お客様導入事例
Vodafone Idea Limited、自動化によって IT インフラストラクチャを改善
概要
Vodafone Idea Limited は、効率性の向上、リソースの節約、コンプライアンス基準への適合を実現するため、Red Hat を使用して自動化ソリューションを開発することにしました。統合プラットフォームに自動化ツールを集約して組み込むことにより、前年比でコストを 30% 削減し、1,000 時間以上の労働時間を節約し、自動化のユースケースを数時間ではなく数分で解決できるようになりました。
Vodafone Idea は、Red Hat Ansible Automation Platform の導入により、IT インフラストラクチャと運用をエンドツーエンドで自動化しました。Ansible Automation Platform を導入したことで、コスト削減と運用効率の向上が実現し、同時にユーザーの生産性が向上して、市場投入時間も短縮されました。
課題
IT インフラストラクチャと効率を最適化する
インドの大手通信事業者である Vodafone Idea Limited は、約 2 億 7000 万人のモバイルユーザー (2020 年 12 月現在) に接続機能を提供しており、IT インフラストラクチャを最適化する必要がありました。チームの日常業務は手作業で行われていたため、運用効率は低く、複数のエラーが生じていました。自動化ツール同士が接続されていないことで、セキュリティおよびコンプライアンスのリスク、非効率的なリソース使用、サービスレベル契約 (SLA) の頻繁な違反による罰金が発生していました。
ソリューション
自動化によって管理プラットフォームを標準化する
Vodafone Idea Limited は、標準化と自動化により、場所やオペレーティングシステムに関係なく、ビジネスユニットに IT の可視性と制御を提供するサービス管理プラットフォームを向上しました。オープンソースの品質と適用のしやすさから Red Hat Ansible Automation Platform を選択し、統合プラットフォーム、ダッシュボード、監査、およびレポートシステムに自動化ツールを集約して組み込みました。このソリューションは現在、世界中のアカウントでレプリケートされています。
業務上の成果
コストを節約し、より短時間でより多くのことを実現する
標準化された管理ソリューションの実装後、Vodafone Idea Limited のチームは、それまで数時間かかっていた自動化ユースケースを数分で解決できるようになりました。アラートの約 75% が自動的に自己修復および解決されるようになり、IaaS (Infrastructure-as-a-Service) および PaaS (Platform-as-a-Service) の自動プロビジョニングが 99% 高速になりました。標準化によって、前年比 30% のコスト削減、自動化によるセキュリティおよびコンプライアンスのリスクの軽減、SLA への取り組みの短縮、1,000 時間以上の従業員の労働時間の節約が実現しました。
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