AD221
Cloud-native Integration with Red Hat Fuse and Apache Camel
概要
Red Hat Fuse と Camel を使用してアプリケーションとサービスを統合する
コースの説明
Apache Camel プロジェクトに基づく Red Hat Fuse は、オンプレミスとクラウドの両方でクラウドネイティブ・アプリケーションを迅速に統合できる、軽量で柔軟な統合プラットフォームです。
Camel 開発の構成は以下のとおりです。
- プロセスのシーケンスまたはフローを定義するルート
- Camel ルート内でメッセージの変換、解釈、および変更を行うプロセッサー
- データの送受信によって外部とのやりとりを行うエンドポイントの作成を可能にするコンポーネント
Cloud-native Integration with Red Hat Fuse (AD221) では、アーキテクチャパターンの学習と、Apache Camel と OpenShift に基づく統合サービスの実装に重点を置いています。Camel と Red Hat Fuse を使って、開発者は複雑な統合をシンプルで保守可能なフォーマットで作成できます。Camel で最も一般的な統合コンポーネントの使用方法を学び、統合に重点を置いたアプリケーションを OpenShift で開発、テスト、デプロイします。このコースは、Red Hat Fuse 7.10 と OpenShift 4 に基づいています。
コースの修了後、仮想環境を含むすべてのコースについて、ハンズオンラボへの 45 日間の延長アクセスをご利用いただけます。
注:このコースは、4 日間の仮想ライブ授業または自習形式で提供されます。期間は受講方式によって異なる場合があります。コースの詳細、スケジューリング、価格については、お住まいの地域を選択して、右側のメニューの「詳細はこちら」をクリックしてください。
学習内容サマリー
- Red Hat OpenShift Container Platform への Fuse アプリケーションのデプロイ
- Camel REST DSL を使用した REST API の実装
- Camel ルートの単体テスト、エラー処理、モックの実装
- Camel コンポーネントを使用したエンタープライズ統合パターン (EIP) の実装
- Camel アプリケーションとデータベースの統合
- Camel アプリケーションと Apache Kafka の統合
- Camel K を使用したクラウドネイティブ・サービスの統合
- Camel HTTP コンポーネントを使用した REST サービスの利用
コース対象者
- このコースは、エンタープライズでの統合ソリューションの実装に注力する Java 開発者を対象としています。
受講の前提条件
- Java アプリケーション開発の経験がある、または Red Hat Application Development I: Programming in Java EE (AD183) を受講済み
- Visual Studio Code などの IDE の使用に習熟している
- Maven とバージョン管理の使用経験は推奨されていますが、必須ではありません
- Red Hat OpenShift の経験、または Introduction to OpenShift Applications (DO101) の受講が推奨されますが、必須ではありません
- 無料のスキルチェックでこのコースが自分のスキルに適切かどうかを確認してください
テクノロジー上の留意事項
- インターネット接続が必要です。
学習内容
学習内容
Red Hat Fuse と Camel の概要
Red Hat Fuse と Camel のアーキテクチャ、それらを使用してアプリケーションを統合する方法を説明する
Camel ルートの作成
Camel ルートを実装し、カスタムプロセッサーを開発する
エンタープライズ統合パターンの実装
最もよく使用されるエンタープライズ統合パターンについて説明し、Camel コンポーネントを使用してそれらを実装する
ルートおよびエラー処理のテストの作成
単体テストとモックを作成し、エラーを処理することで、信頼性の高いルートを開発する
非同期メッセージングを使用したサービス統合
Apache Kafka と ActiveMQ (JMS) を使用してマイクロサービスを統合する
トランザクションの実装
トランザクションを実装することで、ルート処理のデータ整合性を提供する
REST サービスの構築と利用
Camel を使用して REST サービスを実装し、利用する
クラウドネイティブ・サービスの統合
Camel Routes と Camel K コンポーネントに基づくクラウドネイティブ・マイクロサービスを OpenShift クラスタにデプロイする
成果
組織にとっての効果
Red Hat Fuse と Camel を使用してクラウドネイティブな統合を迅速化し、エンタープライズ・パターンを使用した統合ソリューションの保守と設計にかかる開発時間を短縮します。
個人にとっての効果
このコースを受講すると、Camel の基本概念、よく使用される Camel コンポーネントとその構成、Camel のデプロイオプションを深く理解できるようになります。また、エンタープライズ統合パターンを徹底的に把握して、統合の問題を解決します。
以下のスキルを習得できます。
- Camel ルートを開発して、JMS、FTP、データベース、REST サービスなどのシステムを統合する
- メッセージのフィルタリングおよび変換によって、信頼性の高い統合ルートを作成する
- テストを開発し、モックコンポーネントを使用してルートを完全にテストする
- データ損失を防止するトランザクションルートを実装して、信頼できるルートを作成する
- Red Hat OpenShift Container Platform に Camel ルートをデプロイする
推奨される次の試験またはコース
開発者向け推奨コース:
- Red Hat Cloud-native Microservices Development with Quarkus (DO378)
- Developing Event-Driven Applications with Apache Kafka and Red Hat AMQ Streams (AD482)
サイト信頼性エンジニアまたは管理者向け推奨コース:
スキルパスを構築する
このコースは Red Hat ラーニングサブスクリプションの一環として受講できます。このサブスクリプションにより、Red Hat のオンライン学習リソースをオンデマンドで 1 年間無制限に利用できます。
自身の知識を検証する
無料のスキル評価をご活用ください。自分の専門知識に対する評価を実施してスキルギャップを特定し、Red Hat トレーニングをどこから始めるべきかについて提案を受けることができます。