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Red Hat OpenShift とOKD の違い

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Red Hat、2023 年 Gartner® Magic Quadrant™ のリーダーに選出される

Red Hat は、Gartner 2023 Magic Quadrant for Container Management において、実行能力とビジョンの完全性が最も高いと評価されました。

Red Hat® OpenShift® は、統合プラットフォームであり、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドからエッジに至るまで、一貫した方法でクラウドネイティブ・アプリケーションの開発と提供を加速します。

OpenShift はコンテナ・オーケストレーション機能としての Kubernetes を活用し、CNCF オープンソース・エコシステムの機能を含むほか、そのすべてが Red Hat によって包括的なアプリケーション・プラットフォームとしてテスト、パッケージ化、およびサポートされています。AWSMicrosoft AzureGoogleIBM など主要なクラウドプロバイダーのパブリッククラウド・サービスとして利用することができるほか、サーバーがあればどこにでもインストールすることができます。

Kubernetes そのものは、Linux コンテナのデプロイ、管理、スケーリングを自動化するオープンソースソフトウェアです。エンタープライズ対応のプラットフォームとして使用するには、自動化、監視、ログ分析、サービスメッシュ、サーバーレス、セキュリティパッチ、開発者生産性ツールなど、他の多くの機能を統合する必要があります。

OKD は Kubernetes の実行に必要なソフトウェア・コンポーネントをパッケージ化したコミュニティ・プロジェクトで、以前は OpenShift Origin と呼ばれていました。OKD は、継続的なアプリケーション開発とデプロイのために最適化された、Red Hat OpenShift のアップストリーム・プロジェクトです。OKD は、一般的に OpenShift よりも機能面で数リリース先行しています。コミュニティ・アップデートが最初に行われ、エンタープライズでの使用に向けて試験的に実装される場所が OKD です。

OpenShift は Kubernetes のディストリビューションであり、次世代のクラウドネイティブ・アプリケーションを構築する必要がある開発者の体験に焦点を当てています。OKD とは異なり、OpenShift にはテクニカルサポート、セキュリティリソース、パートナーエコシステムなど、サブスクリプションの多くのメリットが付随します。 

OKD は、Kubernetes に加えて開発者向けツールおよび運用に特化したツールを提供するので、アプリケーション開発のスピードアップ、効率的なデプロイと拡張、長期的なライフサイクルの維持に役立ちます。OKD はあらゆるクラウド上で Kubernetes を実行できるようにするために必要なツールを提供し、開発者のコンテナ化アプリケーションを成功に導くための支援を行います。OKD は開発者がクラウド上でアプリケーションを作成、テスト、デプロイできるようにし、Go、Node.js、Ruby、Python、PHP、Perl、Java などのプログラミング言語もサポートします。

OKD と OpenShift の一番の違いは、OpenShift がエンタープライズ・ソフトウェアの要件に対応している点です。OpenShift はセキュリティ対応チーム、長期サポートオプション、検証済みのサードパーティ運用者、認定データベースやミドルウェアを提供し、大規模運用に必要な要件を満たしています。 

Red Hat OpenShiftOKD
プラットフォーム
プッシュボタン式の自動化されたノード構成とツール
マルチホストコンテナのスケジューリング
セルフサービス・プロビジョニング
サービスディスカバリー
エンタープライズ向けの運用システム
イメージレジストリ
検証済みのストレージプラグイン
ネットワーキングと検証済みのプラグイン
監視
ログ集約
マルチテナンシー
メータリングとチャージバック
開発者のエクスペリエンス
クラウドサービスブローカー
自動化されたイメージビルド
CI/CD と DevOps のワークフロー
検証済みのサードパーティ製 Kubernetes Operator
認定データベース
認定ミドルウェア
200 以上の認定 ISV ソリューション
Knative によるサーバーレス・アプリケーション
エンタープライズ向けの運用機能
組み込み型の運用管理
ダウンタイムなしのパッチ適用とアップグレード
24 時間年中無休のエンタープライズサポート
9 年間のサポートライフサイクル
セキュリティ対応チーム

どちらのプラットフォームが最適かを判断する際に知っておくべき点として、OKD がコミュニティ・プロジェクトであるのに対し、OpenShift はサブスクリプションモデルで提供される、有償でサポート付きの製品であるという点があります。一貫したセキュリティ、組み込みの監視機能、ポリシーの一元管理、Kubernetes コンテナのワークロードとの互換性を求めるのであれば、OpenShift がおすすめです。OpenShift は堅牢で、セルフサービス・プロビジョニングを可能にし、さまざまなツールや企業システムと統合することができます。OpenShift の中核は、コンテナ化ソフトウェアであり PaaS (Platform-as-a-Service) でもある、クラウドベースの Kubernetes コンテナ・プラットフォームでです。また、同じくコンテナ化プラットフォームとして人気の高い Docker を一部採用しています。OpenShift は、単なる Kubernetes 以上のものです。商用製品 (OpenShift Container Platform) とパブリッククラウド (OpenShift OnlineOpenShift Dedicated) の両方の形態で利用可能です。オンデマンドと従来の料金モデルの両方があります。セルフサポートのコミュニティ、オープンソース・プロジェクトのネットワークへのアクセス、開発者中心のツール、Kubernetes 上でコンテナ化アプリケーションを構築するためのコンソールをお探しなら、OKD がおすすめです。コミュニティに焦点を当てた OKD は、コンテナ、ビルド、ネットワーク通信のチームとユーザーの分離を提供します。

Red Hat は組織のグローバルな成功を支援し、企業のニーズを理解します。Red Hat は、長年にわたり構築してきたオープンソースに対する革新的アプローチ、補完的なアプリケーションおよびデータサービスのポートフォリオ、広範なパートナーエコシステムを通じて、ワークロードにとらわれない、クラウドネイティブなデジタル・トランスフォーメーションを支援する経験豊かなパートナーです。アプリケーションおよびデータを中心とする主要な独立系ソフトウェアベンダー (ISV)、ハードウェア OEM、システムインテグレーターとの戦略的パートナーシップも確立し、統合を行っています。

OKD 、または OpenShift によるグローバルなビジネス・アプリケーション環境で最初の一歩を踏み出しましょう。

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コンテナと VM

Linux コンテナと仮想マシン (VM) は、さまざまな IT コンポーネントが組み合わさってシステムの他の部分から分離している、パッケージ化されたコンピューティング環境です。

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コンテナ・オーケストレーションは、コンテナのデプロイメント、管理、スケーリング、ネットワーキングを自動化します。

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製品

統合されたテスト済みのサービス一式を備えたエンタープライズ・アプリケーション・プラットフォームであり、ユーザーの選ぶインフラストラクチャを使ってアプリケーションを市場に投入するために活用できます。

リソース

トレーニング

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Running Containers with Red Hat Technical Overview

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Developing Cloud-Native Applications with Microservices Architectures