Red Hat は、Podman コミュニティと緊密に協力して、Podman Desktop の開発と提供を行っています。これは、開発者が Podman で実行される コンテナ および Pod をより簡単に操作できるように設計された新しいツールです。Podman Desktop でグラフィカル・ユーザー・インタフェース (GUI) を使用すると、開発者は コンテナエンジン をインストール、設定、および更新することができます。

Podman Desktop は、強化された一連のコンテナツールを Red Hat Enterprise Linux および Red Hat OpenShift に導入するために、過去数年間にわたって行ってきた作業に基づいて構築されており、コンテナを検索、実行、構築、共有、および管理するためのデフォルトの選択肢となっています。Kubernetes にデプロイする開発者にとっても、Podman Desktop はコンテナから Pod への移行や、Pod から Kubernetes への移行が単純化され、Linux、MacOS、Windows を使用してより簡単にコンテナと Kubernetes を操作するための完全なエクスペリエンスが提供されます。

開発者が今日直面している課題の 1 つは、特にアプリケーションをローカルで構築する際に、開発環境とデプロイメント環境の違いにうまく対処することです。この課題は、Kubernetes がターゲットである場合に、いっそう難しいものとなります。Kubernetes は強力なツールですが、本質的に複雑であり、Kubernetes をローカルで実行するには、かなりのリソースや知識が必要です。Red Hat では、ギャップを最小限に抑え、スムーズに Kubernetes へ移行することを目標としています。Podman Desktop は、開発者がコンテナエンジンから直接ローカル環境で Pod を実行できるようにすることで、業界の重要なニーズを満たすことに貢献しています。

Podman Desktop のアップストリームでの取り組みに加え、Docker Desktop を使用する開発者向けの機能も拡張しました。Red Hat は今年、Docker Desktop 向け Red Hat OpenShift エクステンションをリリースし、これを機に、開発者が無料の Red Hat OpenShift 環境向け Developer Sandbox または自身で設定可能な任意の OpenShift クラスタに Docker コンテナをデプロイできるように拡張してきました。これらはすべて、Docker Desktop のユーザーインタフェース内で実行することができます。

これらのツールは、開発者の重要なニーズを満たしています。クラウドネイティブ・アプリケーション・アーキテクチャ は、イノベーションを促進し、カスタマーエクスペリエンスを向上させる上で極めて重要な役割を担っています。Battery Ventures は、State of the OpenCloud 2021 レポート の中で、この新しいアプリケーションパラダイムの重要性を強調し、「クラウドネイティブはもはやオプションではなく、必要不可欠なものである。新型コロナウイルス後の時代では、クラウドネイティブが顧客エンゲージメントの主流となり、お客様、製品、セールス、マーケティングにまたがるフィードバックループを短縮して、最終的に製品の改善、顧客満足度の向上、成長の加速をもたらす」と記しています。1

また、これらのアーキテクチャは、運用コストと複雑さを軽減する方法として、クラウドサービスが開発ライフサイクルに組み込まれている、多くの 今日のデジタル・トランスフォーメーション・イニシアチブ の背後にあるアプリケーション・モダナイゼーションの取り組みの中心となってます。IT 専門の調査会社 IDC は、「2024 年までに、レガシーアプリケーションの大半が何らかのモダナイゼーションの投資を受け、アプリケーションの 65% がクラウドサービスを使用して機能を拡張したり、非効率なコードを置き換えたりする」と予測しています。2

Red Hat では、作業するプラットフォームに関係なく、コンテナ化されたアプリケーションのランタイム環境として Kubernetes をターゲットとする開発者のエクスペリエンスをできるだけ単純化することを目指しており、Podman Desktop がその答えであると信じています。Windows、MacOS、Linux 用の Podman Desktop を ダウンロード し、Developer Sandbox for Red Hat OpenShift でお試しください。


About the author

Mithun T. Dhar is Vice President and General Manager of Developer Tools and Programs at Red Hat. He is responsible for leading Red Hat's overall strategy and engagement with enterprise developers, as well as the go-to-market strategy for Red Hat's portfolio of application development tools. Prior to Red Hat, Dhar held senior positions at Citrix, Edifecs, HERE Technologies, Microsoft and SAP Concur. 

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