CL211

Red Hat OpenStack Administration II: Day 2 Operations for Cloud Operators + 認定試験

概要

コースの説明

Red Hat OpenStack Platform の Day 2 オペレーションとハイブリッドクラウド・インフラストラクチャの管理を実行するための高度なスキルを習得する

Red Hat OpenStack Administration II: Day 2 Operations for Cloud Operators + 認定試験 (CL211) は、Red Hat OpenStack Platform を使用してフル機能のハイブリッドおよびプライベートクラウド・コンピューティング環境の運用と管理を行うクラウドオペレーター、サービス管理者、自動化エンジニアを対象としています。Red Hat OpenStack Platform インフラストラクチャの管理、監視、トラブルシューティング、およびスケーリングについて学習します。このコースでは、エンタープライズ・クラウド・アプリケーションと日々の運用をサポートするために、OpenStack Client コマンドライン・ユーザー・インタフェースを使用して、メトリクス、ポリシー、アーキテクチャを構成することに焦点を当てます。 

このコースは、Red Hat OpenStack バージョン 16.1 および Red Hat Enterprise Linux バージョン 8.2 に基づいています。このコースには Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Cloud Infrastructure - (EX210) が含まれています。

学習内容サマリー

  • オーバークラウドサービスのコンテナ化テクノロジーを管理する

  • パフォーマンス・チューニングとガバナンスのためのメトリクスを提供する

  • Open Virtual Networking (OVN) ネットワークフローの監視とトラブルシューティングを行う

  • 外部の Red Hat IdM ストアを使用して Identity サービスを構成する

  • Pacemaker を含むコア・コントロール・プレーンを管理する

  • 複数のユースケースに対する手法を使用してイメージをカスタマイズする

  • ブロックストレージとオブジェクトストレージのバックエンドを管理する

  • チューニングやハイパーコンバージドなどのコンピュートノードを管理する

  • Red Hat OpenStack Platform のトラブルシューティングを行う

コース対象者

  • 日々の運用と自動化の管理を担当するクラウドオペレーター
  • 大規模なプライベートクラウドまたはハイブリッドクラウドの保守に関心がある、あるいは保守を担当するインフラストラクチャ・アーキテクト

受講の前提条件

テクノロジー上の留意事項

  • 現在、特別な要件や技術的な考慮事項はありません
  • 持ち込みデバイスは使用できません
  • インターネット接続は不要です

学習内容

学習内容

Red Hat OpenStack Platform のアーキテクチャの概要
アンダークラウドおよびオーバークラウド・アーキテクチャとサービスコンポーネントについて説明します。
コントロールプレーンの操作
Red Hat OpenStack Platform コントロールプレーンの重要なコアサービスについて説明し、管理を行います。
インフラストラクチャのセキュリティの管理
サービス・コンポーネント・ファイルとエンドポイントをセキュリティ保護することにより、Red Hat OpenStack Platform インフラストラクチャを保護します。
ユーザーセキュリティの管理
ドメインベースの ID 管理、スコープロール、プロジェクト編成を使用して、セキュアなユーザー特権を構成します。
アプリケーション・デプロイメントのリソースの管理
カスタムイメージ、フレーバー、メタデータサービスなどの共通の共有デプロイメントリソースを作成および管理します。
ストレージの管理
Red Hat Ceph Storage バックエンドに重点を置いてストレージ・アーキテクチャとコンポーネントについて説明し、管理を行います。
ネットワークの管理
データセンターと仮想ネットワーク・インフラストラクチャを作成、管理し、トラブルシューティングを行います。
コンピュートノードの運用の管理
通常のコンピュートノードとハイパーコンバージド・コンピュート・ノードのアーキテクチャと管理プロセスについて説明します。コンピュートノードの一般的な運用タスクを実行して、ワークロードのアップタイムとスケーリングをサポートします。
Red Hat OpenStack Platform 運用の監視
運用メトリクスを収集、保存、使用する監視フレームワークとアーキテクチャについて説明します。
クラウドアプリケーションの自動化
自動化テクノロジーを使用して、複雑でスケーラブルなアプリケーションを実装およびデプロイします。
運用のトラブルシューティング
デプロイメントおよび管理運用中に発生する問題を診断してトラブルシューティングするためのツールと方法について説明し、実践します。
理解度の確認
Red Hat OpenStack Platform Administration II: Day 2 Operations for Cloud Operators のタスクを確認します。

成果

組織にとっての効果

このコースの目的は、プライベートクラウドの日常的な操作に必要なスキルを伸ばすことです。プライベートクラウドは、きめ細かなリソース管理、規制へのコンプライアンスの簡素化、レガシーシステムとの容易な統合を可能にすることで、コストを削減できます。クラウドオペレーターは、このコースで習得したスキルを使用して、ハイブリッドクラウドの Red Hat OpenStack Platform インフラストラクチャを管理および運用できるようになります。

お客様の組織にとって、このバージョンのほうがインストールと管理が簡単で、柔軟なリソース構成によるポートフォリオは拡大を続け、処理できるクラウドおよびレガシーのワークロードの種類はさらに多様化していきます。RHOSP 16 バージョンの次のような拡張機能によって、エンタープライズ・クラウド・インフラストラクチャの進化する顧客要件に対処できます。

  • 業界で人気の高い、インストール、アップグレード、パッチ適用のための Ansible Automation。
  • Open vSwitch から進化した高度な SDN フレームワークの Open Virtual Networking (OVN)。
  • ストレージとコンピュートリソースを組み合わせて、レイテンシーを短縮し、パフォーマンスを向上させる、ハイパーコンバージド・テクノロジー。

このコースはお客様にメリットをもたらすことを意図して作られていますが、個々の会社やインフラストラクチャの特徴は異なるため、実際に得られる利点には差異が生じることがあります。

個人にとっての効果

プライベート/ハイブリッドクラウドのエンタープライズ顧客が使用するすべての共通コア機能とサービスを使って Red Hat OpenStack Platform のインストールを運用および管理する方法を習得できます。エンタープライズのニーズに合わせて、コンピュート、ストレージ、ネットワーク、デプロイ、およびアプリケーションサポートのリソースとサービスを処理する操作の監視、トラブルシューティング、自動化を行えるようになります。

推奨される次の試験またはコース

OpenStack® のワードマークと OpenStack のロゴは、米国とその他の国における OpenStack Foundation の登録商標/サービスマークまたは商標/サービスマークのいずれかであり、OpenStack Foundation の許諾の下に使用されています。Red Hat は、OpenStack Foundation と OpenStack コミュニティのいずれにも所属しておらず、公認や出資も受けていません。

Red Hat ラーニングサブスクリプションをご利用いただくと、このコースを受講できるほか、オンラインの学習リソースをオンデマンドで無制限に通年利用できます。