本日、Red Hat は Terraform Enterprise 向けの初の Ansible Automation Platform 公式プロバイダーをリリースしたことを発表しました。
リリースのための最初のステップは、お客様や Terraform チームから共有された重要な要件に対処するために、プロバイダーを更新することでした。重点を置いたのは、プロバイダーが Red Hat と HashiCorp の両社によって完全にサポートされ、Terraform のお客様が Ansible Automation Platform と連動させるための主要な統合ポイントとして使用できる状態にすることでした。[1] 最初に対応した機能は、Ansible Automation Platform の自動化ワークフローをリソースとして追加し、Terraform から開始できるようにすることでした。これにより、オーケストレーションを自分で管理する必要がなくなり、Ansible がその得意とするインフラストラクチャとワークロードのオーケストレーションと構成を実行します。それと同時に追加の機能強化も行いました。これには、ジョブテンプレートの参照、次のアクションの前にジョブステータスの完了を確認できる機能、AAP が特定のエラーを返したときに、消えたジョブを Terraform の状態から自動的に削除するためのジョブリソースの更新などが含まれており、これらによってエンドツーエンドのインフラストラクチャ管理をより適切に監視できるようになっています。
更新されたプロバイダーのリリースにより、Ansible Automation Platform は Terraform でプロビジョニングされたリソースで自動化を実行できるようになります。Terraform Enterprise は Ansible ワークフローを開始できるようになり、スケーラビリティが向上し、インフラストラクチャのライフサイクル管理が単純化されます。
これは始まりにすぎません。Red Hat は、プロバイダーに関して今できることやすべきことについてのベストプラクティスのガイドをいくつか共有し、段階的な強化を続けていきます。当社は HashiCorp とともに、他の公式の HashiCorp プロバイダーに期待されているのと同様の完全なエクスペリエンスを提供できるよう、2 つのプラットフォーム間の統合を引き続きサポートしていきます。Ansible Automation Platform から Terraform Enterprise/Cloud ワークフローをサポートする Ansible Automation Platform Collections の機能強化に関する次回のブログにぜひご注目ください。
新しい Ansible Automation Platform Provider for Terraform をダウンロードしてください。
AnsibleFest の基調講演はこちらでご覧ください。
Red Hat Ansible Automation Platform の詳細もご覧ください。
[1] Red Hat が提供するすべてのソフトウェアとコンポーネントは Apache 2.0 のライセンスに準拠します。
執筆者紹介
Strategic product leader with 15+ years of experience driving transformation across enterprise tech, currently shaping hybrid cloud automation at Red Hat. With a background in consulting and delivery leadership at Globant, Ron brings a pragmatic approach to product management—aligning vision with execution to deliver real business outcomes.
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