このシリーズでは、Red Hat Enterprise Linux 10 の構築とリリースに携わった人々やその計画についてご紹介します。構想の初期段階から Red Hat Summit 2025 での発表に至るまで、RHEL 10 がどのようにして実現したのか、現場の声をお届けします。
前回の Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 10 誕生までのストーリーでは、チームがこのメジャーリリースの最終仕上げを行っている様子をお伝えしました。パート 5 では、長年の懸命な取り組みを Red Hat Summit の舞台に届け、世界の反応を目の当たりにする体験について紹介します。
2025 年 (Summit 2025 までの 0 カ月)
Brian Stinson (Principal Software Engineer)
正直に言って、かなり現実離れした感覚です。数千人が関わった 3 年間の成果を、ついに披露できるのです。それがどのような気分か、言葉で説明するのは難しいです。ただただ、最高でした。
Gunnar Hellekson、Red Hat Enterprise Linux バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー
Red Hat Summit は最高潮の瞬間です。
Shelley Dunne、シニア・プリンシパル・プログラム・マネージャー
RHEL 10 に対して、非常に多くのお祝いの言葉を耳にしました。そしてそれはおそらく、RHEL 10 に注ぎ込まれたエネルギーに比例するものでしょう。
Major Hayden、シニアプリンシパルソフトウェアエンジニア
[Red Hat Summit 2025 の] 火曜日に基調講演で発表されましたが、それは本当に素晴らしいものでした。私のこれまでのキャリアの中で、自分の製品が基調講演の壇上で直接紹介されたことは一度もありませんでした。それはまるで夢のような体験でした。
Scott McCarty、Red Hat Enterprise Linux 担当シニアプリンシパルプロダクトマネージャー - テクニカル
Red Hat で長年勤務し、営業、マーケティング、製品管理、エンジニアリングなど、さまざまな経験を積んできた私でも、やはり本当に大変です。これまで経験した中で最も大変な仕事だったと言えるでしょう。
Hayden
その日は大きなストレスを感じました。「一体何人が実際に試してくれるんだろうか?」と不安で仕方なかったんです。たくさんの人に試してもらいたい気持ちもあったけれど、同時にダウンしてしまわないか心配で、その点でもかなり焦っていました。
しかし、最初の反応は非常に良好でした。おそらく 75% の人が、「これはすごい、素晴らしい」「使ってみたい。」と言ってくれました。
Mike McGrath、コア・プラットフォーム・エンジニアリング バイスプレジデント
リリースの日がいつになっても、それが祝賀ムードに包まれるようにすることを常に目標にしてきました。何事においても 3 年という期間は長いため、私たちは全員がお祝いできる機会を持てるよう懸命に取り組んでいます。確かに疲れますが、それは良い意味での疲れです。それは、仕事をやり遂げた後にしか得られない種類の疲れです。そして RHEL 10 では、チームは実に見事にやり遂げました。
Stinson
私が(とくに Summit で)話をしたお客様に関して、非常に良かったことの 1 つは、彼らが物事に対して抱いているエネルギーを目の当たりにできたことでした。とりわけエンジニアリングレベルでは、物事が常に変化しているため、「RHEL 10 については分かっている」「3 年間取り組んできたから」という状況になります。そして 3 年前にそれらの機能や RHEL 10 をどのようなものにしたいかについて話し合っていたときと同じ興奮を、再び目の当たりにすることができるのです。
McCarty
私たちは RHEL 10 で優れたテクノロジーを生み出しました。私はイメージモードも、Lightspeed も大好きです。お客様にも好評でした。ある男性が私たちのところに来て、「RHEL 7 以来最高のリリースだ」と言ってくれました。こちらから促したわけではなく、彼が自ら私たちのところに来てそう言ってくれたのです。
Stef Walter、Linux Engineering シニアディレクター
オペレーティングシステムについては、問題が発生するまでは意識しないものです。オペレーティングシステムはただ正常に動作すべきものであり、私たちはそのように実現するために懸命に取り組んでいます。お客様から電話があるときは、たいてい何らかの問題が発生しています。しかし、今回の Summit では、お客様が席に座って「もっと詳しく教えてください」、「新機能について教えてください」とと言ってくれるような雰囲気でした。それは、普段私たちが経験するお客様とのやり取りとは全く異なるもので、素晴らしい体験でした。
Chris Wells、 RHEL ビジネスユニット、プロダクトマーケティング担当シニアディレクター
私がこれまで参加した過去数回の Red Hat Summit で、私はアナリスト側の人々と話す機会がありましたが、アナリストたちは「RHEL は少し退屈だ」、「大きな変化はあまり起きていない」、「Linux はほぼ確立されたテクノロジーだ」という意見が聞かれました。ところが、今年は RHEL のストーリーが主役であったため、興味深いものでした。
Dunne
RHEL は安定性と堅牢性を維持し、輝きを放つという驚異的な役割を果たしています。私たちは、お客様が RHEL について心配する必要がなく、「これは素晴らしい!」と思えるような、お客様が求めるものを提供しています。これはお客様が RHEL に求めていることなので、両方の長所を兼ね備えていると思いますが、同時にお客様ができることに対してさらに価値を付加しているようにも感じられます。
Stinson
私たちはソフトウェアを継続的にビルドするための優れた方法を見つけました。まずは、必ずアップストリームで開発を進め、コミュニティとの連携を継続的に図り、Red Hat 社内だけでなく、より広いコミュニティとも連携する方法でオペレーティングシステムを構築しています。今後のリリースでもこの取り組みを継続し、さらに改善していきたいと考えています。
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