメモリデータグリッド技術が大きな注目を集めています。データグリッドは、データやクラウドに対する投資を最新化し、最大限に活用する上で魅力的なテクノロジです。アプリケーションのパフォーマンスを向上させ、導入の柔軟性を高めるとともに、新しいアプリケーションの立ち上げに伴うオーバーヘッドを最小限に抑えることができるからです。昨年、Red Hat JBoss Data Gridを公表して以来、Red Hatもこの新たな潮流に加わっています。本日は、Red Hatのインテリジェントな分散型キャッシングソリューション、Red Hat JBoss Data Grid 6.1の最新バージョンを紹介し、追加された新機能のいくつかについて説明したいと思います。

  Red Hat JBoss Data Gridは、いわばエンタープライズアプリケーションのスーパーチャージャです。基本的に、このミドルウェアはアプリケーションデータについては従来の方式を採用し、必要に応じて企業全体のアプリケーションのデータアクセス速度を引き上げ、アクセス範囲を拡大することによって従来の方式を刷新します。こうした特質は、構造化または非構造化データに基づいて業務上および競争上の優位を追求している組織にとって、ますます重要になっています。

  たとえば、レプリケートされたキャッシュに一時的なデータセットを個別に格納することで多数のアプリケーションから極めて高速に読取りアクセスできるようにするRed Hatのデータグリッドテクノロジを株式市場で使用すれば、毎日の取引量を増やすことができます。同様に、小売店や銀行では、Red Hat JBoss Data Gridを使用して複数のデータセンターにわたり地理的に効率のよい方法でデータ管理や処理を行うとともに、データセンター間レプリケーションに基づいて新たな地域で処理をスケールアップすることにより、国際的な事業拡大をサポートできます。従来のデータベースとキャッシングテクノロジで同レベルのパフォーマンスやスケーラビリティを実現するのは、極めて高コストで技術的にも困難です。

  Red Hat JBoss Data Gridは、分散化、伸縮性、データの並列処理、データセンター間レプリケーション、連携先のアプリケーションと独立してデータグリッドを管理する機能など、従来のキャッシングとデータベースが標準的に備えていない機能を提供します。これらの機能は、次のように一連の新しい特長によって強化されています。  

  • データセンター間レプリケーションでは、複数のクラスタや拠点の間でレプリケーションを実行できるため、遠隔地のユーザーやアプリケーションに対するパフォーマンスが向上し、SLAの改善やアップタイムの延長も実現します。
  • 非ブロッキング状態転送(NBST)は、状態転送実行中に中断なく参加/離脱できる新しいプロトコルによって伸縮性を一層高め、転送中の可用性を向上させます。
  • map/reduceの改良によって、実行時間の長い計算アプリケーションのサポートが強化され、使いやすさが増すとともに、デファクトスタンダードのプログラミングAPIを通じたコンピュートグリッドの利用が可能となっています。
  • Hot Rodキャッシュのローリングアップグレードによって、Red Hat JBoss Data Gridをあるバージョンから次のバージョンに移行する際のダウンタイムが短縮され、ユーザーに対するサービスが向上し、操作が簡素化され、管理コストも削減されます。
  • コンテキスト依存性注入(CDI)のサポートによって、共有コンポーネントのライフサイクルと相互作用を明確に定義されたコンテキストに関連付けたうえ、それらのコンポーネントを導入時に既知のインターフェイスに注入できるため、開発者の生産性が向上します。

 

 Red Hatは、オープンソースによるエンタープライズ機能の実現という、独特な価値ある選択肢をお客様に提供しています。データグリッドのようなRed Hatのミドルウェアポートフォリオの製品は、企業が最新式のアプリケーションを最新インフラストラクチャ用に開発し、統合する際に大きな威力を発揮します。クローズドなプロプライエタリスタックとは異なり、Red Hat JBoss Data Gridは他のアプリケーション、プラットフォームやデータベースと両立できるオープンなソリューションであり、クラウド、自社管理、ハイブリッドを問わず、あらゆる環境で各種テクノロジと連携する柔軟性を備えています。データベーステクノロジに対するこれまでの投資を有効活用できるため、Red Hat JBoss Data Gridのユーザーは、リレーショナルデータベースのライセンスとコストを追加しなくてもアプリケーションをスケールアップできます。

  こうした柔軟性とオープン性は、オープンなハイブリッドクラウドを実現するRed Hatの構想の中で鍵となる要素です。今日、多くの企業では、社内とクラウドの両方にインフラストラクチャが存在します。そのため、融通が利かず極めて高コストなことから有効性を発揮しにくいクローズドソースのプロプライエタリソリューションでは、導入や統合に困難が伴います。それに対して、オープンソースのデータグリッドは、クラウド、社内、ハイブリッドクラウドのいずれの環境でも各種テクノロジと連携し、どこに設置されているかにかかわらず、永続的なストアからデータ抽象化層をアプリケーションに提供できるように設計されています。

  Red Hat JBoss Data Gridは、評価の高いInfinispanプロジェクトをベースにしており、Java、Spring、.NET、C#など、多数のアプリケーション、言語、およびフレームワークと連携して動作します。Red Hat JBoss Data Grid 6.1は、サブスクリプションを通じて世界中でご利用いただけます。詳細については、http://www.redhat.com/products/jbossenterprisemiddleware/data-gridをご覧ください。
(2013年4月8日、米国サイトにて公開)

 

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