DO370
Enterprise Kubernetes Storage with Red Hat OpenShift Data Foundation
概要
コースの説明
Red Hat OpenShift Data Foundation クラスタの設計、実装、管理、および日常的な Kubernetes ストレージ管理タスクの実行に必要な基本スキルを習得します。
Kubernetes 管理者が利用できる従来のストレージオプションは限られており、汎用性に欠けています。Red Hat OpenShift Data Foundation は、AWS EBS やレガシーデータセンターのストレージアレイなどのクラウドストレージを利用している場合でも真価を発揮します。多くの企業は、プロダクションでのバックアップと障害復旧の管理にサードパーティのソリューションを使用しています。ただし、これらのソリューションの実装を適切に計画するには、Kubernetes CSI および OADP API の知識が必要です。このコースでは、コンテナおよび Kubernetes サービスのストレージサービスを設定および管理するための推奨手順を学習します。
コースの修了後、仮想環境を含むすべてのコースについて、ハンズオンラボへの 45 日間の延長アクセスをご利用いただけます。
注:このコースは、5 日間の仮想ライブ授業または自習形式で提供されます。期間は受講方式によって異なる場合があります。コースの詳細、スケジュール、価格については、右側のメニューでお住まいの地域を選択して、[詳細はこちら] をクリックしてください。
学習内容サマリー
- OpenShift Data Foundation (ODF) の機能、デプロイメント・アーキテクチャおよび Kubernetes ストレージ API との関係について説明し、内部モードを使用して ODF クラスタを OpenShift クラスタにインストールする
- アプリケーションの要件を満たす ODF ストレージクラスを選択して設定する
- ODF のオブジェクトストレージを使用するようアプリケーションを設定する
- ODF のストレージを使用するように OpenShift のモニタリング、レジストリ、ロギングを設定する
- Kubernetes CSI API を使用してアプリケーションデータをバックアップおよび復元する
- ODF クラスタのストレージの健全性メトリクスを監視する
- Red Hat OpenShift Data Foundation に使用する Ceph ストレージコンポーネントを特定し、一般的な問題および障害シナリオをトラブルシューティングする
コース対象者
このコースは、以下のような方々を対象としています。
- 主な対象者:プラットフォーム管理者、システム管理者、クラウド管理者、およびその他のインフラストラクチャ関連 IT の職務を担う方で、アプリケーション向けインフラストラクチャの管理と保守を担当する方
- その他の対象者:エンタープライズアーキテクト、サイト信頼性エンジニア、DevOps エンジニア、およびその他のアプリケーション関連 IT の職務を担う方で、アプリケーション向けインフラストラクチャの設計を担当する方
推奨トレーニング
- 無料のスキルチェックでこのコースが自分のスキルに適切かどうかを確認してください
- Red Hat 認定スペシャリスト - OpenShift Administration - (EX280) を取得済み、または Red Hat OpenShift クラスタエンジニアか SRE と同等の知識を有する
- Red Hat 認定システム管理者 (EX200) を取得済み、または Linux システム管理と同等の知識を有することが推奨されます
- 必須ではありませんが、Red Hat OpenShift Administration III: Scaling Deployments in the Enterprise (DO380) を修了している場合、Red Hat OpenShift Data Foundation (旧 Red Hat OpenShift Container Storage) の実装と操作に活用できる、Red Hat OpenShift プラットフォームの高度な知識を取得できます
- Red Hat Ansible Automation Platform の基本的な知識を有することが推奨されますが、必須ではありません
- ディスクタイプ、SAN、NAS などのストレージ・テクノロジーに関する基本的な知識を有することが推奨されます
テクノロジー上の留意事項
- すべての配信で、リモートクラスルーム環境の ROLE へのアクセスが必要になります。DO370 クラスルームのローカル ILT バージョンはありません。
学習内容
学習内容
- アーキテクチャの概要と内部モードを使用した OpenShift Data Foundation のデプロイ
- OpenShift Data Foundation のファイルおよびブロックストレージを使用するようにアプリケーション・ワークロードを設定する
- OpenShift Data Foundation のオブジェクトストレージを使用するようにアプリケーション・ワークロードを設定する
- OpenShift Data Foundation を使用するように OpenShift Cluster Services を設定する
- Kubernetes のブロックとファイルボリュームのバックアップと復元を実行する
- OpenShift Data Foundation ストレージを監視する
- OpenShift Data Foundation を使用してストレージ容量を管理する
- OpenShift Data Foundation のトラブルシューティング
成果
組織にとっての効果
Enterprise Kubernetes Storage with Red Hat OpenShift Data Foundation は、コンテナ導入の過程で拡大する組織の IT 運用チームをサポートします。このカリキュラムにより、企業は、組織のデジタル・トランスフォーメーションの取り組みをサポートし、コンテナ化アプリケーションのポートフォリオを拡張するために不可欠なさまざまな要件を満たすアプリケーションに、ストレージを迅速かつ自動的にプロビジョニングできます。
個人にとっての効果
Enterprise Kubernetes Storage with Red Hat OpenShift Data Foundation を受講すると、アプリケーションの可用性とパフォーマンス要件に合わせてストレージをプロビジョニングおよび管理するために必要な、次のような重要なスキルを習得できます。
- ローカルストレージまたはクラウドストレージを使用して Red Hat OpenShift Data Foundation を Red Hat OpenShift クラスタにデプロイする
- ワークロード要件に基づいてストレージクラスを選択し、設定する
- ストレージ容量を監視し、プロアクティブに拡張する
- 永続ボリュームのスナップショットとクローンを作成してアタッチする
推奨される次のコースまたは試験
- Red Hat 認定スペシャリスト試験 - OpenShift Data Foundation - (EX370)
- Red Hat OpenShift クラスタエンジニアと SRE が次に受講するコースとして、Red Hat OpenShift Administration III: Scaling Deployments in the Enterprise (DO380) が推奨されます。
スキルパスを構築する
このコースは Red Hat ラーニングサブスクリプションの一環として受講できます。このサブスクリプションにより、Red Hat のオンライン学習リソースをオンデマンドで 1 年間無制限に利用できます。
自身の知識を検証する
無料のスキル評価をご活用ください。自分の専門知識に対する評価を実施してスキルギャップを特定し、Red Hat トレーニングをどこから始めるべきかについて提案を受けることができます。