CentOS Linux から Red Hat Enterprise Linux への移行

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CentOS Linux からクラウド対応のオペレーティングシステムに移行する方法

CentOS Linux からクラウド対応のオペレーティングシステムに移行する際に、クラウドの取り組みをサポートする OS を選択し、プロダクション・グレードでクラウド対応のオペレーティングシステムを導入することが重要になります。

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CentOS のサポート終了

CentOS Linux 7 は、2024 年 6 月 30 日にサポート終了 (EOL) となります。

CentOS Linux を実行している組織がアップデート、セキュリティパッチ、新機能を引き続き受け取るためには、新しいオペレーティングシステム (OS) に移行する必要があります。

既存システムにはどのような影響があるでしょうか?CentOS Linux 7 を使用している場合は、今が移行プランを準備して実施するタイミングです。その方法をご紹介します。

2023 Red Hat Summit において、Red Hat は Red Hat Enterprise Linux 7 for Third Party Linux Migration を発表しました。これは、CentOS Linux 7 ユーザーが EOL を迎えた後も、オンプレミスかクラウドかにかかわらず、環境の継続性を維持できるという新しいサービスです。

動画:CentOS の移行 (再生時間:2.42)

Icon-Red_Hat-Media_and_documents-Quotemark_Open-B-Red-RGB CentOS Linux 7 を使用している場合は、今がアップグレードプランを準備して実施するタイミングです。

Red Hat Enterprise Linux に移行する理由

Red Hat® Enterprise Linux® への移行は、CentOS Linux ユーザーにとって直接的な移行パスです。Red Hat Enterprise Linux は、フルサポート付きのプロダクショングレードの OS でオンプレミスまたはクラウドで利用でき、長期的にプロダクションで使用する移行先として最適です。

移行の計画および評価を行うにあたり、CentOS Linux のオンライン移行診断ツールをご利用いただけます。この診断ツールは、6 つの質問を通して Red Hat Enterprise Linux へのスムーズな移行を行うための個別のガイダンスを即時に提供します。

ほぼ同じユーザーエクスペリエンスでより多くの価値を実現

CentOS Linux は Red Hat Enterprise Linux から派生したものなので、Red Hat に移行するユーザーは、最小限のトレーニングで同じ技術や要素の多くを引き続き使用でき、しかも CentOS Linux より多くの機能、ツール、サポート、価値を獲得できます。

オープン・ハイブリッドクラウド

Red Hat Enterprise Linux は、新しいアプリケーションのデプロイ、既存のワークロードとアプリケーションのデータセンターからクラウドへの移行、または他の Linux ディストリビューションからの移行など、オープン・ハイブリッドクラウド環境全体で一貫性を提供します。

移行について不明な点がある場合は、Red Hat Enterprise Linux が次のステップに最適である理由をご確認ください (動画の再生時間:2:12)。

CentOS Linux から Red Hat Enterprise Linux に転換する

特長とメリット

コスト削減

長期的な観点からは、Red Hat Enterprise Linux の方が総所有コスト (TCO) が低くなり、 IT チームが行う変換、メンテナンス、全体的な管理作業が効率化されます。IDC では、Red Hat Enterprise Linux サブスクリプションを購入している組織は、サポートのない無料 OS を使用する組織と比較して、実現した投資対効果 (ROI) が高く、3 年間で 540% であるとしています。

クラウドプロバイダー確約利用料プログラム

インスタンスがパブリッククラウドにある場合は、 AWSMicrosoft AzureGoogle Cloud確約利用料プログラムを利用できます。条件を満たしていれば、Red Hat Hybrid Committed Spend プロジェクトも利用できます。これは複数のクラウドパートナーにまたがり、オンプレミスデプロイを含みます。

SAP HANA 認定

Red Hat Enterprise Linux は、SAP S/4HANA® との統合に認定された、たった 2 つの OS の 1 つです。ビジネスクリティカルな SAP ワークロードの特定の要件に対応するために必要な、安全でスケーラブルな信頼性の高い OS 基盤を提供します。

中断が最小限の、最適化された移行

Red Hat の移行ツールである Convert2RHEL により、CentOS Linux バージョンに基づいたコンバージョンパスが自動的に決定されるので、移行が効率化されます。カスタマイズ、構成、設定を維持しながら、システムのコンバージョンを準備し、CentOS Linux パッケージを Red Hat Enterprise Linux のパッケージと置換します。

分析、自動化、管理

Red Hat Enterprise Linux には、組み込みの分析、自動化、およびその他のツールが備えられ、効率とパフォーマンスを向上させます。サブスクリプションに含まれている Red Hat Insights はプラットフォームとアプリケーションを継続的に分析して、リスクの予測、アクションの推奨、サブスクリプションの追跡を行い、ハイブリッドクラウド環境の適正な管理を支援します。

組み込みのセキュリティ機能とコンプライアンス機能

カーネルライブパッチ、セキュリティプロファイル、セキュリティ基準認定、信頼できるソフトウェア・サプライチェーンなどのセキュリティ機能が、現在のセキュリティとコンプライアンスに対する高い期待に対処するための助けとなります。

その他の特長

長期のライフサイクルサポート:メジャーリリースは最大 10 年間、マイナーリリースは 2 年間のサポート 

RHEL のサポートライフサイクルはこちらをご覧ください。

広範なパートナーエコシステム:5,000 を超える認定サードパーティ・ハードウェア・ベンダー、4,500 を超える認定サードパーティ・ソフトウェア・ベンダー、1,400 を超える認定クラウドプロバイダーおよびサービスプロバイダー

可搬性:既存の Red Hat Enterprise Linux サブスクリプションRed Hat Cloud Access を通じて、ユーザーが選んだクラウド環境に移行できる

CentOS Linux から Red Hat Enterprise Linux に移行する 5 つの驚くべきメリット

お客様事例

Salesforce、CentOS Linux から Red Hat Enterprise Linux 9 に移行

Salesforce は IT 運用の効率化とカスタマーエクスペリエンス強化のため、20 万を超えるシステムを移行しています。

移行方法

CentOS Linux の移行を Red Hat で効率化

CentOS Linux だけを使用している場合でも、既存の Red Hat Enterprise Linux のお客様で CentOS Linux も所有している場合でも、お客様のニーズに適した最適化された移行ソリューションをご用意しています。

Convert2RHEL ツールを使用する

Convert2RHEL は、RPM ベースの Linux OS を、完全にサポートされた Red Hat Enterprise Linux OS にコンバージョンするコマンドライン・ユーティリティです。

このセルフサービス式のツールは、すべてのワークロードを手動で再デプロイするのではなく、Red Hat Enterprise Linux に転換するための自動化された方法を提供します。Convert2RHEL は、既存の OS のカスタマイズ、構成、設定をコンバージョン中も維持することで、コストのかかる再デプロイメント・プロジェクトの必要性を最小限に抑え、管理者の負担を軽減します。

Convert2RHEL の動作の具体的な手順を示すデモをインタラクティブラボでご確認ください。

Convert2RHEL は、各種の Linux オペレーティングシステムをフルサポート付きの Red Hat Enterprise Linux にすばやく転換するための手段です。

 

 

Red Hat Enterprise Linux 7 for Third Party Linux Migration

Red Hat Enterprise Linux 7 for Third Party Linux Migration は、CentOS Linux 7 が 2024 年 6 月 30 日にサポート終了 (EOL) を迎えた後も、ユーザーが継続性を維持できるよう支援します。このサービスには、CentOS Linux 7 のインプレースインスタンスを Red Hat Enterprise Linux 7 にコンバージョンするためのツールとベストプラクティスが含まれています。また、EOL 期日の後 2 年間、ソフトウェアアップデートとパッチを受け取れます。

Red Hat Enterprise Linux 7 for Third Party Linux Migration は AWS Marketplace で購入でき、今年中に他のクラウド・マーケットプレイスでも販売されます。

CentOS Linux 7 の登場です。お得な価格の新しいオファーで、RHEL への移行計画を準備する方法を学びましょう (動画の再生時間: 5:22)。

サポートが必要な場合

Red Hat コンサルティングに連絡して、移行を迅速化する支援を受けるか、Red Hat の多数の認定パートナーの 1 社と提携しましょう。

よくある質問 (FAQ)

CentOS Linux 7 は何に置き換わりますか?

CentOS Linux 7 は置き換えられません。アップデートとリリースは 2024 年 6 月 30 日に終了します。

CentOS Linux 8 の EOL はいつですか?

CentOS Linux 8 のアップデート、パッチ、新機能は 2021 年 12 月 31 日に終了しました。

CentOS はなくなってしまうのでしょうか?

CentOS Linux 7 のアップデートは 2024 年 6 月 30 日に終了します。ただし、CentOS プロジェクトおよび関連するコミュニティはなくなりません。コミュニティのコントリビューターは、CentOS Stream を通じて今後の Red Hat Enterprise Linux の開発についてコラボレーションを継続できます。CentOS Stream が Red Hat Enterprise Linux 開発プロセスの重要な部分であることは今後も変わりません。

CentOS Linux 9 はありますか?

CentOS Linux 9 はリリースされません。