RH135
Red Hat システム管理 Ⅱ + 認定試験
概要
コースの説明
専任の Linux 管理者となるために必要な主要タスクに重点を置いた学習
Red Hat システム管理 Ⅱ + 認定試験 (RH135) は、Red Hat システム管理 I (RH124) を受講した IT プロフェッショナルが、RHCSA トレーニングトラックで 2 番目に受講するものです。このコースでは、ストレージの構成と管理、Red Hat® Enterprise Linux® のインストールとデプロイ、SELinux などのセキュリティ機能の管理、定期的なシステムタスクの制御、ブートプロセスの管理とトラブルシューティング、基本的なシステムチューニング、コマンドライン自動化と生産性における、Linux システム管理のコアスキルについて詳しく説明します。
経験豊富な Linux 管理者で、RHCSA 認定取得に向けた準備を短期間で行いたい方は、まず RHCSA 速習コース (RH199) から始めてください。
このコースには、Red Hat Enterprise Linux 9.0 に基づく RHCSA 認定試験 (EX200) が含まれています。
学習内容サマリー
- スケーラブルな方法で Red Hat Enterprise Linux をインストールする
- セキュリティファイル、ファイルシステム、ネットワークにアクセスする
- シェルスクリプティングと自動化テクニックを実行する
- ストレージデバイス、論理ボリューム、ファイルシステムを管理する
- セキュリティとシステムアクセスを管理する
- ブートプロセスとシステムサービスを制御する
- コンテナを実行する
コース対象者
このコースは、現在のスキルの補強または他のチームメンバーの支援に関心がある Windows システム管理者、ネットワーク管理者、その他のシステム管理者、および同様の業務を担当する Linux システム管理者向けです。
- 確立された標準と手順を使用した、Linux システムの設定、インストール、アップグレード、保守
- 運用面でのサポートの実施
- システム管理によるシステムパフォーマンスと可用性の監視
- タスク自動化とシステム管理のためのスクリプトの作成とデプロイ
推奨トレーニング
- Red Hat システム管理 I (RH124) を修了していることを推奨します。
- 短期間で Red Hat 認定システム管理者の取得を目指す熟練した Linux 管理者には、RHCSA 速習コース (RH199) をお勧めします。
テクノロジー上の留意事項
- 特別なテクノロジー要件はありません。
- このコースでは、ご自分のデバイスの持ち込み (BYOD) を想定していません。
- インターネットアクセスは必須ではありませんが、Red Hat のオンラインリソースを調べてアクセスできるようにするために推奨されています。
学習内容
学習内容
- コマンドラインの生産性の向上
- bash シェル、シェルスクリプト、および Red Hat Enterprise Linux が提供する各種のユーティリティの高度な機能を使用して、コマンド実行の効率性を向上させます。
- 将来のタスクのスケジュール
- 将来 1 回のみ、または繰り返して実行するコマンドをスケジュールします。
- システムパフォーマンスのチューニング
- チューニング・パラメーターを設定し、プロセスのスケジュールの優先度を調整して、システムパフォーマンスを向上させます。
- SELinux セキュリティの管理
- SELinux を使用してサーバーのセキュリティを保護して管理します。
- 論理ボリュームの管理
- コマンドラインからファイルシステムを含む論理ボリュームを作成して管理し、スペースをスワップします。
- ネットワークアタッチト・ストレージへのアクセス
- NFS プロトコルを使用してネットワークアタッチト・ストレージを管理します。
- ブートプロセスの制御
- ブートプロセスを管理して、提供されたサービスを制御し、問題をトラブルシューティングして修復します。
- ネットワークセキュリティの管理
- システムファイアウォールと SELinux ルールを使用して、サービスへのネットワーク接続を制御します。
- Red Hat Enterprise Linux のインストール
- Red Hat Enterprise Linux をサーバーおよび仮想マシンにインストールします。
- コンテナの実行
- シンプルで軽量なサービスを単一の Red Hat Enterprise Linux サーバー上のコンテナとして取得、実行、管理します。
成果
組織にとっての効果
このトレーニングでは、チームメンバーに Linux システム管理の強固な基盤を根付かせ、インフラストラクチャを効率的に管理する能力を強化します。このようなスキルは、システムの信頼性とストレージの利用効率の向上に役立ち、システム障害への応答が迅速で正確になります。このコースは、Linux の予備知識が少ないコンピュータ・プロフェッショナルを有能な Linux 管理者に育成することを目的とした、2 部構成のシリーズの 2 コース目です。
このコースはお客様にメリットをもたらすように作られていますが、個々の会社やインフラストラクチャの特徴は異なるため、実際に得られる利点には差異が生じることがあります。
個人にとっての効果
このコースを修了すると、専任の Linux 管理者となるために必要な主要タスクを実行できるようになり、それを検証できます。受講者は、LVM を使用したストレージ管理、SELinux 管理、およびインストール自動化など、管理作業についてのより高度なトピックを学習できます。ファイルシステムとパーティショニング、論理ボリューム、SELinux、ファイアウォール設定、トラブルシューティングなど、企業レベルでの Linux 管理について詳しく学びます。
推奨される次の試験またはコース
スキルパスを構築する
このコースは Red Hat ラーニングサブスクリプションの一環として受講できます。このサブスクリプションにより、Red Hat のオンライン学習リソースをオンデマンドで 1 年間無制限に利用できます。
自身の知識を検証する
無料のスキル評価をご活用ください。自分の専門知識に対する評価を実施してスキルギャップを特定し、Red Hat トレーニングをどこから始めるべきかについて提案を受けることができます。