[ノースカロライナ州ローリー– 2020年9月22日(現地時間)発表]アメリカ報道発表資料抄訳
当社のような業務では規模、効率、およびアジリティが最重要であり、デジタル変革の過程でハイブリッドクラウド・ソリューションへの移行が必須となっている状況でした。そこでデータを必要な場所に必要なタイミングで配置するために分散コンテナストレージの採用を決定しました。当社が選んだのはRed Hat OpenShift Container Storageです。そのアジリティ、規模、およびインフラストラクチャ全体にわたる一貫性によって当社の先進的なDevOpsのカルチャーを独自の形でサポートし、スピードと柔軟性を通してPoste Italianeが生産性を最大限に高めるために役立ちます。
オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(以下Red Hat)は本日、オープン・ハイブリッドクラウド全体にわたり最新のクラウドネイティブなアプリケーション向けにKubernetesベースのデータサービスを提供するRed Hat OpenShift Container Storage 4.5を発表しました。Red Hat OpenShift Container Storage 4.5は業界トップクラスのエンタープライズKubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShift Container Platformと緊密に統合され、よりシームレスなアプリケーション用データサービス・アーキテクチャの実現に役立つように設計されています。
Red Hat OpenShift Container Storageは、メトリクス、ロギング、レジストリ等、Red Hat OpenShift Container Platform上の多数のサービスに対応する動的永続ストレージ・ソリューションです。Red Hat OpenShift Virtualizationの最新リリースにより、Red Hat OpenShift Container Storageを含む単一の統合化されたプラットフォーム上に仮想マシンとコンテナを収容できるようになります。Red Hat OpenShift Container Storage 4.5は、性能を向上させる共有リード・ライト・メニー(read-write-many)ブロックアクセスや、コンテナと仮想マシンの両方に対応する単一の統合化されたストレージ・ソリューションを含む、高可用性の永続ストレージという追加のベネフィットを提供します。
Red Hat Data Servicesはクラウドネイティブな抽象化を提供し、オープンハイブリッドクラウド全体にわたり一貫性のあるユーザー体験でデータアクセスおよび変換をシンプル化します。Red Hat OpenShift Container Storageを基盤とするRed Hat Data Servicesは、保存データ、伝送データ、および動作データに関するデータプロバイダーとデータコンシューマー間のより深い協調動作を可能にします。
保存データのスケーラビリティと復元性の強化
最新バージョンのRed Hat OpenShift Container Storageは、Red Hat Ceph Storageによる新しい外部モードデプロイメントオプションを提供し、100億オブジェクト以上に強化されたスケーラビリティを性能の妥協なしに実現します。
Red Hat OpenShift Container Storage 4.5は、オブジェクト、ファイル、およびブロックストレージに対する統合化されたサポートを備え、コンテナベースのアプリケーションで一般的に使用されるデータタイプをサポートすることができ、そのすべてを単一のコントロールパネル内で提供することにより、複雑性の低減とユーザーの選択肢の拡大に寄与します。さらに、Red Hat Ceph Storage用のRookオペレーターにより、プラットフォームの管理性が一段と強化されます。
伝送データ用の自動化された、通知駆動型アーキテクチャ
従来のバッチデータ処理アーキテクチャでは、今日求められる業務に対する即時の洞察を満たすことは容易ではありません。多くの場合、データは多数の異なる収集ポイントからストリーミングされるため、アプリケーションチームやデータチームがそれを集約してダウンストリームの消費用に迅速に提供するのは困難です。
Red Hat OpenShift Container Storage 4.5は統合化されたAmazon S3バケット通知をサポートし、ユーザーが自動化されたデータパイプラインを作成してデータの取込み、カタログ化、ルーティング、および処理をリアルタイムで行うことを可能にします。通知駆動型アーキテクチャを作成できること、およびRed Hat AMQ StreamsとOpenShift Serverlessに対する統合化されたアクセスにより、自動化されたデータパイプラインの高い効率を実現できます。
動作データに関する統合化されたアジリティとコラボレーション
Red Hat OpenShift Container Storage 4.5は、コンピュートをストレージからどの程度デカップリングするかについてのより詳細な制御を提供し、遅延に敏感なデータベースから、スループット指向のスケーラブルなデータウェアハウスやデータレイクまで、広範囲のワークロードのサポートに貢献します。推論とモデリングに重点を置く人工知能アーキテクチャはデカップリングのベネフィットを享受でき、機械学習アーキテクチャはより密結合のストレージによる高性能のデータ取込みとモデルトレーニングのベネフィットを享受できます。
Red Hat OpenShift Container Storage 4.5は本日より提供されます。
サポートコメント
Red Hat クラウドストレージ&データサービス バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー マイク・ピーチ
「組織がクラウドネイティブ・アプリケーションのモダナイズを続ける中で、その変革に不可欠な部分のひとつはそれらのアプリケーションが生成するデータの力を解放する方法を理解することです。Red Hat OpenShift Container Storage 4.5と、そのOpenShiftとの比類ない統合により、当社はオープン・ハイブリッドクラウド全体にわたりエンタープライズデータのアクセス性、復元性、実用性を高めるという使命において大きく一歩前進しました。」
Poste Italiane 最高デジタル、技術、および執行責任者 Mirko Mischiatti氏
「当社のような業務では規模、効率、およびアジリティが最重要であり、デジタル変革の過程でハイブリッドクラウド・ソリューションへの移行が必須となっている状況でした。そこでデータを必要な場所に必要なタイミングで配置するために分散コンテナストレージの採用を決定しました。当社が選んだのはRed Hat OpenShift Container Storageです。そのアジリティ、規模、およびインフラストラクチャ全体にわたる一貫性によって当社の先進的なDevOpsのカルチャーを独自の形でサポートし、スピードと柔軟性を通してPoste Italianeが生産性を最大限に高めるために役立ちます。」
451 Research, a part of S&P Global Market Intelligence 創業者/ AIアプリケーションおよびプラットフォーム担当リサーチバイスプレジデント Nick Patience氏
「当社のVoice of the Enterprise 調査で、意思決定者の60%以上はAI / MLの購入決定を推進する上でデータ管理またはデータ統合機能が重要な要素だと感じていました。また、機械学習においてデータの準備は時間集約的ステップであり、特にオープンソースツールアプローチを採用している場合、ユーザーは得られる限りの助力を必要としています。」1
1 – 451 Research, a part of S&P Global Market Intelligence、「Voice of the Enterprise, AI & Machine Learning, Infrastructure 2020」
関連リンク
- Red Hat Data Services with OpenShift Container Storage 4.5の紹介
- Red Hat Data Services について学ぶ
- Red Hat OpenShift Container Storageについて学ぶ
- the scalability of Red Hat Ceph Storageを読む
- Red Hat OpenShiftを学ぶ
- Red Hat OpenShift Virtualizationの詳細情報
その他のリンク
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