DO121
Introduction to Microsoft Azure Red Hat OpenShift
概要
コースの説明
Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタをデプロイし、アクセスし、基本的なカスタマイズを実行する方法を学習します。
DO121 はプラットフォーム運用者向けのコースで、Microsoft Azure Red Hat OpenShift を使用してマネージドクラスタをプロビジョニングする方法と、アプリケーション開発者およびアプリケーションをオンボーディングするためにこれらのクラスタで基本的な Day-2 カスタマイズを実行する方法を学びます。
コースの修了後、仮想環境を含むすべてのコースについて、ハンズオンラボへの 45 日間の延長アクセスをご利用いただけます。
注:このコースは自分のペースで進めることができます。期間は受講方式によって異なる場合があります。コースの詳細、スケジューリング、価格については、お住まいの地域を選択して、右側のメニューの「詳細はこちら」をクリックしてください。
学習内容サマリー
- マネージド OpenShift の概要
- Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタ作成の前提条件の特定
- 管理者およびセルフサービスユーザーの開発者として Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタにアクセスする
- Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタを Red Hat サービスに接続する
- 追加のストレージクラスを設定し、Azure Monitor へのログ転送を設定する
- 専用のノードプールを作成し、ノードの自動スケーリングを設定する
コース対象者
- システム管理者、プラットフォーム運用者、クラウドエンジニアなどの IT 運用の専門家
- サイト信頼性エンジニアや DevOps エンジニアなどのアプリケーションおよび開発インフラストラクチャの専門家
推奨トレーニング
- 受講者は Azure のコンピュート、ストレージ、ネットワークリソースの運用と管理など、Microsoft Azure に関する知識が必要です。
- Red Hat OpenShift を初めて使用する受講者は、DO121 を受講する前に、次のコースで Red Hat OpenShift クラスタ管理の基本スキルを学習することをお勧めします。
- Kubernetes クラスタの管理経験がある受講者は、DO121 を受験する前に DO180 と DO280 を受験するか、または少なくとも Red Hat OpenShift クラスタの操作に関する基礎的なスキルを、Red Hat が提供する次の無料リソースを利用して習得することをお勧めします。
テクノロジー上の留意事項
- Azure Portal と Azure CLI を使用して Azure クラウドサービスにアクセスするためにインターネットアクセスが必要です。Red Hat Hybrid Cloud Console および関連する Red Hat Cloud Services にアクセスするためにも必要です。
- 受講者は、アクティブな Azure アカウントと、そのアカウントと関連付けられた、Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタが消費する Azure リソースの支払い方法が必要です。
- 受講者は、有効な Red Hat カスタマーポータルのアカウントまたは無料の Red Hat 開発者プログラムメンバーシップを持っている必要があります。
学習内容
このコースの概要
マネージド Azure Red Hat OpenShift クラスタのプロビジョニング
インターネット経由でアクセス可能な Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタを作成します。
- マネージド OpenShift Clusters の概要
- マネージド OpenShift クラスタのシステム管理に関する、お客様のチームとクラウドベンダーの SRE チームとの関係を説明します。
- Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタを作成するための前提条件
- Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタをパブリックモードまたはプライベートモードでデプロイするためのさまざまなオプションについて説明し、Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタを作成するための Azure クラウドアカウントと管理ワークステーションを準備します。
- Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタの作成
- Azure Portal を使用してインターネットにアクセス可能なマネージド OpenShift クラスタを作成し、Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタを構成するクラウドリソースを調べます。
- 管理者として Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタにアクセスする
- 管理クラスタにアクセスするための OpenShift クラスタ管理者の資格情報を取得します。
Managed Azure Red Hat OpenShift クラスタの設定
開発目的で使用する Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタを設定します。
- Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタへの開発者セルフサービスアクセスの設定
- 開発者がマネージドクラスタにアクセスし、特権のないアプリケーションをデプロイするセルフサービスプロジェクトを作成できるようにする ID プロバイダーを設定します。
- Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタと Red Hat Cloud Services の接続
- マネージドクラスタを Red Hat Cloud Services に接続します。またそのメリットを列挙します。
- 追加のストレージクラスを設定する
- コストとパフォーマンスの要件を満たす Azure ディスクタイプにアプリケーションを接続します。
- 専用ノードプールを作成する
- さまざまな VM サイズを使用するアプリケーションを実行するマシンセットを追加します。
- ノードの自動スケーリングを設定する
- アプリケーションの負荷に応じてノードプールを自動スケーリングします。
- ログ転送を設定する
- クラスタと Pod のログを Azure Monitor に転送します。
成果
組織にとっての効果
Microsoft Azure Red Hat® OpenShift® は、可用性の高いフルマネージドの Red Hat OpenShift クラスタをオンデマンドで提供するターンキー型のアプリケーション・プラットフォームです。Red Hat とマイクロソフトが共同でプラットフォームの設計、管理、サポートを行い、組織が運用効率を高め、イノベーションに再び集中し、アプリケーションを迅速に構築、デプロイ、スケーリングできるようにします。
Red Hat OpenShift は、オンプレミス環境とクラウド環境の運用の一貫性を実現するハイブリッドクラウド・プラットフォームです。Microsoft Azure Red Hat OpenShift を使用している組織は、オンプレミスのデータセンターでセルフマネージド型の Red Hat OpenShift Container Platform と同じ運用プロセスに従い、同じアプリケーションを任意の OpenShift クラスタ (マネージド型またはセルフマネージド型) にデプロイします。
個人にとっての効果
DO121 を完了すると、受講生は Microsoft Azure Red Hat OpenShift クラスタを作成できるようになります。日常的なアプリケーションおよびクラスタ管理タスクの大部分は、Red Hat OpenShift 製品上では同じ方法で実行されるため、IT プロフェッショナルはクラウド環境とオンプレミス環境の両方に Red Hat OpenShift クラスタの管理と同じスキルを適用できます。
推奨される次の試験またはコース
受講者は DO121 に登録する前に次のコースを受講することをお勧めします。
- Red Hat OpenShift I: Containers & Kubernetes (DO180)
- Red Hat OpenShift II: Operating a Production Kubernetes Cluster (DO280)
DO121 の修了後は、Red Hat OpenShift に関する次のような追加の運用および開発トレーニングに進むことができます。
スキルパスを構築する
このコースは Red Hat ラーニングサブスクリプションの一環として受講できます。このサブスクリプションにより、Red Hat のオンライン学習リソースをオンデマンドで 1 年間無制限に利用できます。
自身の知識を検証する
無料のスキル評価をご活用ください。自分の専門知識に対する評価を実施してスキルギャップを特定し、Red Hat トレーニングをどこから始めるべきかについて提案を受けることができます。