EX225
提供終了 - RHCJD 認定試験
概要
試験の説明
Java EE 互換アプリケーションの作成、テスト、保守の全行程
RHJCD 認定試験 (EX225) の販売は終了いたしました。代わりに、Red Hat 認定エンタープライズ・マイクロサービス開発者またはエンタープライズ・アプリケーション開発分野の Red Hat 認定アーキテクトの受験をご検討ください。
試験の対象者
RHCJD 認定試験は、以下の方を対象としています。
- Java™ EE アプリケーション開発者
受験の前提条件
受験者は次の条件を満たしている必要があります。
- Red Hat Enterprise Linux 環境における Red Hat JBoss Developer Studio の使用に精通している
- Red Hat JBoss Development: Persistence with Hibernate (JB297) コースの受講経験、または JPA および Hibernate® を使用した豊富なプロジェクト経験がある
- RHCJD 認定試験の内容を理解している
試験の内容
試験の学習ポイント
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform と Red Hat JBoss Developer Studio を使用して、助けを借りずに以下のタスクを遂行する能力が求められます。タスクをカテゴリごとにまとめていますので、試験の準備にご活用ください。
- エンタープライズ対応の Web プロジェクトの設定および作成
-
- データベースの接続と永続性の設定
- 既存のコンポーネントとエンティティの組み込み
- エンティティからのビューとビュー Bean の生成
- WAR アプリケーションか EAR アプリケーションかの選択
- アプリケーション scaffold の生成
- 設定ファイルの位置などの、Web およびエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト構造の処理
- Maven や JBoss Tools を使用したアプリケーションの生成とデプロイ
- コンテキスト (CDI) を使用した作業
-
- 指定されたユースケースのベスト・コンテキスト・ライフサイクルの使用
- カンバセーションを活用するには、次の事項を理解する必要があります。
- コンポーネントとコンテキスト変数を解決するためにコンテナが使用するコンテキストの順番
- 一時的な実行と長期の実行
- カンバセーションのプロモーション
- カンバセーションの区分と伝播
- カンバセーション、トランザクション、および永続コンテキスト・フラッシュモードの関係
- CDI アプリケーションのデバッグ (Arquillian を使用する可能性)
- コンテキスト・コンテンツの管理
- POJO/JEE コンポーネントを使用した作業
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- EJB3 ベースのコンポーネントと POJO ベースのコンポーネントの違い
- コンポーネントの定義
- @Named を適用
- beans.xml の設定
- コンポーネントのライフサイクル
- コンポーネント/コンテキストのインタラクション
- @Inject の使用
- インターセプターの理解
- イベントの理解
- @Alternative を使用
- @Decorator を使用
- 修飾子の適用
- プロデューサーの適用
- dispose の適用
- CDI API を使用した特定のコンテキストのコンポーネントおよびコンテキスト変数の設定
- CDI を使用した observer または observed パターンの実装
- カンバセーション、トランザクション、および永続的コンテキスト・フラッシュモードの関係を念頭に置いたトランザクション・カンバセーションの実装
- JAAS セキュリティ関連の機能 (以下は一部)
- 認証
- 制約
- セキュリティイベント
- 認証メソッドのバインド
- API を介した ID 情報へのアクセスおよびその管理
- Web/JSF コンポーネントを使用した作業および Web ナビゲーション
-
- ポストバック・ライフサイクルの理解
- faces-config を使用した網羅的ナビゲーション機能の使用
- JSF2 を使用した RESTful アプローチの扱い (viewparam)
- 共通 Richfaces コンポーネントの使用
- アプリケーションの状態に応じたナビゲーション設定
- JSF 入力バリデーションの設定
- JSF 入力変換の設定
- 式言語 (EL) の使用
- メッセージバンドルおよびロケールの理解
- JSF コンポーネントの選択と設定
- 例外の効率的な処理
- 正常メッセージとエラーメッセージの実装
- 外部インタフェースとレガシー・インタフェースへのコンポーネントの公開
-
- SOA スタイル Web サービスとしてのコンポーネントの提示
- SOA スタイル Web サービスの利用
- Restful サービスとしてのコンポーネントの公開
- 外部 Restful サービスの利用
- 外部 JMS ベースメッセージの利用
- セキュリティ
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- JAAS の設定
- セキュアなメソッド
- セキュアなパス
- 認証フォームの作成
- ロールマッピングの設定
Red Hat は、試験の内容を追加、変更、削除する権利を留保します。変更する場合は、事前にお知らせいたします。
知っておくべきこと
RHCJD 認定試験の準備
経験を積むことが、Red Hat の実技試験の準備に最も役立ちます。ただし、経験を積んだユーザーでも知識が一部足りないことがあるため、Red Hat では、RHCJD のすべての受験者に JBoss Enterprise Application Development (JB225) コースを受講することをお勧めしています。このコースは、試験課題の良き入門として適しており、試験の準備を行ううえで役立ちます。コースを受講することは必須ではなく、試験のみを受けることもできます。
Red Hat のトレーニングコースに参加することは、試験対策として重要ですが、試験の合格を保証するものではありません。
RHCJD 認定試験の環境
試験では、JBoss Developer Studio 5 が稼働している Red Hat Enterprise Linux® 6 システムで作業します。そのため、Linux または UNIX の使用経験があると役立ちますが、必須ではありません。
作業のための完全なデスクトップ環境が用意され、参照用の基本コマンドリストと、Red Hat Enterprise Linux に付属する man ページやその他ドキュメントが提供されます。
Linux のスキルを練習する環境として、Red Hat Enterprise Linux の代わりに Fedora を無料で使用できます。Live CD バージョンが用意されているので、Fedora をコンピュータにインストールせずに操作できます。Red Hat Enterprise Linux と完全に同じではありませんが、求められる習熟度には十分な環境です。
試験の形式
RHCJD 認定試験は、一般的なエンタープライズ仕様を使用したエンタープライズ・アプリケーションの実装に関する、受験者のスキルと知識を評価する実技試験です。実技試験では、受験者は実際の業務と同様のタスクを実行する必要があります。
この認定試験では、特定の API と仕様を使用しなければならない多くの一般的な開発タスクを実行することが求められます。次に、指定された Web サービスを使用してオブジェクトにアクセスできるかどうかなど、実装が目標となる基準を満たしているかどうかが評価されます。
認定試験ではランタイムとして JBoss Enterprise Application Platform が使用されていますが、認定試験は JBoss に限られたものではなく、適切に文書化された移植可能な仕様のみが評価の対象となります。
RHCJD 認定試験は 4 時間の実技試験です。
試験中はインターネット接続は提供されず、受験者個人のデバイスからのインターネット接続も厳密に制限されます。試験会場にノートや書籍などの資料や電子文書を持ち込むことは禁止されています。JBoss Enterprise Application Platform に同梱されているドキュメントは試験中に使用できます。これらの事項に注意して学習を進めてください。
Red Hat は、試験の時間やポリシーなど、試験の形式を変更する権利を留保します。変更する場合は、事前にお知らせいたします。
試験結果と通知方法
試験の正式な結果は、Red Hat Certification Central から送付されます。試験官やトレーニングパートナーが受験生に直接結果を報告することは認められていません。通常、試験結果は米国の 3 営業日以内に送付されます。
試験結果にはセクションごとの得点のみが記載され、個々の項目ごとの成績は通知されません。また、それに関するお問い合わせには回答しかねますので、あらかじめご了承ください。