プレスリリース

Red Hat、CoreOSとRed Hat OpenShiftの統合ロードマップを発表

CoreOS技術とRed Hat OpenShiftの統合により、オペレーションシステムからアプリケーションサービスまで、ハイブリッドクラウド全体においてLinuxコンテナプラットフォームスタックの完全自動化を推進

東京

[サンフランシスコ –Red Hat Summit 2018 – 2018年5月8日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE: RHT、以下Red Hat)は本日、CoreOS Tectonic、QuayおよびContainer LinuxとRed Hatの堅牢なコンテナおよびKubernetesベースのソリューションポートフォリオとの統合に向けた第一歩を発表しました。Red Hat OpenShift Container Platformなどのコンテナアプリケーションプラットフォームは、すでにデジタルトランスフォーメーションへの取り組みを加速させるパワフルかつオープンスタンダードベースのソリューションをCIOに提供し、企業が既存のアプリケーションやIT投資を無駄にすることなくLinuxコンテナKubernetesなどの新たな技術を迅速に採用する助けとなっています。CoreOS技術の導入によりRed Hatが提供するコンテナインフラはより包括的になり、デジタルエンタープライズへのロードマップが明瞭になったと同時に、新旧両方のアプリケーションをデプロイするハイブリッドクラウド環境としてより優れた選択肢となりました。

2018年1月にCoreOSと共に獲得したTectonicおよびContainer Linuxは、クラウドネイティブスタックのレイヤーごとの自動化を支援しており、Red Hatのエンタープライズグレードの安定性およびサポートへの取り組みがそれらの裏付けとなります。この自動化によりRed Hatの堅牢な独立系ソフトウェアベンダー(ISV)としてのエコシステムが拡大し、パブリッククラウドのようにシンプルに、ハイブリッド環境のどこにあってもRed Hat OpenShift Container Platform上で簡単にアプリケーションやサービスを提供・維持することが可能になります。

 

OpenShiftの自動運用

Tectonic、CoreOSエンタープライズKubernetesソリューションは、「ネットワーク経由(over-the-air)での」自動アップデートにより膨大なKubernetesのフットプリントを管理するパワフルな手段となりました。この機能では、システム管理者およびITマネージャーは、Tectonicクラスタ全体および根底にあるContainer Linuxホストへの新しいアップデートをすべて自動化プロセスによって容易に行うことが可能です。そこで、Red Hatはこの機能を、Red Hatの包括的なエンタープライズグレードのKubernetesディストリビューションであるRed Hat OpenShift Container Platformに自動運用として統合します。

自動運用により、ITチームはTectonicの自動アップデートをRed Hat OpenShift Container Platformの信頼性、サポート、およびアプリケーション開発の広範な機能と共に利用することが可能となります。これにより、大半の定期メンテナンスタスクが自動的に行われ、継続的な管理者の作業が減り、クラスタ管理への「完全自動」アプローチが可能となるため、大規模なKubernetesデプロイメントの管理がより容易になります。また、Red Hat OpenShiftへの自動運用導入では、プラットフォームの安定性や既存IT資産のサポートなどのその他の企業ニーズも満たされます。

 

Operator Framework

CoreOSにより、Kubernetes内での「オペレーター」、つまりKubernetesユーザーに代わってKubernetes APIを拡張し、複雑なステートフルアプリケーションのインスタンスを作成、構成および管理するアプリケーション毎の「Operator」というコンセプトが確立されました。これによりKubernetesアプリケーションを管理する「人の経験知識」が効果的に取り入れられてソフトウェア内に構築され、通常であれば困難な作業負荷であってもKubernetes上でのデプロイおよび維持が容易になりました。

KubeCon Europe 2018での発表後、オペレーターのコンセプトはOperator Frameworkオープンソースプロジェクトによりカプセル化されました。このイニシアティブに基づきRed Hatは本日、自社のISVエコシステムのためにこのプロジェクトをRed Hat OpenShift Container Platformに利用することを発表しました。これにより、クラウドロックインを回避しつつ、ISVがクラウドサービス(メッセージング、ビッグデータ、統計など)をハイブリッドクラウドに移すことや、より広範なエンタープライズデプロイメントモデルのセットに取り組むことが容易になります。また、Red Hatの既存ISV認証プログラムを拡張し、Operator Frameworkが提供する自動化機能を含めるようにします。その結果、Red Hat OpenShift上のサービスに一貫性と共通性が生まれ、Red Hat OpenShiftが稼働しているクラウドインフラ上であれば場所を問わずISVがその商品を市場に出すことが可能となります。

 

Container LinuxのRed Hat OpenShiftへの導入

Container Linuxではコンテナネイティブの最新オペレーティングシステムのキーとなる要素が複数提供されています。特に重要なのは完全にイミュータブルで、コンテナに最適化されたLinuxホストであり、これには大きなデプロイメントをより容易に最新に維持するための自動「ネットワーク経由(over-the-air)」によるアップデートが含まれています。

既存の堅牢なコミュニティを中心に構築されているContainer Linuxは、フリーで、高速な、自動化されたコンテナホストを提供する一方で、Red Hat Enterprise LinuxおよびFedoraエコシステムのコンテントオプションをRed Hat CoreOSの下で提供されるサポート済みバリエーションと共に提供するというビジョンを継続提供します。Red Hat CoreOSはContainer Linuxのコンセプト、技術、そしてユーザーエクスペリエンスを統合します。これは、Red Hatのイミュータブルなコンテナ中心のオペレーティングシステムとして、最終的にAtomic Hostと機能に取って代わるものとなるでしょう。

Red Hat CoreOSは、自動アップデートを備えたイミュータブルインフラベースのKubernetes プラットフォームを好むユーザーに対し、Red Hat OpenShift Container Platform、Red Hat OpenShift Online、Red Hat OpenShift Dedicatedの基盤を提供します。Red Hat OpenShift Container Platformは、Red Hat Enterprise LinuxのKubernetesのデプロイメント用の基盤として従来のライフサイクルやパッケージングを希望するユーザーに向けて、Red Hat Enterprise Linuxのサポートも継続します。

 

Red Hat QuayおよびOpenShift

ここ数年、多くのRed Hat OpenShiftのユーザーはエンタープライズレジストリソリューションとしてCoreOSのQuayを利用しています。OpenShiftでは統合されたコンテナレジストリが提供されますが、より包括的なエンタープライズグレードのレジストリ機能を必要とするユーザーはRed Hatが提供するQuay EnterpriseおよびQuay.ioをオプションとして利用することができます。Quayには自動化された遠隔地レプリケーション、Clairによる統合セキュリティスキャン、履歴表示用のイメージタイムマシンが含まれ、ロールバックや自動プルーニングなどを行います。QuayはRed Hat portfolioに追加されており、エンタープライズソフトウェアソリューションとして、またQuay.ioのホスト型サービスとしての両方で利用でき、OpenShiftの今後のリリースではQuayの強化および統合の継続が予定されています。

 

提供開始時期

Tectonicの自動運用、Red Hat CoreOSなどは、Red Hat OpenShift Container Platformの今後のバージョンにおいて完全に統合される予定です。Container Linuxは、Fedora およびCoreOS Communities で後継の開発が行われる間、継続して提供される予定です。

Red Hat Quayはhttps://quay.io/にてすぐに入手可能です。

 

サポートコメント

Red Hat OpenShift担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー Ashesh Badani

「Red Hatは、CoreOSの自動化技術と当社のパワフルなインフラソリューションを統合することで、パブリッククラウドデプロイメントのシンプルさとプライベートクラウドコンピューティングの強固なセキュリティが調和し、ハイブリッドクラウドの再定義につながるものと確信しています。これまで企業は、パブリッククラウドロックインを受け入れて利用の簡易性を得るか、または作業負荷やデータを完全にコントロール下に置くために複雑なハイブリッドIT環境を管理するかのどちらかを選ばなければなりませんでした。しかし、基盤となるオペレーティングシステムからアプリケーションサービスまでのコンテナスタックのすべてを自動化し、強固なセキュリティを保ちつつハイブリッドITを購入しやすいものにし、オープンハイブリッドクラウドに対する企業の解釈に新たなモデルを投じることで、Red Hat OpenShift Container Platformがこの問題の解決策となります。」

 

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本件に関するお問い合わせ

  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-5798-8550

Red Hat について

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