RH445
Red Hat High Availability Clustering for SAP Solutions
概要
SAP HANA を高可用性環境の Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions にデプロイします。
コースの説明
- Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions で SAP インフラストラクチャをデプロイ、保護、スケーリングする方法を学習します。このコースでは、SAP HANA と SAP S/4HANA を高可用性構成にデプロイするためのベストプラクティスについて説明します。さらに、Red Hat Ansible Automation Platform と Red Hat がサポートする SAP 固有の Ansible ロールを使用して、デプロイメントを効率的に自動化する方法を確認できます。
注:このコースは自分のペースで進めることができます。期間は受講方式によって異なる場合があります。コースの詳細、スケジュール、価格については、右側のメニューで「場所」から地域を選択し、[詳細はこちら] をクリックしてください。
学習内容サマリー
- RHEL for SAP Solutions への SAP HANA と S/4HANA のインストール
- SAP 向け RHEL HA ソリューションを使用した高可用性クラスタの設定
- RHEL システムロールと Red Hat Ansible コレクションを使用した SAP HA クラスタの設定
- SAP HA の概念と管理対象のコンポーネントの説明
- トラブルシューティングの概要や OS アップグレードの考慮事項など、Day 2 の運用
コース対象者
- 高可用性環境でミッションクリティカルな SAP デプロイメントをサポートする必要がある Red Hat Enterprise Linux および SAP システム管理者
受講の前提条件
- 無料のスキルチェックでこのコースが自分のスキルに適切かどうかを確認してください。
- 受講者はダウンロード権限がある SAP S-User を持っていること。
- https://blogs.sap.com/2021/03/09/learn-all-about-s-user-ids/
- SAP のお客様は、ソフトウェアのライセンスを持っている場合、インストーラーをダウンロードできます。SAP パートナーは、開発ライセンスとテストライセンスを取得できます。インストールソフトウェアは、90 日間ライセンスなしで有効です (時間制限あり)。
- Red Hat 認定エンジニア (RHCE) 認定試験 (EX294) を受講済み、または同等の Linux および Ansible の経験を有する。
- Red Hat Enterprise Linux High Availability Clustering (RH436)
テクノロジー上の留意事項
- SAP HANA Express Edition をダウンロードしてライセンスを取得するには、インターネットにアクセスできる必要があります。
学習内容
学習内容
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概要
- Red Hat Enterprise Linux での SAP のスケーリングの基礎を学習します。
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SAP アーキテクチャの概要
- SAP ポートフォリオの製品と、Red Hat Enterprise Linux へのデプロイを計画する方法について学習します。
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Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions の説明
- RHEL for SAP Solutions のオファリングと、標準の RHEL エンタイトルメントとの違いについて学習します。RHEL の高可用性のコンポーネントについて学習します。
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SAP HANA System Replication の説明
- SAP HANA でのシステムレプリケーション、リソースエージェントのスケールアップとスケールアウト、マルチターゲット・レプリケーション、RHEL High Availability を使用した SAP HANA のフェイルオーバーについて学習します。
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SAP NetWeaver と S/4 高可用性の説明
- SAP NetWeaver と S/4 によるシステムレプリケーション、高可用性環境における S/4HANA と NetWeaver の概念について学習します。S/4 と NetWeaver リソースエージェントをインストールします。これらの環境でのフェイルオーバーについて学習します。
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Ansible による SAP デプロイメントの自動化
- Red Hat Enterprise Linux システムロールによって HANA、NetWeaver、S/4 のデプロイメントを自動化します。
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運用、更新、監視
- この章では、更新、ペースメーカーのメンテナンス、監視など、必要な Day 2 運用に焦点を当てます。手動フェイルオーバー、受け入れテストの実行、HA クラスタでのステータスチェックなどのアクティビティは、高可用性 SAP 環境の整合性と高可用性を維持するために不可欠です。
成果
組織にとっての効果
- 高可用性クラスタリングにより、ミッションクリティカルなサービスの信頼性、可用性、回復力が向上し、ダウンタイムが短縮され、ハードウェアのメンテナンスが容易になります。Red Hat Enterprise Linux High Availability Solutions for SAP は、スケールアップおよびスケールアウトした SAP HANA、SAP S/4HANA、SAP NetWeaver 環境における計画的および予定外のダウンタイムの削減に役立ちます。
個人にとっての効果
- このコースの受講者は、Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions 上で実行される SAP HANA および S/4HANA 高可用性クラスタのプロビジョニング、管理、トラブルシューティングを適切に行えるようになります。
推奨される次のコースまたは試験
- Red Hat Enterprise Linux Diagnostics and Troubleshooting (RH342)
- Red Hat Services Management and Automation (RH358)
- Red Hat Enterprise Linux Performance Tuning (RH442)
Web ページのメタデータ (Web チーム用)
タイトル:Scaling SAP with Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions (RH445)
説明:SAP HANA を高可用性環境の Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions にデプロイします。
Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions で SAP インフラストラクチャをデプロイ、保護、スケーリングする方法を学習します。このコースでは、SAP HANA と SAP S/4HANA を高可用性構成にデプロイするためのベストプラクティスについて説明します。さらに、Red Hat Ansible Automation Platform と Red Hat がサポートする SAP 固有の Ansible ロールを使用して、デプロイメントを効率的に自動化する方法を確認できます。
スキルパスを構築する
このコースは Red Hat ラーニングサブスクリプションの一環として受講できます。このサブスクリプションにより、Red Hat のオンライン学習リソースをオンデマンドで 1 年間無制限に利用できます。
自身の知識を検証する
無料のスキル評価をご活用ください。自分の専門知識に対する評価を実施してスキルギャップを特定し、Red Hat トレーニングをどこから始めるべきかについて提案を受けることができます。