ユースケース
開発者向けの Red Hat Enterprise Linux
概要
IT チームは、柔軟性、適応性、回復力、そして何よりも管理性に優れたテクノロジー戦略をサポートする環境を求めています。オペレーティングシステムは、IT インフラストラクチャとそれが包含するあらゆる環境を強化および統合する基盤となることができます。
Red Hat® Enterprise Linux® はイノベーターのために作られ、開発者のために設計され、運用のために工夫されています。オープンソースの Linux オペレーティングシステムは、開発者が必要とする安定性と一貫性を提供し、あらゆるインフラストラクチャとあらゆるクラウドで実行できます。開発者が Red Hat Enterprise Linux で作業する場合、テストとデプロイが行われるのと同じプラットフォームでアプリケーションの開発が行われます。開発者は、安定した信頼できるプラットフォームを手に入れ、アプリケーション開発に必要な最新のツールやテクノロジーを使用できるようになります。
Developer サブスクリプション (個人用)
アプリケーションの構築とテストを行う個々の開発者・個人アカウント向けの、セルフサポート型無料オファリング。
このサービスは、組織やチーム内での使用を想定していません。
Developer サブスクリプション (チーム用)
Red Hat の既存のお客様が社内開発に使用できる無料の Red Hat Enterprise Linux。サポートリソースと管理ツールが含まれています。
部門を越えて運用環境の標準化を進めるために、組織内の開発チームが CentOS Linux 移行オプションとして利用することもできます。
課題
制約を受けずにイノベーションを行うには、ユーザー自身が選択したインフラストラクチャ上で最新のツールを使用してアプリケーションを開発、デプロイ、メンテナンスできる必要があります。開発者には以下のものが必要です。
最新のハードウェアおよびクラウド環境上の安定した開発言語、データベース、ツール、コンテナツールなど、開発ライブラリおよびテクノロジーへのアクセス
使用したいときにいつでも使用でき、安全で信頼できる開発ツール
- インフラストラクチャのフットプリント上でのスピードとスケーラビリティ
- 長期的なサポートと安定性
ソリューション
オペレーティングシステムは、システムの開発、デプロイ、および管理の方法を決定し、組織の優先順位と文化を反映する形での対応や方向転換の方法も決定します。Red Hat Enterprise Linux をベースにすることで、以下のことが可能になります。
- インフラストラクチャのフットプリント全体で同じツールを使用してアプリケーションとサービスを管理する
- 何千人もの開発者が Linux カーネルで数百万行ものコードを監視し、脆弱性への攻撃が問題となる前に欠陥が発見され、修正プログラムが作成される。ライブパッチと修復が含まれているため、迅速な開発とデプロイに集中できる
- 重要なアプリケーションを最大 10 年間保守できる。サポート付きメジャーバージョンからデプロイ対象を選択でき、各マイナーアップデートでアプリケーションの安定性を確実に維持できる
- コミュニティ主導のアップストリーム・イノベーションのメリットを享受し、オープンソース・テクノロジーを安全に使用できるように組織を支援するエンタープライズクラスのサポートを受けられる
特長とメリット
Red Hat Enterprise Linux は、TrustRadius の Best Feature Set を受賞しました。
セキュリティとコンプライアンス
データセンターのセキュリティはオペレーティングシステムから始まります。セキュリティとコンプライアンスを最初からインフラストラクチャとアプリケーションライフサイクルに組み込むことで、脆弱性のリスクを緩和できます。Red Hat Enterprise Linux の多層侵害防御機能には、最新の暗号化標準とライブラリ、SELinux、アプリケーションリストなどの自動化された反復可能なセキュリティ制御が含まれます。
自動化と運用管理
イノベーションにより多くの時間を費やし、繰り返しタスクに費やす時間を減らしましょう。Red Hat Enterprise Linux は、ワークロードのデプロイメントを自動化および最適化するための安定かつ一貫したエクスペリエンスを作成すると同時に、Image Builder、システムロール、Red Hat Enterprise Linux Web コンソールなどの付属ツールを使用して、反復可能で自動化されたワークフローを組み合わせて提供します。
パフォーマンス
Red Hat Enterprise Linux は、オープン・ハイブリッドクラウド全体でアプリケーションに信頼性の高いパフォーマンスを提供し、アプリケーションの構築中にワークロードのパフォーマンスを識別、分析、および調整できるようにします。組み込みの TuneD プロファイルを使用すると、さまざまなユースケースに合わせたシステムチューニングが可能になります。また、Red Hat Enterprise Linux は、既存の Linuxカーネルと同じレベルのアプリケーションの互換性と安定性をもたらすとともに、アップストリームカーネルのパフォーマンスを向上させるためのバックポートも提供します。
コンテナ開発ツール
Red Hat Enterprise Linux は、統合されたコンテナ開発、ランタイムツール、およびセキュリティが強化されたベースイメージを提供し、どこをデプロイ先として選んでもコンテナ導入に対応するために必要な、一貫性がありながら柔軟なホストとなります。さらに、コンテナプラットフォームである Red Hat OpenShift は、クラウドネイティブ・アプリケーションをパブリッククラウドでビルド、デプロイ、スケーリングできるように設計されており、お客様の組織はビジネスに役立つクラウド戦略を自信を持って実施できます。
クラウドアクセス
まったく同じクラウドは存在しないため、柔軟でありながらも安定したオペレーティングシステムが必要になります。Red Hat Enterprise Linux はオープンソースコードの柔軟性と、オープンソース・コミュニティのイノベーションを兼ね備え、Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azure など、数百ものパブリッククラウド・プロバイダーおよびサービスプロバイダーから認定を受けています。オンプレミス、クラウド、コンテナ、エッジなど、デプロイ先やデプロイ方法に関わらず、Red Hat Cloud Access を使用すると、Red Hat が認定するパブリッククラウドでサブスクリプションを使用できます。
Red Hat Enterprise Linux 開発者プログラム
Red Hat Developer プログラムにより、Red Hat Enterprise Linux だけでなく、クラウドでのアプリケーションの構築とデプロイに役立つ広範なエコシステムに簡単にアクセスできます。当社の Universal Base Image (UBI) は、同じ Red Hat Enterprise Linux コアを使用して、コンテナ開発プロジェクトに拡張する際の作業を効率化します。ミドルウェアおよび管理製品を利用することで、アプリケーションのデプロイ、使用、および監視が容易になります。
アプリケーションの実行と使用に関しては、Red Hat は基盤となるインフラストラクチャに関係なく一貫しています (...)基盤のインフラストラクチャがどのようなものであっても、Red Hat は同じように機能します。これは素晴らしいことです。
Red Hat Enterprise Linux によるハイブリッドクラウドの詳細
e ブック
Linux でイノベーションと運用効率を拡大する
この e ブックでは、セキュリティとコンプライアンス、ワークロード、コンテナ、自動化と管理など、組織における主要分野に対する Red Hat Enterprise Linux の価値を説明します。
概要
Red Hat Enterprise Linux のセキュリティとコンプライアンス
Red Hat Enterprise Linux は、既存のアプリケーションを拡張し、ベアメタル、仮想、クラウド、およびエッジにわたるフットプリントで一貫して新しいテクノロジーを展開するためのより安全な基盤を提供します。
e ブック
Red Hat Enterprise Linux でエッジにおけるセキュリティ、柔軟性、スケールを強化
Red Hat Enterprise Linux を使用して、確信を持ってデータセンターの機能をエッジまで拡張する方法を紹介します。
概要
Red Hat Enterprise Linux で構築、デプロイ、管理
ハイブリッドクラウドにおけるアプリケーションの構築とデプロイに使用する、安全性の高い OS、より大規模なエコシステム、より広い言語と開発者ツールの選択の幅に、容易にアクセスします。