経験豊富な仮想マシン (VM) 管理者にとって、使い慣れた環境から Red Hat OpenShift Virtualization への移行は非常に難しく感じられるかもしれません。お客様が最も重視されるのは、ミッションクリティカルなワークロードの移行だけではなく、新しい統合プラットフォームを適切に管理できるよう迅速に習熟できることであると、当社は理解しています。
現在のハイパーバイザーからの移行は、必ずしも短期間で実現する必要はありません。これは段階的な進化であり、Red Hat はその過程の各段階でガイド付きリソースを提供します。まずは無料トライアルとラーニングハブで、最初の学習をサポートします。これらのツールは、早い段階で自信を付け、実際のシナリオで知識を適用する準備ができた時点でエキスパート主導の実装にスムーズに移行するのに役立ちます。これにより、運用の成功に向けた、安定した予測可能な道のりが確保されます。
この記事では、新しいプラットフォームへの移行に際して組織やチームの成功に役立つ、推奨のトレーニングとリソースパスを紹介します。
フェーズ 1:調査と基礎トレーニング
まずは基本概念を理解し、OpenShift Virtualization を実際に体験してみてください。ほとんどのリソースは無料でアクセスでき、OpenShift Virtualization を使用したエンタープライズ VM ワークロードの管理に慣れていただけるように設計されています。
詳細を確認 (無料)
- OpenShift Virtualization ロードショー:VM 管理者やインフラストラクチャ・アーキテクトが、エンタープライズ VM ワークロードを管理するための現実的な代替手段として OpenShift Virtualization を使用する方法について学ぶための実践的な体験を提供します。
- OpenShift Virtualization ラーニングハブ:OpenShift Virtualization の使用を開始するユーザーを支援するために特別に設計されたツールと学習資料で、タスクごとに整理されています。
- 60 日間の OpenShift 無料トライアル:Red Hat OpenShift を実際に使用できます。
- Level up program Virtualization:パイロットプロジェクトまたはプロダクション・ワークロード用のフルサポート付きサブスクリプションです。
- Red Hat インタラクティブな体験 (デモ):Assisted Installer を使用して OpenShift Virtualization をデプロイする方法と、移行ファクトリーを使用して大規模に VM を移行する方法をご確認ください。
- OpenShift ラーニングパス:Red Hat OpenShift と VMware の特長や機能についての知見を提供する貴重なリソースです。
- OpenShift Virtualization の使用を開始するためのラーニングパス:OpenShift Virtualization を構成し、新しい VM をデプロイし、既存の VM を新しい環境にインポートする手順を説明する 1.5 時間のラーニングパスです。
基礎的な専門知識の構築 (関連費用あり)
このフェーズでは、最初のステップとして、演習ラボ環境での実践的なトレーニングを通じて、VM 管理者が他のハイパーバイザーから移行し、必要なスキルを迅速に習得できるように設計されています。
- 基本的な VM 運用に重点を置いた VM 管理者向けの入門コース (DO156) :この 3 日間のコースでは、Red Hat OpenShift Virtualization Operator を使用して、OpenShift で VM を作成および管理するために必要な基本スキルを学びます。
- より高度なトピックを学習したいクラスタまたは VM 管理者向けの中級コース (DO256) :この 3 日間のコース (近日公開予定) では、他のハイパーバイザーから OpenShift Virtualization に VM を移行し、VM のデータ保護とバックアップを提供する方法や、効率的な作成方法を学び、VM のプロビジョニングの標準化を行い、Kubernetes リソースで VM に高可用性を提供します。
フェーズ 2:実際のアプリケーション、メンターによる実装、Day 2 オペレーション
この時点で、トレーニングから実践的な実行に移行する準備が整います。Red Hat は、お客様が最初のワークロードを OpenShift Virtualization に移行し、最終的には仮想化のフットプリントを拡大して移行を大規模に拡大できるよう支援します。この段階はプロダクション・ビルドから始まり、移行作業の開始にあたっての Red Hat コンサルティングによるガイダンスと Red Hat テクニカル・アカウント・マネジメントによるサポートが含まれます。
詳細情報:無料のリソースから始める
- OpenShift Virtualization を使用した高度な運用と自動化ワークショップ:アカウントチームと連携して、参加者に環境を管理し、Day 2 以降に重要な運用タスクを実行するために必要な知識やツールを提供する無料のワークショップを予約できます。
- RHLS と 90 日間の無料トライアルで学習を継続:学習のどの段階にあっても、包括的なカリキュラムへの無制限アクセスを活用してスキルギャップに対処できます。
Red Hat Services が支援する、ガイド付きのパスで前進する
エキスパート主導のアプローチにより、よくある落とし穴を排除し、価値実現までの時間を短縮できます。Forrester Consulting TEI の調査 によると、Red Hat コンサルティングを活用することで OpenShift の実装時間が全体で 46% 短縮され、213% の投資対効果 (ROI) を得ることができました。
- 仮想化移行評価 (VMA) :最初のディスカバリーセッションとその後のプラットフォームチームとの一連の評価ワークショップで構成される 2 週間の評価で、Red Hat のコンサルタントがお客様の環境の現在の状態、および将来の状態についてのニーズと目標を総合的に把握します。
- 仮想化移行ファクトリー (VMF) :将来の本番環境への準備を整えるために、非本番環境で強力な基盤を構築することから始めことが通例となっています。最初の VM の移行を検証した後、プロダクションの強化、バッチ化された VM の移行の自動化、繰り返しの移行パターンの開発に重点を置いて移行を拡張します。
- テクニカル・アカウント・マネジメント (TAM) :TAM はこのフェーズでの成功に不可欠です。TAM は、移行前のテスト、サポートとデプロイ、日常的なプロダクションサポートを提供し、ベストプラクティスと運用ガイダンスを共有します。
- Automate and Manage Red Hat OpenShift Virtualization with Ansible コース (DO336) :このコースは、Ansible Automation Platform Operator を使用して、OpenShift Virtualization に VM を移行して管理するタスクの自動化を習得したい VM 管理者を対象としています。
重要な点として、Red Hat テクニカル・アカウント・マネージャー (TAM) のサポートがある点に注目してください。これは、とくに OpenShift を初めてご利用になるお客様にとって、ベストプラクティスへのアクセやス、継続的なアドバイスによる支援、お客様固有のニーズに対するサポートをご利用いただけるので効果的です。最近の Forrester/Red Hat が委託した調査によると、TAM はシステム停止時間の 67% 短縮に貢献しました。
フェーズ 3:運用の進化とプラットフォームの ROI
最後の段階では、自動化と効率化を通じて運用を進化させることで、投資対効果 (ROI) の最大化に焦点を当てます。これには、Git リポジトリから望ましい状態を管理および維持するための Argo CD や OpenShift GitOps などのツールを使用した、GitOps プラクティスによるインフラストラクチャとアプリケーションのデプロイの自動化が含まれます。
Red Hat Services が支援する、ガイド付きのパスで前進する
- ClickOps から GitOps への進化:GitOps の原則を使用して、インフラストラクチャとアプリケーションのデプロイメントを自動化することに重点を置きます。これには、git リポジトリで環境の望ましい状態を定義し、Argo CD や OpenShift GitOps などのツールを使用して、実際の状態を望ましい状態に自動的に調整します。
- Multicluster Management with Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes コース (DO432) :Red Hat Advanced Cluster Management と GitOps を使用して、マルチクラスタ環境で仮想マシンをデプロイおよび管理する方法を学びます。
あらゆる段階で役立つガイダンス
新しいプラットフォームへの移行は、移行が必要なすべての部分を考慮する必要があるため、非常に大変な作業のように感じられることがあります。しかし、明確で構造化された段階で実施すると、管理しやすくなります。リソースの調査から始めてエキスパート主導のデプロイ、全面的な移行を経てインフラストラクチャのモダナイゼーションで終わる段階的なアプローチを取ることで、プロセスがより予測可能になり、複雑さが軽減します。
この取り組みは、単独で行う必要はありません。確かなドキュメントや専用ツール、また Red Hat エキスパートによるガイダンスにより、明確さと自信を持って前進するために必要なものを得ることができます。
戦略や次のステップについて考慮されている場合は、今すぐコンサルタントにご相談ください。
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執筆者紹介
Nicole Yee is a Program Marketing Manager at Red Hat Services, specializing in the Application Platform and AI space. Since 2022 she has focused on highlighting the value of Red Hat Services, helping organizations understand how the right services can support business objectives. Her work centers on translating technical capability into clear value propositions and use cases so teams can see what’s possible and make informed decisions
Courtney started at Red Hat in 2021 on the OpenShift team. With degrees in Marketing and Economics and certificates through AWS and Microsoft she is passionate about cloud computing and product marketing.
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