EX480
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - MultiCluster Management -
概要
試験の説明
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - MultiCluster Management - (EX480) はマルチクラスタ環境で Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes と Red Hat Advance Cluster Security for Kubernetes を計画、デプロイ、管理する知識、スキル、能力をテストします。
この試験に合格すると、Red Hat 認定アーキテクト (RHCA®) を取得する際の前提条件にもなる Red Hat 認定スペシャリスト - MultiCluster Management - を取得できます。
この試験に設定された内容は、利用できる最新の Red Hat 製品バージョンに基づいています。[詳細はこちら] をクリックして、購入できる試験の利用可能なすべてのバージョンをご確認ください。
この試験に関連するスキルと知識は、OpenShift のセルフマネージド版と、Red Hat OpenShift on AWS (ROSA) や Azure Red Hat OpenShift などのマネージドサービス版の両方に適用できます。
試験の対象者
- マルチクラスタ環境での本番稼働レベルの OpenShift クラスタの計画、設計、実装に注力し、同時にこれらのクラスタが会社の基準に沿うようにする必要があるサイト信頼性エンジニア (SRE)、クラスタエンジニア、システム管理者、クラウド管理者、またはクラウドエンジニア。
- マルチクラスタ環境で作業し、クラスタの安全性を確保する必要があるサイト信頼性エンジニア (SRE)、クラスタエンジニア、システム管理者、クラウド管理者、またはクラウドエンジニア。
受験の前提条件
試験の内容
試験の学習ポイント
- Red Hat Advanced Cluster Management (RHACM) for Kubernetes の管理とデプロイ
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- RHACM コンポーネントの仕組みを理解する
- Red Hat OpenShift Container Platform Operator ライフサイクル管理を使用して RHACM をデプロイする
- マネージドクラスタに RHACM エージェントをインストールする
- Web ターミナルまたはコマンドライン・インタフェースから RHACM を使用する
- 複数の OpenShift Container Platform クラスタの操作
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- クラスタをインポートする
- 既存のクラスタを削除する
- マルチクラスタ管理のアクセス制御の設定
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- ロール、クラスタセット、クラスタセレクター、配置ルールなど、フリートクラスタのアクセス制御に関連するオブジェクトを設定できる
- マルチクラスタ管理ダッシュボードの検索エンジンの使用方法を理解する
- ロールベースのアクセス制御 (RBAC) を作成および管理する
- グループとユーザーのポリシーを操作する
- クラスタセットを操作する
- 複数クラスタのポリシーのデプロイと管理
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- ガバナンスアーキテクチャと関連コンポーネントを理解する
- RHACM ポリシーと関連コンポーネントを操作する
- Compliance Operator を複数のクラスタ向けに構成および使用する
- Compliance Operator ポリシーのクラスタリソース定義の仕組みを理解し、それらを操作できるようにする
- RHACM 可観測性サービスの管理
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- RHACM 可観測性アーキテクチャを理解する
- 可観測性サービスを有効にする
- 可観測性サービスを管理する
- 可観測性サービスをカスタマイズする
- マルチクラスタ・アプリケーション・リソースの管理
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- CLI から Git を操作できる
- GitOps をサポートするよう Git リポジトリを編成する
- Git リポジトリを使用してアプリケーションを操作する
- アプリケーション・コンソールを使用してアプリケーションの操作を管理する
- Kustomize を使用したリソース管理
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- テンプレートの管理方法を理解する
- Kustomize を使用してアプリケーションを管理する
- Red Hat Quay をデプロイおよび設定する
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- Red Hat Quay のアーキテクチャとコンポーネントを理解する
- Quay Operator と関連オブジェクトを設定する
- Red Hat Quay のテナントモデルを理解する
- Podman と Skopeo を使用してリポジトリ内のイメージを操作する
- Red Hat Advanced Cluster Security (RHACS) のインストールと設定
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- Kubernetes マルチクラスタ環境のセキュリティに関する考慮事項を理解する
- RHACS アーキテクチャを理解する
- Advanced Cluster Security を管理する
- Advanced Cluster Security の設定をカスタマイズする
- RHACM と OpenShift パイプラインおよび GitOps の統合
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- RHACM アプリケーションポリシーを理解する
- パイプライン Operator を理解する
- ハブクラスタに OpenShift GitOps をデプロイする
- CI/CD パイプラインを RHACM と統合する
- RHACS へのマネージドクラスタのインポート
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- 保護されたクラスタを RHACS にインポートする
- Web コンソールまたは CLI で RHACS を操作する
- Helm を使用してアプリケーションをデプロイする
- podman でイメージを操作する方法を理解する
- 外部レジストリの設定方法を知る
- RHACS を使用したマルチクラスタ脆弱性管理の実行
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- RHACS Web コンソールを使用して脆弱性をスキャンおよび検出する
- RHACS ポリシーを作成して脆弱なイメージのデプロイを防ぐ
- RHACS を使用したマルチクラスタ構成の管理
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- デプロイに影響する構成管理の問題を特定する
- 構成の問題が解決されていることを確認する
Red Hat のすべての実技試験と同様に、再起動後も自動で設定が維持されるようにする必要があります。
知っておくべきこと
準備
Red Hat では、この試験の準備として、Multicluster Management with Red Hat OpenShift Platform Plus (DO480) の受講を検討することをお勧めします。コースを受講することは必須ではなく、試験のみを受けることもできます。
Red Hat のトレーニングコースに参加することは、試験対策として重要ですが、試験の合格を保証するものではありません。それまでの経験、訓練、適性なども試験に合格するための重要な要素となります。
Red Hat 製品のシステム管理に関するさまざまな書籍や情報が提供されています。Red Hat では、そのような資料のいずれも試験対策ガイドとして公認していません。とはいえ、そのような追加情報は理解を深めるのに役立つことがあります。
試験の形式
この試験は 1 つのセクションで構成され、所要時間は 3 時間です。試験は、マルチクラスタ環境に RHACM と RHACS を実装する能力を評価する実技試験です。受験者は大規模なマルチクラスタ OpenShift Container Platform 環境で想定されるタスクに類似した多数のルーチンタスクを遂行し、それらのタスクが特定の客観的基準を満たしているかどうかが評価されます。
試験結果と通知方法
試験の正式な結果は、Red Hat Certification Central から送付されます。試験官やトレーニングパートナーが受験生に直接結果を報告することは認められていません。通常、試験結果は米国の 3 営業日以内に送付されます。
試験結果には合計得点のみ記載され、個々の項目ごとの成績は通知されません。また、それに関するお問い合わせには回答しかねますので、あらかじめご了承ください。
初回の受験で不合格になった場合は、無料で 1 回再受験できます。詳細については、トレーニングポリシーのページ
をご覧ください。