Red Hat、OpenStackのエンタープライズ管理機能を拡張するCloudForms 3.2を発表

エンタープライズ管理の向上とフェデレーテッドデプロイメントによって お客様のOpenStackデプロイメントを迅速化

東京 -

[ブリティッシュコロンビア州バンクーバー- OPENSTACK SUMMIT -2015年5月19日(現地時間)発表] 米国報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE:RHT、以下Red Hat)は本日、プライベートおよびハイブリッドクラウド管理ソリューションの最新版、Red Hat CloudForms 3.2を発表しました。CloudForms 3.2は、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 7リリース(OpenStack Kiloベース)で利用可能になる先進的な管理手段を使用して、OpenStackインフラストラクチャのデプロイメントと管理の自動化を実現する管理機能を提供します。

CloudForms 3.2では新たなOpenStackワークロード管理機能が追加されました。 そこには、自動化されたディスカバリ、ウェブベースのコンソールのサポート、OpenStackオーケストレーション(Heat)テンプレート用のサービスカタログ発行とユーザーダイアログ生成、OpenStackイメージサービス(Glance)とOpenStackコンピュート(Nova)の統合によるイメージとワークロードに対する検査機能の強化、およびOpenStackテレメトリ(Ceilometer)の統合の拡張による容量/利用率管理の強化が含まれています。これらの新機能は、企業におけるOpenStackの管理を一歩前進させます。CloudFormsは、OpenStackのインフラストラクチャとワークロードの両方を、単一の、統合化されたプラットフォームから管理する、業界初のオープンソースクラウド管理プラットフォームです。

さらに、CloudFormsは、OpenStackベースのプライベートクラウドと、その他のパブリッククラウドや、VMware vSphere、Red Hat Enterprise Virtualization、Amazon Web Services (AWS)、Microsoft System Center Virtual Machine Managerを含む各種の仮想化プラットフォームとのフェデレーションを可能にします。セルフサービスポータル、ポリシーベースの制御、ガバナンス、チャージバック、ショーバック、オーケストレーション、容量/利用率計画、最適化、およびボトルネック分析/レポート等を含む先進的な機能によって、企業はハイブリッドクラウド環境をより効果的に管理できます。

CloudFormsはお客様のOpenStack実装の促進に大きく役立っており、これらのCloudForms 3.2の新しい機能は、従来の仮想化プラットフォームとOpenStackベースのプライベートクラウド間における効率的でスケーラブルな移行の枠組みを提供します。これによって、企業は2つのモードのIT構成を実装できるようになり、俊敏をベースとして最適化された新しいインフラと、効率をベースに最適化された従来のデータセンターおよび共通の管理プラットフォームで統合されたワークロードとの共存が可能になります。

CloudForms 3.2のその他の改良点としては、AWSにデプロイされたワークロードの変化をほぼリアルタイムで監視できるAWS Configサービスのサポート、日本語のサポート、IPv6のサポート、およびRed Hat Satellite 6との統合によるベアメタルのプロビジョニングと管理の向上などがあります。

 

提供開始時期

CloudForms 3.2は、既存のCloudFormsのお客様に対して2015年6月に提供予定です。CloudForms 3.2のOpenStackインフラストラクチャ管理機能にはOpenStack Kiloの機能が必要ですが、それらは近く発表されるRed Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 7の次期リリースで提供される予定です。

 

サポートコメント

Red Hat マネージメント担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャ Joe Fitzgerald

CloudFormsは、エンタープライズのOpenStack採用を可能にし管理性を向上させるというRed Hatの戦略にとって不可欠な部分です。CloudForms 3.2でのこれらのアップデートによって、OpenStackプライベートクラウドのより迅速なデプロイメントとスケーリング、既存のITインフラへの投資との組合せ、およびパブリッククラウドデプロイメントのフェデレーションが可能になります。

 

Gartner:「How to Succeed in Your OpenStack Deployment」、2015年2月20日、Donna Scott氏 / Arun Chandrasekaran氏

ほとんどの大企業は、管理とガバナンスのために、またプライベートクラウドとパブリッククラウド環境にわたる急成長を含んだマルチクラウド管理のために、OpenStack以上のものが必要だと考えています。その結果、OpenStackを実装している組織の多くが、その上に位置する形で、プライベートクラウドとパブリッククラウドにわたるAPIトランスレーションやオーケストレーション層を提供するクラウド管理プラットフォームに投資しています。

 

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その他のリソース

 

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