DO720
Container Adoption Boot Camp for Developers
概要
コースの説明
クラウドネイティブのアプリケーションの開発を通じてコンテナ技術の導入をサポート
Container Adoption Boot Camp for Developers (DO720) では、Kubernetes の Red Hat 実装である Red Hat® OpenShift® Container Platform にデプロイする、クラウドネイティブのアプリケーションの実践的な開発を集中的に学習します。登録内容には、1 年間の Red Hat ラーニングサブスクリプション Standard が含まれます。すべてのコースにオンラインで無制限にアクセスでき、5 種類の認定試験への初回受験と 2 種類の試験への再受験が可能です。このブートキャンプは、デジタル・トランスフォーメーションへの飛躍的な進展を望む人々を対象としています。このような変化を起こすには、短期間のイテレーションでソフトウェアを開発して、ビジネス価値を即座に実現できるようにします。この目標を達成するため、このコースでは、マイクロサービスを含めた、クラウドネイティブのアプリケーションの導入を利用します。
このコース群は、Red Hat OpenShift Container Platform 4.14 および Quarkus 3.8 の Red Hat ビルドに基づいています。
学習内容サマリー
- コンテナ、Kubernetes、Red Hat OpenShift の概要
- OpenShift クラスタにおけるアプリケーションのデプロイと管理
- OpenShift 用のコンテナ化アプリケーションの構築と設計
- Quarkus によるマイクロサービスベースのアプリケーションの作成
- Quarkus および Node.js ベースのマイクロサービスを OpenShift クラスタにデプロイ
- Quarkus マイクロサービスのテスト、セキュリティ保護、監視の方法を学習
- Quarkus マイクロサービスのフォールトトレラント化
コース対象者
- コンテナ・テクノロジーの導入とマイクロサービスの開発に関心のある開発者
推奨トレーニング
- Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) である、または同等の経験を有する
- Red Hat Application Development I: Programming in Java EE (AD183) を受講済み、または Java EE 開発の経験を有する
テクノロジー上の留意事項
- このコースでは、OpenShift の共有クラスタにアクセスするため、インターネットアクセスが必要です。
学習内容
学習内容
- コンテナの概要
- コンテナがどのようにアプリケーション開発を推進するかの説明
- Podman の基礎
- Podman の使用によるコンテナの管理および実行
- コンテナイメージ
- コンテナレジストリでのコンテナイメージの検索および管理
- カスタム・コンテナイメージ
- アプリケーションをコンテナ化するためのカスタム・コンテナイメージの構築
- データの永続化
- 永続性のあるデータベースコンテナの実行
- コンテナのトラブルシューティング
- コンテナログの分析とリモートデバッガーの設定
- Compose によるマルチコンテナ・アプリケーション
- Podman Compose によるマルチコンテナ・アプリケーションの実行
- 開発者向け Red Hat OpenShift Container Platform
- Red Hat OpenShift のアーキテクチャ、概念、用語を定義し、開発者環境を設定
- シンプルなアプリケーションのデプロイ
- Red Hat OpenShift Web コンソールとコマンドラインツールを使用して、シンプルなアプリケーションをデプロイ
- コンテナイメージの構築と公開
- コンテナレジストリを使用して、コンテナイメージのライフサイクルを構築、デプロイ、管理
- Red Hat OpenShift ビルドの管理
- Red Hat OpenShift のビルドプロセスについて説明し、コンテナイメージをビルド
- Red Hat OpenShift デプロイメントの管理
- Red Hat OpenShift のさまざまなデプロイメント戦略と、アプリケーションの状態を監視する方法について説明
- マルチコンテナ・アプリケーションのデプロイ
- Red Hat OpenShift テンプレート、Helm Chart と Kustomize を使用してマルチコンテナ・アプリケーションをデプロイ
- Quarkus の Red Hat ビルドの概要
- マイクロサービスベースのアプリケーション・アーキテクチャのコンポーネントとパターン、および Quarkus の Red Hat ビルドの機能を説明
- Quarkus によるクラウドネイティブ・マイクロサービスの開発
- Quarkus の Red Hat ビルドのランタイムと関連する開発者ツールを使用して、マイクロサービスベースのアプリケーションを実装
- Quarkus マイクロサービスのテスト
- マイクロサービスの単体テストと統合テストの実装
- Quarkus マイクロサービスのセキュリティ保護
- オリジンの検証、リクエストの認証および認可を適用して、マイクロサービスの通信を保護
- Red Hat OpenShift Container Platform での Quarkus マイクロサービスの実装
- Red Hat OpenShift Container Platform でクラウドネイティブ・アプリケーションを開発してデプロイ
- マイクロサービスでのフォールトトレランスの実装
- マイクロサービス・アーキテクチャでのフォールトトレランスを実装
- Quarkus マイクロサービスの監視
- メトリクスと分散トレーシングを使用してマイクロサービスの操作を監視
成果
組織にとっての効果
このブートキャンプの目的は、初級から中級程度のコンテナの知識を持つ開発者に、Red Hat OpenShift Container Platform によるマイクロサービス・アプリケーションの開発、デプロイ、トラブルシューティングに必要とされる基本的で高度なスキルを提供することです。Red Hat OpenShift Container Platform は、迅速なアプリケーション開発とデプロイ、および環境間でのアプリケーションの可搬性を実現します。また、クラウドネイティブ・アプリケーションのスケーリング、管理、保守を単純化します。
個人にとっての効果
このコースの受講者は、Red Hat OpenShift Container Platform クラスタをインストール、設定、管理し、アプリケーションをデプロイできるようになります。
以下のスキルを習得できます。
- アプリケーションをコンテナ化するためのコンテナイメージの設計
- カスタム・コンテナイメージの構築と管理
- コンテナベースのアプリケーションにおけるデータの永続化
- OpenShift Container Platform へのアプリケーションのデプロイ
- Quarkus の使用によるマイクロサービスの開発
- システムの信頼性向上を目的とした、マイクロサービスでのヘルスチェックの実装
- Quarkus マイクロサービスの単体テストと統合テストの実装
- フォールトトレラントな Quarkus マイクロサービスの実装
- JWT と OAuth を使用した Quarkus マイクロサービスのセキュリティ保護
推奨される次の試験またはコース
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Containers - (EX188)
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - OpenShift Application Development - (EX288)
スキルパスを構築する
このコースは Red Hat ラーニングサブスクリプションの一環として受講できます。このサブスクリプションにより、Red Hat のオンライン学習リソースをオンデマンドで 1 年間無制限に利用できます。
自身の知識を検証する
無料のスキル評価をご活用ください。自分の専門知識に対する評価を実施してスキルギャップを特定し、Red Hat トレーニングをどこから始めるべきかについて提案を受けることができます。