プレスリリース

Red Hat、世界をリードするエンタープライズLinuxプラットフォームの最新バージョンを発表し、ハイブリッドクラウドイノベーションを加速

Red Hat Enterprise Linux 7.6は、レイヤ化されたセキュリティ機能、向上した管理機能、および新しいコンテナのイノベーションを、ハイブリッドクラウドデプロイメントに提供

東京

[ノースカロライナ州ローリー– 2018年10月30日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE:RHT、以下Red Hat)は本日、オープンソースイノベーションをベースとする、エンタープライズITの一貫したハイブリッドクラウドの基盤となるRed Hat Enterprise Linux 7.6の一般提供開始を発表しました。Red Hat Enterprise Linux 7.6は、エンタープライズITの4つの実装形態にわたる安定したIT運用のサポートを維持しつつ、新たに登場するクラウドネイティブなテクノロジーに、組織がより迅速に対応できるように設計されています。

Gartnerは[1] 、「クラウド導入の現状は、ハイブリッドクラウドとマルチクラウドが主流になっています。2020年には、75%の組織がマルチクラウドまたはハイブリッドクラウドモデルをデプロイしているでしょう。」と述べており、Red Hatは、このことから、稼働場所がベアメタル上かパブリッククラウド・インスタンス上かに関わらず、ワークロードを一貫した方法で扱うことができる共通の基盤が、企業による各種のクラウドコンピューティングモデル採用の鍵になると確信しています。

Red Hat Enterprise Linux 7はこの基盤の提供を実現し、一貫性のあるミッションクリティカル対応のプラットフォームであるのオペレーティングシステム上に、それぞれのニーズに適した実装形態でアプリケーションをデプロイすることを可能にします。Red Hat Enterprise Linux 7の最新バージョンでは、一連のITの課題に対応するように設計された拡張機能を導入しており、セキュリティとコンプライアンス管理とオートメーション、およびLinuxコンテナのイノベーション に重点を置いています。

セキュリティとコンプライアンスITセキュリティは多くのIT部署にとって常に重要な課題であり、複雑なハイブリッドおよびマルチクラウド環境でも容易になることはありません。こうしたITセキュリティのニーズへの対応を向上させるために、Red Hat Enterprise Linux 7.6ではNetwork Bound Disk Encryption(NBDE)の一部として、Trusted Platform Module(TPM)2.0ハードウェアモジュールが導入されました。これによって、ネットワークベースのメカニズム(NBDE)がネットワーク環境にわたるセキュリティを提供するとともに、TPMがオンプレミスで動作して追加の層を付加し、ディスクを特定の物理システムに結び付けるという二層のセキュリティがハイブリッドクラウドの運用時に提供され、ディスク上の情報を物理的によりセキュアに保つことが可能になります。

また、Red Hat Enterprise Linux 7.6ではnftablesの拡張によってファイアウォールの管理が容易になっており、侵入防止対策の設定が簡易化され、運用チームにとってこれらのメカニズムに対する見通しが良くなっています。さらに、RSAや楕円曲線暗号(ECC)用のアップデートされた暗号アルゴリズムがデフォルトで有効化されており、機密情報を扱う組織が連邦情報処理標準(FIPS)コンプライアンスおよび米国立標準技術研究所(NIST)などの標準化団体の要件に追従しやすくなっています。

管理とオートメーション
多くのデータセンターでLinuxがデフォルトの選択肢になっているため、Linuxオペレーティングシステムは、新しいシステム管理者(その職務に就くのが初めての人と、これまでWindowsなど他のオペレーティングシステムを管理していた人の両方)にとって、より利用しやすいものである必要があります。Red Hat Enterprise Linux 7.6は、それらのユーザーにとってLinuxをより容易に採用できるよう設計されており、Red Hatシステムの正常性と状態の概要をグラフィカルに表示するRed Hat Enterprise Linux Web Consoleに拡張が加えられています。それらの拡張機能には、より発見の容易なアップデート、ID管理のためのシングルサインオンの自動設定、およびファイアウォール制御インタフェースが含まれます。

また、Red Hat Enterprise Linux 7.6は、Red Hat Enterprise Linuxデプロイメントの自動化とリモート管理のための安定性と一貫性を備えた方法を提供するように設計されたAnsibleモジュールの集合である、Red Hat Enterprise Linux System Rolesのサポートも提供します。それぞれのモジュールが、Linux環境の日常的管理の一環として発生する一般的かつ複雑な作業を処理するための、既成の自動化されたワークフローを提供します。このオートメーションは、これらの作業からヒューマンエラーの要素を除去するために役立ち、ITチームが「通常運行の維持」ではなくビジネス価値の追求に専念できるようにします。

Linuxコンテナのイノベーション
デジタル変革の要素としてのクラウドネイティブなテクノロジーの増加はRed Hatにとって常に重点領域のひとつであり、Red Hat Enterprise Linux 7.6ではRed Hatの軽量コンテナツールキットを通してこれに対応します。このツールキットはエンタープライズグレードのセキュリティを念頭に構築されており、Buildah、Skopeo、CRI-O、および新たに追加されたPodmanで構成されます。これらのツールは、それぞれがオープンソースのコミュニティに支えられたテクノロジーで構築されており、Open Container Initiative(OCI)フォーマットなどのオープンスタンダードに基づいています。

BuildahとSkopeoを補完し、CRI-Oと同じ基盤を持つPodmanの導入によって、ユーザーはデーモンを介在させる必要なしに使い慣れたコマンドラインインタフェースからコンテナおよびコンテナのグループ(pod)を実行できるようになります。これはコンテナ生成に関する複雑さの低減に役立ち、開発者はより容易に、ワークステーション上、継続的統合/継続的開発(CI/CD)システム内、さらには高性能コンピューティング(HPC)やビッグデータスケジューリングシステム内でもコンテナを構築できるようになります。

提供開始時期
Red Hat Enterprise Linux 7.6は、有効なサブスクリプションをお持ちのRed Hat Enterprise Linuxユーザーに対して本日より提供されます。

 

サポートコメント

Red Hat  Red Hat Enterprise Linux 部門 副社長 兼 ゼネラルマネージャー Stefanie Chiras

「デジタル変革とITのモダナイズを実現するための柔軟な手段としてハイブリッドクラウドの採用が増えてきましたが、企業が一貫性を持ってこのイノベーションを提供するためには、安定性のある、よりセキュアな基盤が必要です。Red Hat Enterprise Linux 7.6は、ハイブリッドクラウドデプロイメントの信頼できる基盤になるように設計されており、IT組織がより自信を持って、クラウドネイティブワークロードやオートメーションなどの新しいコンピューティングの概念の採用に関する柔軟性の妥協なしにアプリケーションやサービスを提供することを可能にします。」

[1]  Gartner「Market Insight: Making Lots of Money in the New World of Hybrid Cloud and Multicloud」、Sid Nag / David Ackerman、2018年9月7日

 

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本件に関するお問い合わせ

  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-5798-8550

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エンタープライズ向けオープンソースソフトウェア・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするレッドハットは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるLinux、ハイブリッドクラウド、コンテナ、Kubernetesなどのテクノロジーを提供しています。お客様の新規および既存のITアプリケーションの統合、クラウドネイティブ・アプリケーションの開発、業界をリードする当社のオペレーティング・システムによる標準化、および複雑な環境の自動化/セキュリティ確保/管理をお手伝いします。受賞歴を誇るサポート、トレーニング、およびコンサルティング・サービスにより、レッドハットはフォーチュン500企業に対する信頼すべきアドバイザとなっています。クラウドプロバイダー、システムインテグレーター、アプリケーションベンダー、お客様、およびオープンソース・コミュニティの戦略的パートナーとして、レッドハットは組織のデジタルフューチャーへの備えに貢献します。

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