2026 年 Innovation Award 受賞者

TD、スケーラブルなネットワーク自動化によりプロビジョニングにかかる​​時間を数カ月から数日に短縮

緑色の背景に白い文字が書かれた TD のロゴ

業種:
金融サービス

地域:
北米 (NA)

本社:
カナダ、トロント

規模:
従業員 90,000 名以上

概要

TD は、北米全域に約 2,200 の支店およびキャンパスを展開している銀行であり、2,800 万人以上の顧客を擁しています。TD は、途切れることのない常時稼働の銀行サービスを顧客に提供するために、サービスの信頼性を維持しながら迅速な変化に対応できる、先進的でスケーラブルなネットワーク・インフラストラクチャを必要としていました。  

TD は Red Hat® Ansible® Automation Platform を基盤として標準化し、ネットワーク管理を自動化しました。統一された自動化アプローチを採用することで、同行は安定性とセキュリティを損なうことなく、テクノロジーのプロビジョニングとアップグレードにかかる時間を数カ月から数日へと短縮しました。また、ネットワークチームやエンジニアは時間外の反復的な業務から解放され、ワー​​クライフバランスが改善されるとともに、問題解決やイノベーションに集中できるようになりました。 

TD のロゴが飾られている先進的な超高層ビルの前に立つ鮮やかな赤色の ATM キオスク

課題

ネットワーク運用を自動化し、途切れることのない銀行サービスをサポートする

オンラインでも実店舗でも、途切れることのない常時稼働の銀行サービスを顧客に提供するには、安定性と一貫性を備えていると同時に、更新や変更が容易なインフラストラクチャが必要になります。

会議室でノートパソコンを使ったビデオ通話によるハイブリッド会議をしながら共同作業を行っている 2 人の同僚

自動化を活用してインフラストラクチャ・プロジェクトやビジネスをいつもどおり迅速かつ効率的に遂行できる能力がきわめて重要です。そのような能力は、お客様が TD に期待する機能豊富でシンプルな操作性を提供するための鍵となります。

Drew Yates

TD、インフラストラクチャ担当副社長、ネットワークおよびデータセンター統括責任者

TD には約 2,200 の支店と約 10,000 台のデバイスをサポートする広大なネットワークがあり、その複雑性は高まる一方です。連携していない自動化ツール、一貫性のないデバイス構成、そして蓄積された技術的負債などがからみあい、変革を時間がかかる複雑なものにしていました。メンテナンス期間は限られており、ミスを許容できる余地はほとんどなく、手作業によるプロセスのためにエンジニアは 24 時間体制で作業する必要がありました。銀行ではわずかな設定ミスでも支店サービスや顧客の取引に支障をきたす可能性があるため、この小規模なチームは、信頼性や顧客の信頼を損なうことなくネットワーク管理に必要な時間と労力を削減する必要がありました。

光り輝く TD のロゴと、ビジネス・プレゼンテーション中の先進的な会議室にいる 2 人

ソリューション

支店ネットワーク全体に自動化を拡張する

TD は、Red Hat Ansible Automation Platform をネットワーク自動化戦略の基盤として採用し、ネットワーク環境を標準化しました。Ansible Automation Platform を選択した理由は、エージェントレス・アーキテクチャ、ベンダーに依存しない柔軟性、一元化された可視性、およびネットワーク全体にわたる制御性です。TD はまず小規模な試験運用から始め、その後、数百の支店にわたる大規模なパッチ適用イニシアチブを開始しました。体系的に自動化プロジェクトの規模を拡張し、再利用可能な Playbook、実行環境、自動化されたワークフローを開発しました。これらは現在、支店やキャンパス全体にわたるプロビジョニング、移行、アップグレード、および Infrastructure as Code (IaC) のデプロイをサポートしています。 

自動化は現在、ネットワークチームの業務運営に不可欠な要素となっています。チームはこれまでに 100 以上の Playbook を作成し、2 万件の変更ドキュメントを生成し、反復ごとに改善されるスケーラブルなフレームワークを構築しました。AI コパイロットとカスタムエージェントを導入して、反復的なコーディング、品質保証 (QA)、およびドキュメント作成タスクを処理することで、この小規模チームは人員を増やすことなく開発速度の向上を実現しました。チームは Red Hat と緊密に連携して継続的な改善をサポートするとともに、同行が将来のセルフサービス機能や AI を活用した機能に対応できるよう準備を進めています。

Ansible Automation Platform は、再利用可能な Playbook と一元化されたワークフローを使用して、支店ネットワーク全体で一貫した自動化を実行する方法を提供してくれます。それと同じアプローチを、複雑さを増すことなくキャンパスやデータセンターにも適用できます。

Jade Wu

TD、ネットワーク自動化担当シニアエンジニア

TD が導入したソフトウェアとサービス

輝きとともに表示されている Red Hat Ansible Automation Platform のロゴ。連なる白い長方形の背景に配置されている

Red Hat Ansible Automation Platform

ビジネス成果

自動化によってスピード、一貫性、回復力が向上

TD の従業員がオフィスで働いている様子をコラージュした写真。中心には緑色の TD ロゴが配置されている

現在、標準化されたエンドツーエンドの自動化が TD のインフラストラクチャの基盤となっています。これによって同行は、一元化された可視性と予測可能な結果を得ることができ、支店やキャンパスのプロビジョニング、移行、変更を数カ月ではなく数日で完了できるようになりました。たとえば、従来なら 1 年以上かかっていた大規模なインフラストラクチャ更新プロジェクトがわずか 3 カ月半で完了し、デバイスのプロビジョニング時間も 5 時間から 1 時間未満に短縮されました。

以前はエンジニアが多くの時間をかけて実施していた、オペレーティングシステムやファームウェアのアップグレード、ポートの有効化、インターネット・プロトコル (IP) の更新、ドキュメント作成、検証といった日常タスクは、現在、完全に自動化されています。これは、大規模な変更を並行して実行し、新しい機能をより迅速に提供するのに役立ちます。チームは長時間労働をすることなく、高リスクな銀行業務環境に求められる信頼性を維持できるようになりました。エンジニアは夜間の反復的な変更作業や手作業による文書作成に時間を費やす必要がなくなり、イノベーションや問題解決に集中できるようになっています。

自動化により、システムの安定性を損なうことなく、より頻繁に、制御された変更を行うことが可能になりました。エンジニアリングチームはより効率的にソリューションを開発、実装できるとともに、顧客は舞台裏で変更が適用されている間も中断なくサービスを利用することができます。

Paul O'leary

TD、ネットワーク自動化担当シニアエンジニア

関連資料

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Innovators in the Open のロゴ

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