Red Hat OpenShift Dedicated に関するよくある質問 (FAQ)
Red Hat® OpenShift® Dedicated に関してよくある質問への回答をまとめました。このターンキー型のアプリケーション・プラットフォームを使用すると、運用の複雑さを軽減し、ビジネスの価値を高めるアプリケーションの構築とスケーリングに集中できます。その方法をご覧ください。
一般的な質問
Red Hat OpenShift Dedicated には何が付属していますか?
Red Hat OpenShift Dedicated の各クラスタには、マネージド・コントロールプレーン (マスターノードとインフラストラクチャ・ノード)、アプリケーションノード、24 時間年中無休の Red Hat サイト信頼性エンジニアリング (SRE) チームによるインストールと管理、Red Hat Premium サポートのほか、ロギング、メトリクス、監視、通知ポータル、クラスタポータルなどのクラスタサービスが付属しています。
Google Cloud Marketplace で利用可能な OpenShift Dedicated に関するインタラクティブなデモをご覧ください。
Red Hat OpenShift Dedicated は規制コンプライアンスにどのように対応していますか?
Red Hat OpenShift Dedicated は、業界独自の標準や規制要件 (HIPAA、ISO 27001、ISO 27017、ISO 27018、PCI DSS、SOC 2 Type 2、SOC 3 など) へのセキュリティとコンプライアンスのニーズに包括的に対応できます。
AWS や Google から請求書が届くのですか?
OpenShift Dedicated を Red Hat から直接購入した場合、利用できるモデルは 2 つです。Standard の価格設定モデルの場合、Red Hat がクラウド・インフラストラクチャのベンダーと共同で支払いとサポートを管理します。お客様がやり取りするのは Red Hat のみです。Customer Cloud Subscription (CCS) モデルの場合、お客様はコンポーネントと使用量に対する料金をクラウド・インフラストラクチャのベンダーに直接支払います。
ただし、Google Cloud Marketplace を通じて OpenShift Dedicated を購入した場合は、請求の効率化のため、OpenShift ライセンスと Google Cloud インフラストラクチャの両方に対して一括請求されます。
組織が Google Cloud と契約した確約利用を使って OpenShift Dedicated を購入できますか?
はい。Google Cloud Marketplace を通じて OpenShift Dedicated を購入し、Google Cloud Platform の確約利用割引 (CUD) を活用できます。Google Cloud Marketplace で OpenShift Dedicated を購入する場合、その費用はすべて Google Cloud の CUD でカバーできます。
Red Hat OpenShift Service on AWS と Red Hat OpenShift Dedicated の違いは何ですか?
Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) は、AWS でデプロイおよび運用される OpenShift Container Platform のフルマネージド実装であり、Red Hat と AWS 両社が共同で管理およびサポートします。このオプションは AWS コンソールを通じて直接購入でき、単一ベンダーによる従量課金請求を利用できます。AWS サービスとの緊密な統合、共同サポート、請求書の統一をお求めのお客様に最適です。
Red Hat OpenShift Dedicated は、Red Hat がホストするフルマネージドサービスであり、Amazon Web Services または Google Cloud Platform 上の仮想プライベートクラウドでクラスタを提供します。管理とサポートは全面的に Red Hat が提供し、サービスレベル契約 (SLA) 保証も付いています。すでに Red Hat 製品をお使いのお客様や、Red Hat のフルマネージドサービスを AWS および GCP にデプロイすることを検討しているお客様に最適です。
製品
Red Hat OpenShift Dedicated とは何ですか?
Red Hat® OpenShift® Dedicated は、Amazon Web Services (AWS) および Google Cloud Platform でホストされる Red Hat OpenShift のマネージドオファリングです。このターンキー型のアプリケーション・プラットフォームは、Red Hat OpenShift クラスタのデプロイと管理を自動化し、組織がアプリケーションをすばやく構築、デプロイ、スケーリングし、インフラストラクチャの管理ではなくビジネスに集中できるようにします。Red Hat OpenShift Dedicated は Red Hat の運用担当部門が管理しており、Red Hat OpenShift での長年の運用経験を活用し、開発とプロダクションの両方でセキュリティを強化します。また、Red Hat OpenShift Dedicated には、受賞歴のある 24 時間年中無休の Red Hat Premium サポートが付帯しています。
Red Hat OpenShift Dedicated で使用できる Red Hat OpenShift のサポート対象バージョンは何ですか?
サポート対象バージョンの詳細については、OpenShift Dedicated ライフサイクルポリシーのドキュメントを参照してください。
Red Hat OpenShift Dedicated と Red Hat OpenShift Container Platform の違いは何ですか?
Red Hat OpenShift Dedicated は Red Hat OpenShift Container Platform と同じコードベースを使用しますが、パブリッククラウドでホストされ、Red Hat によって管理されます。Red Hat OpenShift Container Platform サブスクリプションでは、独自のインフラストラクチャでソフトウェアをホストおよび管理することができます。
Red Hat OpenShift Dedicated は専用ハードウェアで実行されるのですか?
Red Hat OpenShift Dedicated は、AWS と Google Cloud の共有ハードウェアで実行されます。Red Hat OpenShift Dedicated の各クラスタはシングルテナント (単一の顧客専用) です。
購入
Red Hat OpenShift Dedicated はすべての国で購入できますか?
Red Hat OpenShift Dedicated は、Red Hat が事業を展開しているすべての国で購入できます。
購入する前に Red Hat OpenShift dedicated を試用することはできますか?
お客様が所有する AWS または GCP アカウントでの Red Hat OpenShift Dedicated の試用については、Red Hat セールスチームにお問い合わせください。
構成
どのような種類のカスタマイズが可能ですか?
Red Hat OpenShift Dedicated クラスタごとにシングル AZ またはマルチ AZ (ストレッチ) デプロイメントを選択できます。さらに、アプリケーションノードは標準タイプ、メモリー最適化タイプ、またはコンピューティング最適化タイプから選択できます。クラスタの可用性領域、クラスタ ID、VPC ピアリング/VPN 構成、ユーザー認証の統合もカスタマイズ可能です。
既存のユーザー認証システムを使用できますか?
はい。プロビジョニングの段階で当社のカスタマーイネーブルメントチームが連携し、Red Hat OpenShift Dedicated インスタンスと既存の認証システムを統合するお手伝いをします。
どのような認証メカニズムがサポートされていますか?
OpenID Connect、Google OAuth、GitHub OAuth、GitLab OAuth、LDAP です。
RHEL ワーカーをクラスタに追加できますか?
いいえ。クラスタにシームレスな更新を提供する機能を維持するために、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) ワーカーのみが Red Hat OpenShift Dedicated でサポートされます。
OpenShift Dedicated (OSD) の保守プロセスはどのようなものですか?
アップグレード、保守、サポートされているバージョンについては、ドキュメントを参照してください。
私のインフラストラクチャで使用できるリージョンは何ですか?
運用
Red Hat の運用担当はどのようなサービスを行いますか?
Red Hat の運用担当は、Red Hat OpenShift プラットフォームのプロビジョニング、管理、アップグレードのほか、コア・クラスタ・インフラストラクチャの可用性の監視を行います。プラットフォームで実行されるアプリケーションのアプリケーション・ライフサイクルの管理については責任を負いません。責任範囲の全容はこちらからご確認ください。
クラスタの構成に対する変更はどのように行うことができますか?
管理ユーザーは、ユーザーとプロジェクトの追加/削除、プロジェクトクォータの管理、クラスタ使用統計の表示、デフォルトのプロジェクトテンプレートの変更を行うことができます。認証統合や VPN 設定の更新など、クラスタに対するその他の変更は、サポートポータルを介してリクエストできます。
購入した Red Hat OpenShift およびアプリケーションサービスの更新は、Red Hat OpenShift Dedicated の顧客にロールアウトされますか?
プラットフォームに対する更新は運用チームが管理しており、更新のためのメンテナンスの予定がある場合は事前にお客様に通知します。
Red Hat の運用担当は、製品の更新や定期メンテナンスなどについてどのように通知するのですか?
Red Hat は、E メールおよび Red Hat コンソールサービスログを介して更新を提供します。
Google Cloud Marketplace で購入した OpenShift Dedicated のサポートはどういうものですか?
OpenShift Dedicated の各クラスタには、フルマネージドのコントロールプレーン (コントロールノードとインフラストラクチャノード)、アプリケーションノード、Red Hat サイト信頼性エンジニアリング (SRE) によるインストールと管理、Red Hat Premium サポートのほか、ロギング、メトリクス、監視、通知ポータル、クラスタポータルなどのクラスタサービスが付属しています。
クォータ、IAM、その他の GCP サービスなどの Google アカウントの管理については、お客様に Google Compute Cloud のサポートスタッフと直接やり取りしていただきます。
OpenShift Dedicated (OSD) の保守およびアップグレードのプロセスはどのようなものですか?
アップグレード、保守、サポートされているバージョンについては、ドキュメントを参照してください。
ホスト・オペレーティングシステムと OpenShift ソフトウェアはどのように更新されますか?
ホスト・オペレーティングシステムと OpenShift ソフトウェアは、通常のアップグレードプロセスを通じて更新されます。
基盤となる VM のログを顧客のログ分析システムにストリーミングできますか?
お客様は、転送するアプリケーション、インフラストラクチャ、および監査のログストリームを選択できます。
マスター/ワーカーノードでどの UNIX 権限 (IaaS) を使用できますか?
このオファリングには適用されません。ノードアクセスが有効になっていません。ワーカーノードは全面的に SRE チームが管理します。
開発者とエンドユーザー
Red Hat Openshift Dedicated ではどの言語がサポートされていますか?
Red Hat OpenShift Dedicated は、Java、.NET Core、Node.js、PHP、Python、Ruby、Perl をサポートしています。また、CI/CD に Jenkins を利用できます。Java をサポートする Tomcat は、Red Hat JBoss Web Server を介して利用できます。サポート対象の Quickstart アプリケーション・テンプレートは、CakePHP、Dancer、Django、Node.js、Ruby on Rails で利用できます。
JBoss Middleware サービスは Red Hat Openshift Dedicated で利用できますか?
Red Hat OpenShift Dedicated のアドオンとして多数の JBoss Middleware サービスを利用できます。JBoss EAP、JBoss Web Server (付属)、JBoss A-MQ、JBoss BPM Suite Intelligent Process Server、JBoss BRMS Decision Server、JBoss Data Grid、JBoss Data Virtualization、JBoss Fuse Integration Services、Red Hat Single Sign-On などがあります。
Red Hat Openshift Dedicated ではどのデータベースサービスがサポートされていますか?
Red Hat OpenShift Dedicated は現在、MariaDB、MongoDB、MySQL、PostgreSQL、Redis をサポートしています。
エンドユーザーは root ユーザー権限を必要とするイメージ/コンテナを利用できますか?
はい。利用可能なクラスタ管理者権限があれば、ユーザーが利用できるイメージ/コンテナまたは Operator に制限はありません。