プレスリリース

Red Hat OpenStack Platform 14を発表、Kubernetesと仮想マシンの統一基盤を推進

Red Hat OpenStack Platform 14は、クラウドネイティブ・アプリケーションとコンテナのベアメタルへの導入をシンプル化するように設計され、俊敏性とイノベーションの強化に貢献するとともに、インフラストラクチャの複雑性を低減

東京

[ベルリン -- OPENSTACK SUMMIT – 2018年11月13日 (現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE:RHT、以下Red Hat)は本日、Red Hatの非常にスケーラブルなクラウドネイティブ・アプリケーション対応IaaS(Infrastructure-as-a-Service)ソリューションの最新バージョンであるRed Hat OpenStack Platform 14を発表しました。OpenStack「Rocky」コミュニティリリースをベースとするRed Hat OpenStack Platform 14は、業界で最も包括的なエンタープライズKubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShift Container Platformとの統合を緊密化し、さらに充実したKubernetesのサポートをエンタープライズ・グレードのOpenStackに提供します。ベアメタルリソースの消費を向上しデプロイメント・オートメーションを強化する機能との組み合わせで、Red Hat OpenStack Platform 14は従来型、仮想化、およびクラウドネイティブなワークロードのための基盤となり得る単一のインフラストラクチャ製品を提供します。

Gartner**は「クラウド導入の現状は、ハイブリッドクラウドとマルチクラウドが主流になっています。2020年には、75%の組織がマルチクラウドまたはハイブリッドクラウドモデルをデプロイしているでしょう。」と述べており、これはRed Hatにとって、IT組織が従来型とクラウドネイティブなワークロードを、より一貫性と信頼性のある方法で管理する上で、ハイブリッドクラウドの構成要素として、Red Hat OpenStack Platformのような非常にスケーラブルなプライベートクラウド・インフラストラクチャが重要な役割を果たせることを意味します。

世界をリードするエンタープライズLinuxプラットフォームを基盤として構築されたRed Hat OpenStack Platformは、企業が自社のITインフラストラクチャをより俊敏に、効率的、革新的な環境に変化させることを可能にします。モジュール型の設計によって、既存の従来型アプリケーションに対するIT運用の最適化に役立つとともに、クラウドネイティブなアプリケーションの開発とデプロイメントの基盤として機能します。

 

エンタープライズKubernetesRed Hat OpenShift Container Platformの統合

コンテナおよびクラウドネイティブ・アプリケーションへの移行がエンタープライズのデジタル変革戦略の重要な部分になっており、エンタープライズ・グレードのKubernetesをOpenStack上に効果的にデプロイおよびスケーリングできることがITチームにとって必須になる可能性があります。

この課題への対応に貢献するため、Red Hat OpenStack Platform 14はRed Hat OpenShift Container Platformをホスティングできるだけでなく、プロビジョニングとスケーラビリティに関するRed HatのエンタープライズKubernetesプラットフォームの重要な要件を自動化します。これらの機能には以下が含まれます。

  • ベアメタルおよび仮想インフラストラクチャリソースの自動化されたプロビジョニング:Red Hat Enterprise Linuxノード上のRed Hat OpenShift Container Platformを対象とし、ベアメタル上のクラウドネイティブなワークロードへの移行を目指す組織においてコンテナと仮想化の両ワークロードにわたる統一的なクラウドソリューションの提供に貢献
  • 実運用対応、高可用性Red Hat OpenShift Container Platformクラスタの自動化されたデプロイメント:単一障害点のない継続的運用に向かう経路の提供に貢献
  • 統合化されたネットワーク:同一テナントのOpenShiftコンテナベースワークロードとOpenStack仮想ワークロードの同一仮想ネットワーク(Kuryr)への接続を実現し、アーキテクチャの性能を向上
  • 組み込みのOpenStackロードバランサー・サービスの自動使用によるコンテナベースのワークロードのフロントエンド処理
  • 組み込みのOpenStackオブジェクト・ストレージの使用によるコンテナ・レジストリのホスティングの効率化

さらに、Red Hat OpenStack Platform 14ではdirectorベースのRed Hat OpenShiftノードのスケールアウトおよびスケールインを導入し、ワークロードの要件の変化に応じたリソースの拡張または縮小を可能にしています。これは、新しいサービス提供や業務分野に対する研究を制限することなく、コンピューティング効率の向上に役立ちます。

 

ベアメタルノードに対するRed Hat OpenStack Platformの管理の拡張

ベアメタル・サーバー上で新しいワークロードを実行することで、企業は最新ハードウェアの処理能力を使ってクラウドネイティブ・テクノロジーの力をフル活用できます。このニーズをより良く満たすために、Red Hatは仮想化ノードとベアメタル・ノードの間でより一貫性のある管理体験を提供します。

ベアメタル用のRed Hat OpenStack Platformを通して、ITチームはRed Hat OpenShift Container Platform上で動作するようなクラウドネイティブなワークロードを、管理された、一貫性のある方法でベアメタル・サーバーに移行できるようになり、運用の制御や安定性を犠牲にすることなく速度と俊敏性の強化を実現できます。その一環として、Ansibleネットワークとベアメタル・プロビジョニングとの統合によりネットワーク・スイッチの再構成が自動化され、適切なテナント隔離が可能になります。

さらに、ベアメタル上のRed Hat OpenStack Platformは、関連するハードウェア認定プログラムとの組み合わせで提供されます。これは、シンプル化された、より低コストの購入オプションとともに、そのハードウェアが認定済みで「確かに動作する」という安心感をお客様に提供するように設計されています。

 

Red Hat Ansible AutomationによるRed Hat OpenStack Platformのデプロイメントのシンプル化

Red Hat OpenStack Platform 14ではRed Hat Ansible Automationとの統合をさらに拡大し、以前のバージョンよりもデプロイメントのプロセスを容易にしています。IT運用チームはRed Hat OpenStack Platformのデプロイメントを稼働前にプレビューできるようになり、問題の特定と解決の促進に役立ちます。分離されたデプロイメント・ステップを必要に応じて反復および再適用する機能など、デプロイメントのプロセス自体も可視性が強化されており、障害ポイントの識別と改善を迅速化できます。

このRed HatのIaaSプラットフォームの最新バージョンでは、他にも企業顧客向けに以下のような機能拡張や新機能が追加されています。

  • 新しい極限的なワークロードに対応するプロセッサースケーラビリティ:NVIDIA GRID Virtual PC(vPC)機能のテクノロジー・プレビューによる人工知能(AI)やグラフィック描画など、これによって仮想マシン間およびアプリケーション間でのNVIDIAグラフィック処理ユニット(GPU)の共有が可能になり、集中型アプリケーションの需要に応じたリソースのスケーリングが容易化
  • ストレージ可用性、管理、データ移行、およびセキュリティの向上:複数の仮想マシンにわたって同じCinderストレージ・ボリュームを共有する機能を含む、Red Hat Ceph Storageとの統合の強化によって実現
  • Skydiveの導入:複雑な仮想ネットワーク・トポロジの検証、文書化、およびトラブルシューティングをシンプル化する、革新的な、レイヤー非依存のネットワーク分析ツール(テクノロジー・プレビュー)

 

マルチアーキテクチャサポート

エンタープライズITには、ひとつですべての場合に適合するデプロイメントはありません。個々の組織が、それぞれ固有のニーズに最適な特定のハードウェア、インフラストラクチャ・ソフトウェア、およびエンドユーザー・アプリケーションの組み合わせを選択する必要があります。Red Hatはお客様の選択肢拡大の実現に対する取り組みを続けており、x86ハードウェアだけでなくIBM Power上でもRed Hat OpenStack Platformのサポートを提供します。

 

様々な業界にわたるお客様とパートナーの能力強化

Red Hat OpenStack Platformは、Red Hatのオープンソースに関するリーダーシップとの組み合わせにより、サービス、サポート、消費モデル、およびライフサイクル管理にわたって一貫した体験を提供することができ、様々な業界のITチームの能力強化に貢献します。BBVACathay Pacific、Duke Health、IAG、Lotte Data Communication、Massachusetts Open Cloud、Paddy Power Betfair、Tata Communicationsなどの数百のお客様が、Red Hat OpenStack Platformを使って、様々なデプロイメント用のハイブリッドおよびプライベートクラウドを実現しています。

また、Red Hat OpenStack PlatformはDell EMC、Intel、Lenovo、NetApp、Rackspaceなどのエンタープライズ・ビジネス分野の強固なパートナー・エコシステムに支えられ、通信業界においてもCisco、Ericsson、Huawei、NECNokiaなどの広範なサポートを受けています。

 

提供開始時期

Red Hat OpenStack Platform 14は、今後数週間以内にRed Hatカスタマーポータル経由およびRed Hat Cloud InfrastructureとRed Hat Cloud Suiteの両方のコンポーネントとして提供されます。

**Gartner「Market Insight: Making Lots of Money in the New World of Hybrid Cloud and Multicloud」、Sid NagおよびDavid Ackerman、2018年9月7日

 

サポートコメント

Red Hat クラウド・プラットフォーム製品担当バイスプレジデント Joe Fernandes

「Linuxコンテナ・オーケストレーションの事実上の標準として、Kubernetesの採用はしばしば企業のデジタル変革におけるテクノロジー・ミックスの重要な部分になりますが、それには組織が潜在能力を完全に発揮するためのスケーラブルで、フレキシブルな基盤が必要です。Red Hat OpenStack Platformの最新バージョンで、業界で最も包括的なエンタープライズKubernetesプラットフォームをRed Hat OpenShift内により緊密に統合することによって、Red Hatはクラウドネイティブ・ワークロードのための、堅牢で、より信頼性の高い基盤を提供します。これによって、ITチームはベアメタル・サーバーを含む各種の実装形態にわたって基底のインフラストラクチャを拡張、バランス調整、管理できることを認識しながら、より効果的にイノベーションを導入できるようになります。」

 

Paddy Power Betfair クラウドオートメーション責任者 Thomas Andrew

「Red Hat OpenStack Platformは、2つのブランドを単一のテクノロジー・スタック上に統合し、それぞれのブランドの最高のサービスレベル契約を利用できるようになっており、当社の全アプリケーションのクラウドへの実装と移行を自動化する上で重要な構成要素になりました。また、ハイブリッドクラウドへの移行手段が提供され、セキュリティの観点からの他の製品との比較、および将来の方向性に関する事前の、熟考された意思決定を行うのが容易になりました。」

 

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本件に関するお問い合わせ

  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-5798-8550

Red Hat について

エンタープライズ向けオープンソースソフトウェア・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするレッドハットは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるLinux、ハイブリッドクラウド、コンテナ、Kubernetesなどのテクノロジーを提供しています。お客様の新規および既存のITアプリケーションの統合、クラウドネイティブ・アプリケーションの開発、業界をリードする当社のオペレーティング・システムによる標準化、および複雑な環境の自動化/セキュリティ確保/管理をお手伝いします。受賞歴を誇るサポート、トレーニング、およびコンサルティング・サービスにより、レッドハットはフォーチュン500企業に対する信頼すべきアドバイザとなっています。クラウドプロバイダー、システムインテグレーター、アプリケーションベンダー、お客様、およびオープンソース・コミュニティの戦略的パートナーとして、レッドハットは組織のデジタルフューチャーへの備えに貢献します。

将来予想に関する記述

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