プレスリリース

Red Hat、OpenStack Platformの最新バージョンでデジタルトランスフォーメーションを実現するクラウド基盤を提供

Red Hat OpenStack Platform 13は、Fast Forward機能によるアップデートの簡素化、すべてのOpenStackサービスのコンテナ化、OpenStack上でのRed Hat OpenShiftの展開を可能に

東京

[バンクーバー – OpenStack Summit Vancouver 2018 – 2018年5月21日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE: RHT、以下Red Hat)は本日、Red Hatの非常にスケーラブルでアジャイルなクラウドIaaSソリューションの最新バージョン、Red Hat OpenStack Platform 13を発表しました。OpenStack「Queens」リリースをベースとするRed Hat OpenStack Platform 13は、エンタープライズ企業がデジタルトランスフォーメーション戦略としてハイブリッドクラウドを使用するための強力な基盤を提供し、新しいテクノロジーを採用する際に生じる様々な問題を新機能Fast Forward Upgradesによって最小限に抑え、さらに新しいテクノロジースタック全体の統合を図るように設計されています。

多くの企業が直面している急速なデジタル競争の環境下において、ビジネスの差別化を図る新しい方法とは、顧客に提供するITサービスを改善することです。最新のITにとって鍵となるのは、開発者に新しい機能とイノベーションを提供し、より早くITリソースにアクセスできるようにすることです。Red Hat OpenStack Platformはアプリケーションとサービスをより早く提供できるように設計されており、すぐにでも運用できる拡張可能なプライベートクラウドによって企業は自信を持ってイノベーションを推し進めることができます。Red Hat OpenStack Platform 13を活用することで、エンタープライズはそのITインフラストラクチャをよりアジャイルで効率的な環境(つまり、新しいデジタル市場がもたらす機会をすぐにでも捉えられるような環境)に発展させることができます。

アジリティの向上によって運用効率を加速
Red Hat OpenStack Platform 13によって、リソースの弾力性、スケーラビリティ、高効率性を発揮するオンプレミスのクラウドアーキテクチャを構築できます。エンタープライズ企業がこの目標を達成できるように、Red Hat OpenStack Platform 13ではRed Hatの幅広いハイブリッドクラウドテクノロジーを用いてポートフォリオ間の統合機能を強化しました。この新機能には以下が含まれます。

  • Red Hat CloudForms:ハイブリッドクラウドインフラストラクチャのための日常的な管理タスクを簡易化。
  • Red Hat Ceph Storage:非常にスケーラブルな統合ストレージが可能。この機能によって、企業はたった1つのスナップショットから数多くの仮想マシンをより迅速に提供し、フルサポート付きのストレージソリューションを構築できます。
  • Red Hat OpenShift Container Platform:この機能によって、Red Hat OpenStack Platform 13はクラウドネイティブワークロード向けの拡張可能なプラットフォームとなり、KubernetesによるLinuxコンテナのオーケストレーションをスケーラブルなOpenStackインフラストラクチャで実行できるアーキテクチャを提供します。

Fast Forward Upgradesによってリリースのアップデートを簡素化
長期 (Long life) リリース間のアップグレードプロセスをさらに簡素化するために、Red Hat OpenStack Platform 13にはFast Forward Upgrades機能が導入されています。この機能によってITチームは常に運用リスクを最小限に抑えながら、そのIT環境において最新のOpenStackのイノベーションを実現することができます。Red Hat OpenStack Platform directorで提供されるFast Forward Upgradesによって、顧客はより早くアップグレードするためにアップストリームのコミュニティから半年毎に新機能を受け取るか、より長いサポート期間を有する製品を使用し続けるかを選択できます。Red Hat OpenStack Platform 10を現在ご利用されている場合、この最新リリースから、再起動の回数が減り、ハードウェアを追加する必要なくRed Hat OpenStack Platform 13にアップグレードできます。

ビジネスニーズのタイミングに合わせたイノベーション
オープンなコミュニティ主導のイノベーションをエンタープライズ規模で実現し、Red Hatの専門知識とサポートに支えられたRed Hat OpenStack Platform 13は、エンタープライズが求める安定性、可用性、高いセキュリティにイノベーションとアジリティを組み合わせたクラウドプラットフォームを提供するように設計されています。Red Hat OpenStack Platform 13を用いると、以下の機能によって企業はより早く確実にイノベーションを実現できます。

  • OpenStackサービスのコンテナ化:Red Hat OpenStack Platform 12は、OpenStackサービスのコンテナ化によってアップグレード、ロールバック、サービス管理の柔軟性を高め、オペレーター側のクラウド管理の複雑さを軽減させます。Red Hat OpenStack Platform 13は、ネットワーキングとストレージを含むすべてのOpenStack サービスをコンテナ化することでこの機能を強化しました。これは、Red Hat OpenStack製品で初めてのことです。
  • OpenStackセキュリティ機能のアップグレード:OpenStack Barbicanといったセキュリティ関連プロジェクトの統合によって、Red Hat OpenStack Platform 13ではパスワード、セキュリティ証明、キーといったシークレットのライフサイクル管理がテナントレベルで可能となりました。現在、Barbicanの導入によってCinder暗号化ボリュームサポート、Glanceイメージへの署名、Swiftオブジェクトの暗号化といった暗号化に関連するユースケースに対応しています。Red Hat OpenStack Platform 13は、VNC、OpenDaylight、Redisといったサービスのために内部の通信フローを制御する広いTLSカバレージも備えています。これらの機能の導入によって、顧客はFedRAMP、SecNumCloud、およびその他の業界別のリスク管理フレームワークといったセキュリティ基準を遵守することができます。

すべての業界における顧客とパートナーの能力を向上
Red Hat OpenStack Platformは、オープンソースにおけるRed Hatのリーダシップと組み合わせることで、サービス、サポート、消費モデル、ライフサイクル管理に渡って一貫したエクスペリエンスを提供できるため、全業界においてITチームの能力を向上することができます。Red Hat OpenStack Platformは、様々なデプロイメント向けにハイブリッドクラウドとプライベートクラウドの能力を向上できるため、BBVA、ケンブリッジ大学、FICO、Massachusetts Open Cloud、Turkcell、オークリッジ国立研究所、Paddy Power Betfair、UKCloud、キャセイパシフィック、IAGといった数多くの顧客から信頼を得ています。

Red Hat OpenStack Platformは、Dell EMC、Intel、Lenovo、NetApp、Rackspaceといったエンタープライズビジネスのパートナーによる堅牢なエコシステムにも支えられており、特にCisco、Ericsson、Huawei、NEC、Nokiaといった通信産業において幅広く支持されています。Red Hat OpenStack Platform 13は、このエコシステムに基づいてイノベーションを実現するように設計されており、通信サービスプロバイダーは以下の重要なアプリケーションとエンドユーザー向けのサービスをデプロイ、実行、開発することができます。

  • OpenDaylightのための統合とサポート:Red Hat OpenStack Platform directorによってソフトウェアデファインドネットワークをカスタマイズおよび自動化するためのモジュール式オープンソースプラットフォームです。この統合機能は、顧客がオープンソフトウェアに基づく適応性の高いネットワーキングソリューションからメリットを得られるように設計されています。
  • リアルタイムKVMコンピュートロール:超低レイテンシーが要求される環境向けにRed Hat Enterprise Linux Real Time Kernelによって作動。

提供開始時期
Red Hat OpenStack Platform 13は6月に、Red Hat Customer Portalを介して、Red Hat Cloud InfrastructureとRed Hat Cloud Suiteのコンポーネントとして提供される予定です。

 

サポートコメント

Red Hat OpenStack担当ゼネラルマネージャー Radhesh Balakrishnan
「企業がデジタルトランスフォーメーションを実現するのに重要な要素とは、次世代のアプリケーションとクラウドサービスをサポートできる最新のフレキシブルでオープンなインフラストラクチャです。そのようなインフラストラクチャを簡単にデプロイし、管理するように設計されたRed Hat OpenStack Platform 13は、通信、金融サービス、公共部門、メディア、テクノロジーといった様々な業界の企業においてデジタルトランスフォーメーションを推進することができます。Fast Forward Upgrade により、ITオペレーターは安定性とイノベーションとのバランスを取りながら OpenStack を簡単にアップグレードできるようになります。」            

451 Research 研究担当バイスプレジデント Al Sadowski氏
「現在のデジタル経済において成功するか否かを決定するのは、ITのための新しいアプローチ、つまりサービスの迅速な提供や多種多様なクラウドテクノロジーとの緊密な統合に焦点を絞ったアプローチです。Red Hat OpenStack Platformは一貫した運用実績で最新のイノベーションを実現し、さらに拡張するために必要なツールを企業に提供します。」

Mellanox Technologies ソフトウェアアーキテクチャ担当バイスプレジデント Dror Goldenberg氏
「高パフォーマンスで、サーバーのフットプリントが小さく、緊密に統合されたネットワーキングインフラストラクチャレイヤーは、ハイブリットクラウドとプライベートクラウドのためのインフラストラクチャを効率化するのに極めて重要です。Red Hatのラボでテストで検証されているとおり、MellanoxのオープンソースのAccelerated Switching and Packet Processing (ASAP2) OVS offloadテクノロジーは、1秒あたり5,500万パケットのスループットを達成し、よりクラウドネイティブなアプリケーションとサービスを実行するために重要なリソース(CPUコア)を解放しました。このテクノロジーがMellanox ConnectX-5ネットワークアダプタと共にRed Hat OpenStack Platform 13で利用できるようになったことは嬉しい限りです。」

 

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本件に関するお問い合わせ

  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-5798-8550

Red Hat について

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするレッドハットは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるクラウド、Linux、ミドルウェア、レッドハットはストレージおよび仮想化テクノロジーを提供、さらに サポート、トレーニング、コンサルティングサービスも提供しています。レッドハットは、企業、パートナーおよびオープンソースコミュニティのグローバルネットワークの中核として、成長のためにリソースを解放し、ITの将来に向けた革新的なテクノロジーの創出を支援しています。http://www.redhat.com をご覧ください。

将来予想に関する記述

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