オープンソースソフトウェアは今や技術革新の最も先進的な推進力の一つになりました。さらに、オープンソースコミュニティは、ソフトウェア開発の変化が激しい企業の中では、どのように開発が実行されるべきかを示す模範的な存在としての役割を果たす事が多くなっています。

オープンソースの技術が「シャドウIT」を動かす一部のコンピュータだけで実行されていた時代から、近代的なデータセンターやパブリッククラウドを推進するにいたるまで、Red Hatが、継続的にこれらのコミュニティに参画し貢献してきたことを誇りに思っています。そして、コミュニティへの参画を動力源としたイノベーションの推進がRed HatのDNAとなっています。

この移行は企業と地域全体にわたって起きているため、多くの企業がRed Hatに戦略的パートナーとして、データセンターの基本要素としてのオープンソース技術の採用に関する支援を求めています。Red Hatは、コスト削減や技術革新だけを求めるのではなく、より多くの企業がオープンソースコミュニティに参画し、コミュニティの原理を採用してほしいと願っています。それにより、俊敏性が増し、ビジネスニーズの変化への対応力が強化され、企業内協業の拡大につながると考えています。

Red Hatは世界的にコンサルティングサービスをお客様へ提供することでオープンソースの実践と文化の採用を支援してきました。Red Hatのオープンイノベーションラボでは、8~12週間の研修期間で経営課題を解決するための人員、手順、オープンテクノロジーの一体化を支援します。

Red Hatのオープンイノベーションラボは、数か月前に世界的な導入を果たしました。本日、2017年春先にロンドンでの最初のヨーロッパ専用スペースの開設を発表できることを誇りに思っています。

しかし、英国とEMEAに拠点のあるRed Hatのお客様にとって、これは実際のところ何を意味しているのでしょうか?

お客様はRed Hatのオープンイノベーションラボが新規事業のインキュベーターとして計画されたものである事にお気づきだと思います。お客様のチームは、Red Hatのオープンソーステクノロジーの蓄積とDevOpsの方法論を活用し、Red Hatの専門家と協力し合って作業するために研修者としてラボに参加することができます。

組織や文化的な変革はお客様の日常的な環境においては難しいと思われますが、ラボでの活動によって、あるいはお客様の全潜在能力を利用することの妨げとなっている組織内のプロセスや惰性から解放されることによって、別の方向に向かうことが可能になると考えています。Red Hatと共に作業する事で、クリエイティブな新しいデジタル機器あるいは既存のプロジェクトの再活性化により、モノシリックなアプリケーションを近代的なマイクロサービスアーキテクチャへ移行するように、お客様の事業構想をより加速することができるようになります。

ロンドンの専用ラボとアムステルダムからチューリッヒまでのポップアップラボを運営することで、お客様へサービスを提供してまりいます。

オープンイノベーションラボは、新しい働き方に刺激を与え、企業のITチームがオープンソースのモデルから新しい働き方を見出し、研修期間終了後にはそれぞれの組織にこの変化を持ち帰るように支援します。新しい技術と専門家の助けを正しく組み合わせることで、お客様は新しくてより迅速な方法でビジネスを始動し、コミュニティスタイルの考え方を組織に応用することで、より良い改革を可能とします。


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