AD222

Cloud-Native Integration with Red Hat Fuse + 認定試験

概要

コースの説明

Apache Camel プロジェクトに基づく Red Hat Fuse は、オンプレミスとクラウドの両方でクラウドネイティブ・アプリケーションを迅速に統合できる、軽量で柔軟な統合プラットフォームです。

Camel 開発の構成は以下のとおりです。

  • プロセスのシーケンスまたはフローを定義するルート
  • Camel ルート内でメッセージの変換、解釈、および変更を行うプロセッサー
  • データの送受信によって外部とのやりとりを行うエンドポイントの作成を可能にするコンポーネント

Cloud-native Integration with Red Hat Fuse (AD221) では、アーキテクチャパターンの学習と、Apache Camel と OpenShift に基づく統合サービスの実装に重点を置いています。Camel と Red Hat Fuse を使って、開発者は複雑な統合をシンプルで保守可能なフォーマットで作成できます。Camel で最も一般的な統合コンポーネントの使用方法を学び、統合に重点を置いたアプリケーションを OpenShift で開発、テスト、デプロイします。

 

このコースは、Red Hat Fuse 7.10 および OpenShift 4 に基づいています。このコースには、 Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Cloud-native Integration - (EX221) が含まれています。

学習内容サマリー

  • Red Hat OpenShift Container Platform への Fuse アプリケーションのデプロイ
  • Camel REST DSL を使用した REST API の実装
  • Camel ルートの単体テスト、エラー処理、モックの実装
  • Camel コンポーネントを使用したエンタープライズ統合パターン (EIP) の実装
  • Camel アプリケーションとデータベースの統合
  • Camel アプリケーションと Apache Kafka の統合
  • Camel K を使用したクラウドネイティブ・サービスの統合
  • Camel HTTP コンポーネントを使用した REST サービスの利用

コース対象者

  • このコースは、エンタープライズでの統合ソリューションの実装に注力する Java 開発者を対象としています。

受講の前提条件

  • Java アプリケーション開発の経験がある、または Red Hat Application Development I: Programming in Java EE (AD183) を受講済み
  • Visual Studio Code などの IDE の使用に習熟している
  • Maven とバージョン管理の使用経験は推奨されていますが、必須ではありません
  • Red Hat OpenShift の経験、または Introduction to OpenShift Applications (DO101) の受講が推奨されますが、必須ではありません
  • 無料のスキルチェックでこのコースが自分のスキルに最適かどうかを確認してください。

テクノロジー上の留意事項

  • インターネット接続が必要です。
学習内容

学習内容

Red Hat Fuse と Camel の概要

Red Hat Fuse と Camel のアーキテクチャ、それらを使用してアプリケーションを統合する方法を説明します。

Camel ルートの作成

Camel ルートを実装し、カスタムプロセッサーを開発します。

エンタープライズ統合パターンの実装

最もよく使用されるエンタープライズ統合パターンについて説明し、Camel コンポーネントを使用してそれらを実装します。

ルートおよびエラー処理のテストの作成

単体テストとモックを作成し、エラーを処理することで、信頼性の高いルートを開発します。

非同期メッセージングを使用したサービス統合

Apache Kafka と ActiveMQ (JMS) を使用してマイクロサービスを統合します。

トランザクションの実装

トランザクションを実装することで、ルート処理のデータ整合性を提供します。

REST サービスの構築と利用

Camel を使用して REST サービスを実装し、利用します。

クラウドネイティブ・サービスの統合

Camel Routes と Camel K コンポーネントに基づくクラウドネイティブ・マイクロサービスを OpenShift クラスタにデプロイします。

成果

組織にとっての効果

Red Hat Fuse と Camel を使用してクラウドネイティブな統合を迅速化し、エンタープライズ・パターンを使用した統合ソリューションの保守と設計にかかる開発時間を短縮します。

このトレーニングの効果

このコースを受講すると、Camel の基本概念、よく使用される Camel コンポーネントとその構成、Camel のデプロイオプションを深く理解できるようになります。また、エンタープライズ統合パターンを徹底的に把握して、統合の問題を解決します。

以下のスキルを習得できます。

  • Camel ルートを開発して、JMS、FTP、データベース、REST サービスなどのシステムを統合する
  • メッセージのフィルタリングおよび変換によって、信頼性の高い統合ルートを作成する
  • テストを開発し、モックコンポーネントを使用してルートを完全にテストする
  • データ損失を防止するトランザクションルートを実装して、信頼できるルートを作成する
  • Red Hat OpenShift Container Platform に Camel ルートをデプロイする

 

推奨する次の試験またはコース
開発者

Red Hat Cloud-native Microservices Development with Quarkus (DO378)

Developing Event-Driven Applications with Apache Kafka and Red Hat AMQ Streams (AD482)

 

推奨する次の試験またはコース
サイト信頼性エンジニアまたは管理者

Build and Administer APIs with Red Hat 3scale API Management (AD240)

Red Hat OpenShift I: Containers & Kubernetes (DO180)

Red Hat OpenShift Development II: Containerizing Applications (DO288)

Building Resilient Microservices with Istio and Red Hat OpenShift Service Mesh (DO328)

場所を選択する

オンサイトトレーニングをご利用いただけます

チーム全体に対するトレーニングをご希望の場合は、お客様の施設で、対面またはリモートで実施することができます。

Red Hat ラーニングサブスクリプション

Red Hat 製品に関する包括的なトレーニングとラーニングパス、業界で認められた認定、柔軟で動的な IT 学習体験。

Red Hat ラーニングコミュニティで、このコースについての他の受講生のレビューをご確認ください。

スキルパスを構築する

このコースは Red Hat ラーニングサブスクリプションの一環として受講できます。このサブスクリプションにより、Red Hat のオンライン学習リソースをオンデマンドで 1 年間無制限に利用できます。

自身の知識を検証する

無料のスキル評価をご活用ください。自分の専門知識に対する評価を実施してスキルギャップを特定し、Red Hat トレーニングをどこから始めるべきかについて提案を受けることができます。