Kubernetes on AWS：セルフマネージド・アプリケーション・プラットフォームとマネージド・アプリケーション・プラットフォーム

Kubernetes はオープンソースのコンテナ・オーケストレーション・プラットフォームで、コンテナ化アプリケーションのデプロイ、管理、スケーリングに伴う多くの手動プロセスを自動化します。

Kubernetes には次のような機能があります。

• 複数のホストにわたるコンテナのオーケストレーション
• エンタープライズ・アプリケーションの実行に必要なリソースを最大限活用できるようにハードウェアを効率よく使用する
• アプリケーションのデプロイとアップデートを制御し自動化する
• ステートフルなアプリケーションを実行するためのストレージをマウントして追加する
• コンテナ化されたアプリケーションとそのリソースを迅速にスケーリングする

また、Linux コンテナでは、アプリケーションを実行するために必要なすべてのファイルをパッケージ化して分離できるため、コンテナ内のアプリケーションを開発からテスト、そして最終的にプロダクションへと簡単に移行させることができます。Linux コンテナによって、従来のテスト環境をレプリケートすることに依存する開発パイプラインよりも開発速度が向上します。

Kubernetes on AWS のメリット

Kubernetes は、コンテナ化されたレガシーアプリケーションやクラウドネイティブ・アプリケーションを提供および管理するのに役立ちます。Kubernetes を使うことで、オンプレミスでもクラウドでも同じツールセットを使って、あらゆるタイプのコンテナ化アプリケーションを実行できます。

Kubernetes on AWS は、開発時に自分でデプロイを設定および管理できる柔軟性と制御性を備えています。Kubernetes on AWS は、以下の機能を備えています。

AWS とのパートナーシップの詳細

一貫したクラウドアプリケーションの開発および運用を実現するコンセプトとして、セルフマネージド Kubernetes とマネージド・コンテナ・プラットフォームの 2 つが挙げられます。 

セルフマネージドでは、最大限の制御性、柔軟性、カスタマイズ性をもって、環境のインストール、運用、管理を行うことができます。セルフマネージド Kubernetes クラスタでは、管理レイヤーを制御できます。

マネージド・コンテナ・プラットフォームは、Kubernetes クラスタに必要なビルトインサポートと管理を提供します。また、マネージド・コンテナ・プラットフォームは、コントロールプレーン、シンプルなデプロイメントオプション、継続的なプラットフォームのメンテナンスなどを提供します。

Red Hat® OpenShift® Service on AWS (ROSA) は、Amazon Web Services (AWS) でネイティブに実行される Red Hat OpenShift のマネージドサービスを提供する、kubernetes ベースのターンキー型のアプリケーション・プラットフォームです。ROSA は、組織が運用効率の向上を図り、イノベーションに再び集中し、アプリケーションを迅速に構築、デプロイ、スケーリングできるようにします。

Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) は、コンテナのスケジューリング、アプリケーションの可用性管理、AWS クラウドとオンプレミスのデータセンターでのクラスタデータ保存を担う Kubernetes コントロールプレーン・ノードの可用性と拡張性を管理する、マネージド Kubernetes サービスです。

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) では、コンテナ管理、自動化 (オペレーター)、監視など、コンテナのデプロイと管理に必要なすべてがバンドルされており、すべて専門の Red Hat のサイト信頼性エンジニア (SRE) によってバックアップされています。ROSA は以下のようなメリットを提供します。

ROSA の使用を開始する

Red Hat は、Kubernetes を含むオープンソース・コンテナ・テクノロジーのリーダー企業であるとともに積極的に開発も行っており、コンテナ・インフラストラクチャの保護、単純化、自動更新に不可欠なツールを生み出しています。 

Red Hat OpenShift は運用チームと開発チームに単一の統合プラットフォームを提供し、Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) はハイブリッドクラウド運用を単純化するのに役立ちます。

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