EX457

Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Ansible Network Automation -

概要

試験の説明

Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Ansible Network Automation - は、Red Hat® Ansible® を使用してネットワーク・インフラストラクチャを管理するスキルと知識を評価するための実技ベースのテストです。

この試験に合格すると Red Hat 認定スペシャリスト - Ansible Network Automation - となり、Red Hat 認定アーキテクト (RHCA®) としての認定取得に向けて資格を適用できます。

試験の対象者

  • Ansible 自動化を使用したネットワークデバイスの設定および管理スキルの実証を目指すネットワーク管理者およびインフラストラクチャエンジニア

受験の前提条件

  • ネットワーク管理の経験と、ネットワーキング、ルーティング、スイッチ/ルーター設定に関する基本概念の理解
  • ネットワークデバイスのコマンドライン管理の知識
  • VyOS と Cisco IOS の知識
  • Linux コマンドライン環境での作業経験。Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) または同等の知識の保有者 (推奨)
  • Ansible と Ansible Tower の理解
  • 無料のスキルチェックを受けて、この試験の準備に最適なコースを確認してください

試験の内容

準備

Red Hat 認定スペシャリスト - Ansible Network Automation - の受験者は、何の助けも借りずに、以下に挙げる作業を遂行できる必要があります。

試験の学習ポイント

  • Red Hat Enterprise Linux コマンドライン環境での作業
    • テキストエディターを使用してファイルを作成および変更する
    • シェルからコマンドを実行する
    • SSH を使用してリモートシステムにログインする
  • Git の使用と基本的な Git の操作の実行
    • Git リポジトリをコピーする
    • Git リポジトリにファイルを追加する
    • 変更をリモート Git リポジトリにアップロードする
    • シンプルな Git カスタマイズの実行
  • Ansible の設定
    • 設定ファイルをカスタマイズする
    • 接続方法を設定する
    • 認証の詳細を設定する
    • 設定を確認する
  • Ansible コマンドと Playbook の実行
    • Ansible アドホックコマンドを実行する
    • Ansible Playbook を作成する
    • 既存の Ansible Playbook を変更する
  • 標準の Ansible コンストラクトの使用
    • 変数を使用する
    • IP アドレスのリストをループする
    • 条件テストを実行する
    • フィルターを使用してデータを操作する
    • タグを使用して Playbook の実行を制御する
    • テンプレートを操作する
    • レジスターを使用してタスクの出力をキャプチャする
    • Ansible Vault を使用して機密情報を保護する
  • Ansible ロールの使用
    • 既存のロールを使用する
    • 新しいロールを作成する
  • ネットワークデバイス管理の自動化
    • デバイスとシステムに関するファクトを収集する
    • ルーター、スイッチ、ポートを設定する
    • OSPF を設定する
    • BGP を設定する
    • VLAN を設定する
    • デバイス設定をバックアップするマルチプレイ Playbook を作成する
    • syslog と SNMP を使用するようにデバイスを設定する
  • Ansible Tower の使用
    • 資格情報を作成する
    • 組織、ユーザー、チームを作成する
    • 動的インベントリーを作成する
    • Git リポジトリからプロジェクトを作成する
    • ジョブテンプレートを作成する
    • Survey を作成する

知っておくべきこと

準備

Red Hat では、準備として Red Hat Ansible for Network Automation (DO457) の受講を推奨します。コースを受講することは必須ではなく、試験のみを受けることもできます。

 

Red Hat のトレーニングコースに参加することは、試験対策として重要ですが、試験の合格を保証するものではありません。それまでの経験、訓練、適性なども試験に合格するための重要な要素となります。

 

Red Hat 製品のシステム管理に関するさまざまな書籍や情報が提供されています。Red Hat では、そのような資料のいずれも試験対策ガイドとして公認していません。とはいえ、そのような追加情報は理解を深めるのに役立つことがあります。

試験の形式

Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Ansible Network Automation - は、実践的な実技試験で、実際の開発タスクを行う必要があります。試験中、受験者はインターネットにアクセスすることはできず、資料や電子文書を持ち込むことも許可されません。ノートや書籍、その他の資料も持ち込めません。大半の試験では、製品に付属のドキュメントを試験中に使用できます。

試験結果と通知方法

試験の正式な結果は、Red Hat Certification Central から送付されます。試験官やトレーニングパートナーが受験生に直接結果を報告することは認められていません。通常、試験結果は米国の 3 営業日以内に送付されます。

試験結果には合計得点のみ記載され、個々の項目ごとの成績は通知されません。また、それに関するお問い合わせには回答しかねますので、あらかじめご了承ください。

1 回目の受験で合格しない場合には、再試験 (1 回分) を受けることができます。詳細については、Red Hat トレーニングポリシーをご覧ください