Red Hat Service Interconnect

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Red Hat Service Interconnect とは

Red Hat® Service Interconnect は、環境やプラットフォームに関係なく、アプリケーションやサービスが相互に通信できるようにします。 

VPN を複雑なファイアウォールルールと組み合わせた従来の相互接続手段とは異なり、昇格された特権がなくても開発チームの誰もが相互接続を作成でき、組織のインフラストラクチャやデータを侵害せずに保護されたリンクを通じて提供できます。

製品の詳細

動的ルーティング

アプリケーションを別の環境に移動させる必要が生じた場合も、接続性はそのまま維持され、特定のプロバイダーのネットワークにロックインされることを防げます。

コマンドライン・インタフェース

相互接続は、シンプルなコマンドライン・インタフェースを使用して数分で作成できます。これにより、長大なネットワーキング計画や設定が不要になります。

トランスポート層セキュリティ

アプリケーション間のすべての相互接続は双方向でトランスポート層セキュリティ (TLS) を使用して暗号化を行い、インフラストラクチャとデータを保護するのに役立ちます。

メリット

可搬性

アプリケーションとそれに関連するネットワークはさまざまな環境間での完全な可搬性を備えており、そのための追加の設定は一切必要ありません。そのため、複雑な移行作業が容易になり、運用効率を始めとするメリットが得られます。

シンプル

開発者は、必要なときにアプリケーションやサービスのセルフサービスの相互接続にアクセスでき、しかも、インフラストラクチャ運用者はインフラストラクチャをセキュアに保つために必要な整合性と制御を維持できます。

保護

Red Hat Service Interconnect はアプリケーションレベルで接続性を提供するので、通信のためにネットワーク同士を全体的に開放するのではなく、必要なところだけを開放するピンホールのような接続を作成できます。

ハイブリッド

あらゆる Kubernetes クラスタ、あらゆる仮想マシン、あらゆるベアメタルホストを、Red Hat の製品および Red Hat 以外の製品を使用して相互接続できます。また、クラウドで実行されているクラウドネイティブなアプリケーションからは、レガシー・アプリケーションもクラウドネイティブ・アプリケーションであるように見えます。

よくある質問 (FAQ)

Red Hat Service Interconnect は実はアプリケーション向けの VPN というだけではないですか?

いいえ。Red Hat Service Interconnect はアプリケーションレベルで機能して、オンプレミスやクラウドプロパティ間で基盤のネットワーク、VPN、ファイアウォールを再構成することなく、アクセスを可能にします。

Red Hat Service Interconnect が機能するのは Red Hat OpenShift 上だけですか?

いいえ。Red Hat Service Interconnect は Red Hat OpenShift や Red Hat Enterprise Linux でサポートされているほか、Red Hat 以外の Kubernetes クラスタ、仮想マシン、ベアメタルホスト上でもサポートされています。

Red Hat Service Interconnect はインフラストラクチャとデータの保護にどのように役立ちますか?

Red Hat Service Interconnect は、デフォルトでクラスタやクラウド全体でスケーリング可能な組み込みのセキュリティを備えています。Red Hat Service Interconnect ルーター間の接続は専用のプライベート認証局 (CA) を使用した相互 TLS で保護されます。各ルーターはそれぞれ独自の証明書で識別されます。これにより Red Hat Service Interconnect ネットワークは外部アクセスから分離され、ラテラルムーブメントを使用した攻撃、マルウェアの大量感染、データ盗難などのセキュリティリスクから守られます。

開発者はどのように Red Hat Service Interconnect を使用しますか?

Red Hat Service Interconnect にはシンプルで使いやすいコマンドライン・インタフェースが搭載され、環境上に保護された接続を確立できます。さまざまな接続を視覚化する Web コンソールもあります。

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