DO710
Red Hat Ansible Automation Platform Boot Camp
概要
コースの説明
Linux システム管理タスクを Red Hat Ansible Automation Platform で自動化し、複雑な自動化ワークフローを大規模に管理し、単一障害点を防止する方法を学習します。
- Ansible Automation Platform Boot Camp (DO710) は、システムのプロビジョニング、構成、アプリケーション・デプロイメント、オーケストレーションのためのエラーが発生しやすい反復ステップを自動化する必要がある、Linux システム管理者および開発者向けに作成されています。再利用可能なコード、高度な Playbook 手法、共有実行環境を使用し、automation content navigator によるスケーラブルな自動化の準備をするための自動化開発の推奨プラクティスについて学習します。automation controller をデプロイして自動化ワークフローを一元管理し、automation mesh をデプロイして実行能力をスケールアップして分散させ、プライベート Automation Hub で Ansible Content Collections を管理し、自動化開発者が使用する automation execution environment をデプロイします。
- このコース群は Red Hat Ansible Automation Platform 2.2 に基づいています。
- 登録内容には、1 年間の Red Hat ラーニングサブスクリプション Standard が含まれます。すべてのコースにオンラインで無制限にアクセスでき、5 種類の認定試験への初回受験が可能です。
コースの修了後、仮想環境を含むすべてのコースについて、ハンズオンラボへの 45 日間の延長アクセス権が付与されます。
注:このコースは、10 日間の仮想ライブ授業形式で提供されます。期間は受講方式によって異なる場合があります。コースの詳細、スケジュール、価格については、右側のメニューで「場所」から地域を選択し、[詳細はこちら] をクリックしてください。学習内容サマリー
- コントロールノードへの Red Hat Ansible Automation Platform のインストール
- マネージドホストのインベントリーの作成と更新、およびインベントリーへの接続の管理
- Ansible Playbook による管理タスクの自動化
- 効果的な Playbook の大規模な作成
- Ansible Automation Platform で使用される機密データを Ansible Vault で保護
- Ansible Roles と Ansible Content Collections を使ってコードを再利用し、Playbook 開発を単純化
- Ansible を使用して、効果的かつ効率的な自動化のための推奨プラクティスを適用
- 自動化の操作をローリングアップデートとして実行
- Red Hat Ansible Automation Platform の高度な機能を使用して、フィルタやプラグインなどのデータと連携
- automation execution environment を作成し、Red Hat Ansible Automation を組み込んでスケーリング
- automation content navigator の機能を活用して Ansible Playbook を開発する
- Red Hat Ansible Automation Platform 2 のアーキテクチャについての議論
- Red Hat Ansible Automation を一元的に調整およびスケーリングするための Automation controller とプライベート自動化ハブのインストールと設定
- Red Hat Ansible Automation Platform と一元化された Git リポジトリサービス (GitLabなど) の統合
- Red Hat Ansible Automation Platform サービスでのユーザー、チーム、アクセス権の管理
- 以前のジョブの成否に基づいて自動化を実行するワークフローの作成と管理
- Red Hat Ansible Automation Platform サービスのトラブルシューティングとメンテナンス
- 大規模な自動化クラスタの高可用性とスケーラビリティを確保するための推奨事項に関する説明
コース対象者
このコースは、以下の反復タスクを担当する Linux システム管理者、DevOps エンジニア、サイト信頼性エンジニア、インフラストラクチャ自動化エンジニア、開発者向けに作成されています。
- 構成管理の自動化
- 再現性のある一貫したアプリケーション・デプロイメント
- 開発、テスト、プロダクション向けサーバーのプロビジョニングとデプロイ
- DevOps の継続的インテグレーション/継続的デリバリーのワークフローとの統合
推奨トレーニング
- Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) である、または同等の経験を有する
テクノロジー上の留意事項
- このコースには特別な技術的要件はありません。
学習内容
- Red Hat Ansible Automation Platform の概要
- Red Hat Ansible Automation Platform の基本概念とその使用方法を理解し、Red Hat Ansible Automation Platform をインストールします。
- Ansible Playbook の実装
- 管理対象ホストのインベントリーを作成し、簡単な Ansible Playbook を記述します。また、Playbook を実行してそれらのホストでタスクを自動化します。
- 変数およびファクトの管理
- 変数を使用する Playbook を作成して、管理対象ホストの情報を参照する Playbook とファクトの管理を単純化します。
- タスク制御の実装
- Ansible Playbook でのタスク制御、ハンドラー、およびタスクエラーを管理します。
- 管理対象ホストへのファイルのデプロイ
- Ansible Automation Platform で管理されるホスト上のファイルをデプロイ、管理、調整します。
- 複雑な play と Playbook の管理
- より大規模で複雑な Play および Playbook 向けの Playbook を作成します。
- ロールによる Playbook の単純化
- Ansible Automation Platform のロールを使用して Playbook の開発を迅速化し、Ansible Automation Platform コードを再利用します。
- Red Hat Ansible Automation Platform のトラブルシューティング
- Playbook と管理対象ホストをトラブルシューティングします。
- Linux 管理タスクの自動化
- 一般的な Linux システム管理タスクを Ansible Automation Platform で自動化します。
- Ansible Automation Platform 2 による Playbook の開発
- 推奨されるプラクティスに従って、Ansible Playbook を Red Hat Ansible Automation Platform 2 で開発します。
- Content Collections と実行環境の管理
- 既存の実行環境から取得するか、Automation Hub からダウンロードして、Ansible Core に含まれていない Ansible Content Collections を使用する Playbook を実行します。
- automation controller による Playbook の実行
- automation controller の概要を説明し、これを使用して、automation content navigator で開発した Playbook を実行します。
- Ansible 構成設定の操作
- 開発の単純化や問題のトラブルシューティングのための Ansible および automation content navigator の構成を確認して調整します。
- インベントリーの管理
- Ansible の高度な機能を使ってインベントリーを管理します。
- タスク実行の管理
- Ansible Playbook によってタスクの実行を制御および最適化します。
- フィルタとプラグインを使用したデータ変換
- フィルターとプラグインを使用して、変数内のデータを追加、操作、および管理します。
- ローリングアップデートの調整
- Ansible の高度な機能を使用してローリングアップデートを管理することで、ダウンタイムを最小限に抑え、Ansible Playbook の保守性と簡潔さを確保します。
- Content Collections と実行環境の作成
- 独自の Ansible Content Collections を作成して公開し、カスタム automation execution environment に埋め込み、automation controller を使用して Playbook で実行します。
- Red Hat Ansible Automation Platform のインストール
- Red Hat Ansible Automation Platform の概要を説明し、automation controller と Automation Hub の基本インストールを実行します。
- ユーザーアクセスの管理
- ユーザーアカウントを作成して automation controller および Automation Hub のチーム/グループに編成し、各サービスのリソースの管理とアクセスの権限を割り当てます。
- インベントリーおよびマシン資格情報の管理
- 管理するマシンのインベントリーを作成し、automation controller の実行ノードがログインしてそれらのシステム上で Ansible ジョブを実行できるよう、必要な資格情報を設定します。
- プロジェクトの管理と Ansible ジョブの起動
- Web UI でプロジェクトとジョブテンプレートを作成し、これらを使用して git リポジトリの Ansible Playbook を起動し、管理対象ホスト上のタスクを自動化します。
- 高度なジョブ構成
- automation controller の高度な機能を構成し、ジョブの実装の効率と効果を向上させます。
- ジョブワークフローの構築
- ジョブテンプレートの高度な機能を使用して、パフォーマンスの向上、ジョブのカスタマイズの単純化、複数ジョブの起動、反復ジョブの自動スケジュール、ジョブ結果の通知を実行します。
- 高度なインベントリーの管理
- スクリプトから、または automation controller スマートインベントリー機能から動的に生成されたインベントリーを管理します。
- Ansible Automation Platform の構成の自動化
- Ansible Content Collections、automation controller API、Git Webhook を使用して、Red Hat Ansible Automation Platform サービスの構成とデプロイメントを自動化します。
- Red Hat Ansible Automation Platform のメンテナンス
- Red Hat Ansible Automation Platform の定期的なメンテナンスと管理を行います。
成果
組織にとっての効果
- 自動化を通じて手作業を排除し、運用効率を向上させる
- 組織の動的な IT インフラストラクチャを容易に拡張する
- アプリケーションの価値実現までの時間を短縮する
- 必要とされるイノベーションを DevOps 手法によって迅速に適応させ、実装する
- 再利用可能なコードにより、組織全体に自動化を浸透させる
- コンテナ化された新しいアーキテクチャで、大規模なエンタープライズ環境向けのスケーラブルな自動化を簡単に作成する
- Ansible 自動化インフラストラクチャの効率的で信頼できる管理をデプロイして、組織内の組織の IT 自動化を効率化し、コスト削減を促進し、運用効率を向上させる
個人にとっての効果
Ansible Playbook を効果的に作成し、Red Hat Ansible Automation Platform を適切に利用することで、自動化の第一原則を適用して実際の Linux システムとサービスの問題を解決できるようになります。ワークフローを自動化するスキルを獲得し、DevOps 手法の基盤を構築し、Ansible Automation Platform を活用して開発効率を向上させる方法を学習します。大規模なチームや複雑な組織に拡張できる方法で自動化を開発する方法を学習します。Playbook を効果的に管理および最適化するスキルを獲得し、実行環境とコレクションを作成して共有し、自動化ライフサイクルを管理するために automation content navigator を使用する方法を学習します。Red Hat Ansible Automation Platform 2 の automation controller およびプライベート Automation Hub をインストールおよび管理して、より大規模に拡張できるように Ansible 自動化サービスを組織にデプロイして運用する方法を学習します。
推奨される次のコースまたは試験
Red Hat ラーニングサブスクリプションをご利用いただくと、このコースを受講できるほか、オンラインの学習リソースをオンデマンドで無制限に通年利用できます。