Buildah と Podman はどちらもオープンソースプロジェクトであり、相互に補完的に機能するコマンドラインツールです。OCI イメージとコンテナの操作とビルドに使用します。まず Buildah が作られ、その後 Buildah と同じコードを使用して Podman が作られました。ただし Buildah のコマンドは Podman のものより詳細で、イメージのより細かい制御が可能であり、より繊細にイメージレイヤーを作成できます。Podman の build コマンドは Buildah の機能のサブセットを使用しています。
Buildah はコンテナイメージのビルドを得意としており、デーモン・ソケット・コンポーネントなしで Dockerfile のあらゆるコマンドをレプリケートします。一方で Podman はコンテナ内でイメージのメンテナンスや修正を行うときに必要なことを得意としています。Podman を使用すると、コンテナを作成 (コンテナイメージの提供に Buildah を使用) し、使い慣れたコマンドライン・インタフェース (CLI) コマンドを使用してそれをプロダクション環境で実行、メンテナンス、修正できます (Docker CLI でコマンドを使えるなら、Podman CLI でも同じコマンドを使用して操作できます)。
Podman と Buildah のもう一つの違いは、Buildah で作成するコンテナはコンテナイメージの内容を転送するための一時的なものであるのに対し、Podman ではユーザーは長時間にわたる使用および維持を意図した従来のコンテナを作成することです。Buildah のコンテナは短時間の用途に適し、Podman のコンテナは長時間の用途に適しています。
最後にもう一つ。Buildah と Podman はコンテナの内部表現を共有していないため、Buildah のコンテナから Podman のコンテナは見えず、その逆も同様です。ただしコンテナイメージの内部表現は共有しているため、片方のツールで作成、修正、プルしたコンテナイメージはもう一方のツールでも見えますし、使用することもできます。