EX188
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Containers -
試験の説明
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Containers - (EX188) では、スタンドアローン環境でコンテナ化されたサービスを検索、カスタマイズ、実行、管理する能力など、コンテナの基礎に関するスキルと知識をテストします。この試験は RHEL9、podman v4.4、OCP v4.14 に基づいていますが、内容は OCP 4.10 および OCP 4.12 を含むすべての OCP v4 リリースに該当します。受験者は、試験勉強に任意の OCP v4 リリースを使用できます。
この試験に合格すると、Red Hat 認定アーキテクト (RHCA®) を取得する際の前提条件にもなる Red Hat 認定スペシャリスト - Containers - を取得できます。
この試験に設定された内容は、利用できる最新の Red Hat 製品バージョンに基づいています。[詳細はこちら] をクリックして、購入できる試験の利用可能なすべてのバージョンをご確認ください。
試験の対象者
- 管理者、アーキテクト、ソフトウェア開発者、およびコンテナの作成、管理、使用の担当者。先進的なソフトウェアでのコンテナ使用の基礎となる主要な概念やプロセスの習熟度を実証したい方
- ソフトウェア・アプリケーションのコンテナ化を検討している開発者
- コンテナ化技術やコンテナのオーケストレーションを初めて使用する管理者
- ソフトウェア・アーキテクチャ内でコンテナ技術の使用を検討しているアーキテクト
- Kubernetes および Red Hat OpenShift の使用を検討しているサイト信頼性エンジニア
受験の前提条件
- Red Hat OpenShift Developer I: Introduction to Containers with Podman (DO188) を受講済み、または同等の実務経験を持っていること
- Linux ターミナルセッションの使用経験、オペレーティングシステム・コマンドの実行経験があり、シェルスクリプトに精通していると有利です。Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) の認定資格の取得が推奨されますが、必須ではありません
- 試験の目的を確認しておくこと
試験の学習ポイント
試験の主な作業領域を示しますので、試験の準備にご活用ください。
以下のスキルと能力を実証できる必要があります。
Podman と Containerfile を使用したイメージの実装
- コンテナのベースイメージを指定する方法の理解
- コンテナにコンテンツを追加する方法の理解
- ユーザー ID、作業ディレクトリ、任意のコマンドの実行など、コンテナのランタイム環境の設定方法の理解
- Containerfile からポートを公開するタイミングと方法の理解
- 環境変数と引数を Containerfile からビルドされたイメージに渡す方法の理解
- カスタムイメージで実行される コマンドの指定方法の理解
- コンテナとのホストデータの共有など、コンテナのボリュームの理解
- コンテナからのホストとネットワークへのアクセスに関連するセキュリティとパーミッションの要件の理解
- コンテナとイメージのライフサイクルとその管理方法の理解
イメージの管理
- プライベート・レジストリ・セキュリティについての理解
- さまざまなレジストリの操作
- イメージタグについての理解と使用
- イメージのレジストリからの取得 (プル) およびレジストリへの格納 (プッシュ)
- イメージをそのレイヤーおよびメタデータと共にバックアップすることと、コンテナ状態をバックアップすることの比較
Podman を使用したローカルでのコンテナの実行
- Podman を使用したローカルでのコンテナの実行
- コンテナログの取得
- コンテナホスト上でのコンテナイベントの待機
- Podman インスペクトの使用
- 環境パラメーターの指定
- パブリック・アプリケーションの公開
- アプリケーションログの取得
- 実行中のアプリケーションの調査
Podman を使用したマルチコンテナ・アプリケーションの実行
- アプリケーションスタックの作成
- コンテナの依存関係の理解
- 環境変数の操作
- シークレットの操作
- ボリュームの操作
- 設定の操作
コンテナ化アプリケーションのトラブルシューティング
- アプリケーションリソースの記述の理解
- アプリケーションログの取得
- 実行中のアプリケーションの調査
- 実行中のコンテナへの接続
Red Hat のすべての実技試験と同様に、再起動後も自動で設定が維持されるようにする必要があります。
試験中は、事前に作成済みのアプリケーションを 1 つ、あるいは複数使用して作業することを求められる場合があります。アプリケーションコードを変更する必要はありませんが、特定のアプリケーションの新しいデプロイメントを作成するために、提供されたドキュメントの確認が必要になる場合があります。
準備
Red Hat では、この試験の準備として Red Hat OpenShift Developer I: Introduction to Containers with Podman (DO188) を受講することを推奨しています。コースを受講することは必須ではなく、試験のみを受けることもできます。
Red Hat のトレーニングコースに参加することは、試験対策として重要ですが、試験の合格を保証するものではありません。それまでの経験、訓練、適性なども試験に合格するための重要な要素となります。
Red Hat 製品のシステム管理に関するさまざまな書籍や情報が提供されています。Red Hat では、そのような資料のいずれも試験対策ガイドとして公式に保証していません。とはいえ、そのような追加情報は理解を深めるのに役立つことがあります。
試験の形式
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Containers - は、実践的な実技試験で、実際の開発タスクを行う必要があります。試験中、受験者はインターネットにアクセスすることはできず、資料や電子文書を持ち込むことも許可されません。ノートや書籍、その他の資料も持ち込めません。大半の試験では、製品に付属のドキュメントを試験中に使用できます。
この試験は 1 つのセクションで構成され、所要時間は 2 時間半です。
試験結果と通知方法
試験の正式な結果は、Red Hat Certification Central から送付されます。試験官やトレーニングパートナーが受験生に直接結果を報告することは認められていません。通常、試験結果は米国の 3 営業日以内に送付されます。
試験結果には合計得点のみ記載され、個々の項目ごとの成績は通知されません。また、それに関するお問い合わせには回答しかねますので、あらかじめご了承ください。
初回の受験で不合格になった場合は、無料で 1 回再受験できます。詳細については、トレーニングポリシーのページをご覧ください。
推奨される次の試験またはコース
オンサイトトレーニングをご利用いただけます
チーム全体に対するトレーニングをご希望の場合は、お客様の施設で、対面またはリモートで実施することができます。
Red Hat ラーニングサブスクリプション
Red Hat 製品に関する包括的なトレーニングとラーニングパス、業界で認められた認定、柔軟で動的な IT 学習体験。
Red Hat ラーニングコミュニティで、このコースについての他の受講生のレビューをご確認ください。