CL261
Red Hat Ceph Storage for OpenStack + 認定試験
コースの説明
Red Hat Ceph Storage を使用して、アプリケーション用のクラウドスケールのクラスタ化ストレージを構築、拡張、保守する
Red Hat Ceph Storage for OpenStack + 認定試験 (CL261) は、本番データセンター環境に、または Red Hat OpenStack Platform や OpenShift Container Platform のインフラストラクチャのコンポーネントとして、Red Hat Ceph Storage をデプロイするストレージ管理者とクラウドオペレーターを対象としています。Ceph ストレージクラスタをデプロイ、管理、スケーリングして、Amazon S3 および OpenStack Swift と互換性のあるオブジェクトストレージ、Ceph ネイティブおよび iSCSI ベースのブロックストレージ、共有ファイルストレージなどのハイブリッド・ストレージ・リソースを提供する方法を学びます。
このコースには Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Ceph Cloud Storage - (EX260) が含まれています。このコースは、Red Hat Ceph Storage バージョン 5.0 に基づいています。
学習内容サマリー
- Red Hat Ceph Storage クラスタをコモディティサーバーにデプロイおよび管理する
- Web ベースの管理インタフェースを使用して一般的な管理操作を実行する
- Ceph クラスタが提供するストレージプールへのアクセスを作成、拡張、制御する
- オブジェクト、ブロック、ファイルベースの手法を使用して、クライアントから Red Hat Ceph Storage にアクセスする
- Red Hat Ceph Storage のパフォーマンスを分析してチューニングする
- Red Hat OpenStack Platform イメージ、オブジェクト、ブロック、ファイルストレージを Red Hat Ceph Storage クラスタで統合する
- OpenShift Container Platform と Red Hat Ceph Storage クラスタを統合する
対象者
- このコースは、エンタープライズ・データセンター内または Red Hat OpenStack Platform 環境や OpenShift Container Platform 環境内のサーバーに Red Hat Ceph Storage をデプロイして管理する方法を学習したいストレージ管理者とクラウドオペレーターを対象としています。
- クラウドベースのストレージを使用してアプリケーションを作成する開発者は、さまざまなストレージの種類とクライアントアクセス手法の違いを学びます。
推奨トレーニング
- 無料のスキルチェックでこのコースが自分のスキルに適切かどうかを確認してください。
- Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) である、または同等の経験を有する。RHCSA または同等の資格をまだ取得していない方は、必要なスキルと知識が身に付いているかどうかを
- オンラインスキルチェックで確認できます。
- ストレージ管理の一定の経験は推奨されていますが、必須ではありません。
テクノロジー上の留意事項
- このコースには、特別な技術要件はありません。
- このコースは BYOD の対象ではありません。
- インターネット接続が推奨されます。
学習内容
- Red Hat Ceph Storage アーキテクチャの概要
データ編成、配布、クライアントアクセス手法など、Red Hat Ceph Storage アーキテクチャについて説明します。 - Red Hat Ceph Storage のデプロイ
新しい Red Hat Ceph Storage クラスタをデプロイして、クラスタ容量を拡張します。 - Red Hat Ceph Storage クラスタの構成
プライマリー設定、モニターの使用、クラスタネットワークのレイアウトなど、Red Hat Ceph Storage の構成を管理します。 - オブジェクト・ストレージ・クラスタ・コンポーネントの作成
OSD、プール、クラスタ認証方法など、オブジェクト・ストレージ・クラスタを構成するコンポーネントを作成および管理します。 - ストレージマップの作成とカスタマイズ
CRUSH マップと OSD マップを管理および調整してデータ配置を最適化し、クラウド・アプリケーションのパフォーマンスと冗長性の要件を満たします。 - RADOS ブロックデバイスを使用したブロックストレージの提供
Ceph を設定して、RADOS ブロックデバイス (RBD) を使用してブロックストレージをクライアントに提供します。 - RADOS Gateway を使用したオブジェクトストレージの提供
Ceph を設定して、RADOS Gateway (RGW) を使用してクライアントにオブジェクトストレージを提供します。 - CephFS を使用したファイルストレージの提供
Ceph を設定して、Ceph File System (CephFS) を使用してクライアントにファイルストレージを提供します。 - Red Hat Ceph Storage クラスタの管理
ツールによる運用中の Ceph クラスタの管理、ステータスの確認、サービスの監視、クラスタの全部または一部の適切な開始および停止を行います。MON、OSD、PG などのクラスタコンポーネントの置き換えまたは修復により、クラスタのメンテナンスを実行します。 - Red Hat Ceph Storage のチューニングとトラブルシューティング
Ceph クラスタの主要なパフォーマンス・メトリックを特定し、これを使用して Ceph 運用のチューニングとトラブルシューティングを行って、最適なパフォーマンスを実現します。 - Red Hat Ceph Storage を使用した Cloud Platforms の管理
Red Hat クラウド・インフラストラクチャを管理して Red Hat Ceph Storage を使用し、イメージ、ブロック、ボリューム、オブジェクト、および共有ファイルストレージを提供します。 - 理解度の確認
Cloud Storage with Red Hat Ceph Storage のタスクを確認します。
組織にとっての効果
信頼性とパフォーマンスに優れたデータストレージは、エンタープライズ・アプリケーションおよびインフラストラクチャ・ソリューションにとって重要な要素です。ソフトウェア・デファインド・ストレージによって、アプリケーションをクラウド規模で稼働させながら、データストレージ要件を拡大する柔軟性を得ることができます。Red Hat Ceph Storage は、コモディティハードウェアを活用して、フォールトトレラントでもあり、オブジェクト、ブロック、およびファイルのデータレベルを介したアクセスも提供する、分散型でスケーラブルなストレージボリュームを作成します。Cloud Storage with Red Hat Ceph Storage コースの修了は、ストレージクラスタの計画、デプロイメント、運用の成功につながります。
個人にとっての効果
このコースを受講すると、Red Hat Ceph Storage クラスタのデプロイ、運用、管理方法を習得できます。受講者は、Red Hat Ceph Storage が Red Hat Cloud Platforms の標準的な統合クラウド・ストレージ・ソリューションである理由を学びます。開発者の場合は、Red Hat Ceph Storage が提供する利用可能なストレージの種類と手法をすべて実装できるようになり、エンタープライズ・ストレージのシナリオとアプリケーションに適した種類と手法を選択できるようになります。管理者とオペレーターの場合は、構成、日々の運用、トラブルシューティング、パフォーマンス・チューニング、スケーリングなどの Ceph クラスタ管理を実行できるようになります。
推奨される次の試験またはコース
オンサイトトレーニングをご利用いただけます
チーム全体に対するトレーニングをご希望の場合は、お客様の施設で、対面またはリモートで実施することができます。
Red Hat ラーニングサブスクリプション
Red Hat 製品に関する包括的なトレーニングとラーニングパス、業界で認められた認定、柔軟で動的な IT 学習体験。
Red Hat ラーニングコミュニティで、このコースについての他の受講生のレビューをご確認ください。