EX370

Red Hat 認定スペシャリスト試験 - OpenShift Data Foundation -

概要

試験の説明

Red Hat 認定スペシャリスト試験 - OpenShift Data Foundation - は、Red Hat OpenShift Data Foundation を使用してコンテナベースのアプリケーション用のストレージを作成および管理するための知識、スキル、能力をテストします。

この試験に合格すると、Red Hat 認定アーキテクト (RHCA®) を取得する際の前提条件にもなる Red Hat 認定スペシャリスト - OpenShift Data Foundation - を取得できます。

この試験に設定された内容は、利用できる最新の Red Hat 製品バージョンに基づいています。[詳細はこちら] をクリックして、購入できる試験の利用可能なすべてのバージョンをご確認ください。

この試験に関連するスキルと知識は、OpenShift のセルフマネージド版と、Red Hat OpenShift on AWS (ROSA) や Azure Red Hat OpenShift などのマネージドサービス版の両方に適用できます。

試験の対象者

  • OpenShift および Kubernetes ベースのクラウド・インフラストラクチャの保守を担当するシステム管理者、クラウド管理者、クラウドエンジニア

  • SRE (サイト信頼性エンジニア)

受験の前提条件

試験の内容

準備

試験の学習ポイント

Red Hat 認定スペシャリスト試験 - OpenShift Data Foundation - の受験者は、以下のタスクを何らかの支援を受けることなく完了できる必要があります。これらはいくつかのカテゴリに分類されます。

  • OpenShift Container Platform の管理
    • コマンドライン・インタフェースを使用して、OpenShift Container Platform クラスタを管理および構成する
    • Web コンソールを使用して、OpenShift Container Platform クラスタを管理および構成する
    • プロジェクトを作成して削除する
    • ConfigMap とシークレットを作成、編集、削除する
    • Kubernetes リソースをインポート、エクスポート、設定する
    • リソースとクラスタのステータスを確認する
    • ログを確認する
    • クラスタイベントとアラートを監視する
    • 一般的なクラスタイベントとアラートのトラブルシューティング
    • 製品マニュアルを使用する
  • 内部モードを使用して OpenShift Data Foundation をデプロイする
    • Web コンソールから OpenShift Data Foundation をデプロイする
    • コマンドラインから OpenShift Data Foundation をデプロイする
  • Red Hat OpenShift Data Foundation を使用するように OpenShift クラスタサービスを設定する
    • Red Hat OpenShift Data Foundation を使用するように内部イメージレジストリを設定する
    • Red Hat OpenShift Data Foundation を使用するようにモニタリングを設定する
  • アプリケーションとイメージをデプロイして管理する
    • Web コンソールを使用して Red Hat OpenShift Container Platform にアプリケーションをデプロイする
    • コマンドラインを使用して Red Hat OpenShift Container Platform にアプリケーションをデプロイする
    • ConfigMap とシークレットを使用するようにアプリケーションを設定する
    • イメージタグについての理解と使用
    • 外部ルートを作成して編集する
  • OpenShift でのアプリケーションのトラブルシューティング
    • アプリケーションリソースの記述の理解
    • アプリケーションログの表示と使用
    • 実行中のアプリケーションの調査
    • Pod で実行されているコンテナへの接続
    • Pod で実行されているコンテナとの間でのリソースのコピー
  • Red Hat OpenShift Data Foundation のファイルとブロックストレージを使用するようにアプリケーション・ワークロードを設定する
    • Red Hat OpenShift Data Foundation の実装に必要な Ceph コンポーネントを特定する
    • Red Hat OpenShift Data Foundation のファイルストレージを使用するようにアプリケーションを設定する
    • Red Hat OpenShift Data Foundation のブロックストレージを使用するようにアプリケーションを設定する
    • カスタムストレージクラスを設定する
  • Red Hat OpenShift Data Foundation のブロックおよびファイルストレージ容量を管理する
    • Red Hat OpenShift Data Foundation クラスタの健全性を監視する
    • ストレージクォータとパーミッションを設定する
    • Red Hat OpenShift Data Foundation のアプリケーション・ストレージを拡張する
    • Red Hat OpenShift Data Foundation クラスタにディスクを追加する
  • Kubernetes のブロックとファイルボリュームのバックアップと復元を実行する
    • Kubernetes アプリケーションのバックアップと復元を行う
    • ボリュームのスナップショットとクローンを作成する
  • Red Hat OpenShift Data Foundation のオブジェクトストレージを使用するようにアプリケーションを設定する
    • オブジェクトバケットクレームを作成し、オブジェクトストレージにアクセスする
    • Red Hat OpenShift Data Foundation のオブジェクトストレージを使用するようにアプリケーションを設定する
    • Red Hat OpenShift Data Foundation のオブジェクトバケットを監視する
  • リソースへのアクセスの制御
    • ロールベースのアクセス制御を定義する
    • ユーザーにアクセス許可を適用する
    • 機密情報を管理するためのシークレットを作成して適用する
    • セキュリティコンテキストの制約を使用してサービスアカウントを作成し、アクセス許可を適用する
  • Pod スケジューリングの構成
    • リソース使用量を制限する
    • クラスタノードへの Pod 配置を制御する

 

知っておくべきこと

準備

試験対策として Enterprise Kubernetes Storage with Red Hat OpenShift Data Foundation (DO370) の受講を検討されることをお勧めします。このコースの受講は必須ではなく、試験のみを受けることもできます。

Red Hat のトレーニングコースに参加することは、試験対策として重要ですが、試験の合格を保証するものではありません。それまでの経験、訓練、適性なども試験に合格するための重要な要素となります。

Red Hat 製品のシステム管理に関するさまざまな書籍や情報が提供されています。Red Hat では、そのような資料のいずれも試験対策ガイドとして公認していません。とはいえ、そのような追加情報は理解を深めるのに役立つことがあります。

試験の形式

この試験は、OpenShift Data Foundation を使用してクラウド・アプリケーション・ストレージを設定および管理するために必要なスキルと知識を評価する実技試験です。Red Hat OpenShift Data Foundation と Red Hat OpenShift Container Platform を使用して一連の設定作業や管理作業を実行し、基準を満たしているかどうかが評価されます。実技試験では、受験者は実際の業務と同様のタスクを実行する必要があります。

試験結果と通知方法

試験の正式な結果は、Red Hat Certification Central から送付されます。試験官やトレーニングパートナーが受験生に直接結果を報告することは認められていません。通常、試験結果は米国の 3 営業日以内に送付されます。

試験結果には合計得点のみ記載され、個々の項目ごとの成績は通知されません。また、それに関するお問い合わせには回答しかねますので、あらかじめご了承ください。

初回の受験で不合格になった場合は、無料で 1 回再受験できます。詳細については、 トレーニングポリシーのページをご覧ください

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