お客様導入事例

Education Payroll Limited、デジタル給与システムを構築

概要

Education Payroll Limited は、ニュージーランドにある 2,500 の学校の給与サービスを管理しています。2 週間ごとに 14,000 件の処理を手動で行っていましたが、複雑な上に時間がかかるため、EdPay というデジタル給与アプリケーションを作成して置き換えることにしました。現地のシステムインテグレーターの Deloitte New Zealand と連携し、Red Hat テクノロジーを使用して、EdPay のための信頼性が高くスケーラブルな基盤を作成しました。このアプリではほぼリアルタイムでステータス情報を取得できるのに加え、機能強化のための更新をゼロダウンタイムで行うことができます。

 

Icon-Red_Hat-Media_and_documents-Quotemark_Open-B-Red-RGB 管理者は、アプリケーションにアクセスし、スタッフリストを確認し、詳細をチェックして、提出内容に関するフィードバックをすぐに得ることができます。EdPay により可視性と使いやすさを大幅に向上させ、エクスペリエンス全体を変革することができました。

Anna Brodie 氏

Education Payroll Limited、テクノロジーおよび製品部門統括責任者

課題

教育業界の給与サービスをモダナイズする

Education Payroll は、ニュージーランドの教師とサポートスタッフに対するタイムリーで正確な給与支払いを実現するために、プロセスとサポートテクノロジーをモダナイズしたいと考えていました。同社では 2 週間ごとに 14,000 を超える手書きの書式を受け取り、それらを手動で給与システムに入力して処理していました。この作業は複雑で、エラーが生じるリスクがありました。Education Payroll は、紙ベースの手動システムを廃止し、新しいデジタル・アプリケーションの EdPay に移行することを決定しました。

ソリューション

クラウドネイティブのサービス基盤を導入する

Education Payroll は、現地のシステムインテグレーターである Deloitte New Zealand と連携して、EdPay の基盤として Red Hat OpenShift をオンプレミスにデプロイすることにしました。また、Red Hat Ansible Automation Platform を使用して、チームが複雑なデプロイメントを管理し、繰り返しタスクを自動化できるようにしました。Deloitte New Zealand と Education Payroll は、学校管理者や校長と緊密に連携して、プロダクションに移行する前に、EdPay の初期リリースに関するフィードバックを集めました。

業務上の成果

タイムリーで正確な給与サービスを学校に提供する

EdPay への切り替え以降、複雑さが軽減されて処理も迅速に行われるようになり、Education Payroll のユーザー満足度は 30% 向上しました。さらに、アプリケーションのライフサイクルが最適化されたため、数週間分の作業時間が短縮されました。その結果、サービスの構築、テスト、提供をより迅速に行えるようになりました。モダナイゼーションの取り組みの一環として、Education Payroll は DevOps とアジャイルアプローチを導入し、効率とコラボレーションを向上させました。また、クラウドネイティブおよび自動化プロセスによって、デプロイ時のダウンタイムもなくなりました。